「地域と共にある学校づくり」 集いの広場

集い広場
 学校や市町村が実施した「地域と共にある学校づくり」の研修会や取組等の様子を紹介するホームページです。
 また、「地域と共にある学校づくり」を推進する各市町村や学校のホームページへのリンクも掲載しています。 
 研修会の実施報告や取組の取材、リンク先等を募集し、情報交流をしていきたいと考えています。掲載を希望される市町村教育委員会、学校・園は下記までご連絡ください。

人権・地域教育課
  〒 630-8502奈良市登大路町30     
                                     地域教育係     TEL : 0742-27-9837      
 

【取材記事】奈良県立奈良北高等学校「おうちDEサイエンス2024実験会」 令和6年7月29日(月曜日)

 7月29日(月曜日)、県立奈良北高等学校において、生駒市内の小学生に家庭で手軽に楽しめる実験内容を紹介する「おうちDEサイエンス2024実験会」が開催されました。

 開催にあたって、生徒たちは前年度から実験のアイデアを練り、たくさんの案の中から5つに絞り、準備を進めてきました。

 当日は、約25名の生徒が運営に携わり、26名の小学生とその保護者が参加しました。引率担当の生徒は優しく声をかけながら5つのグループに分けられた小学生を各実験教室に案内し、実験担当の約5名の生徒がそれぞれの教室で実験方法の説明や科学的な原理の解説を行い、小学生たちの好奇心をかき立てました。小学生に分かるようにできるだけ簡単な言葉で話すこと、笑顔で接すること、あまり手伝いすぎないことを心がけて1人ひとりに寄り添いながら、実験をサポートしていました。また生徒たちは他愛のない会話をきっかけに和やかな雰囲気をつくり、小学生たちの心を徐々に開いていきました。そして、小学生は豊かな発想で実験をさらに工夫したり、高校生たちに様々な質問をしたり、有意義な時間を過ごしていました。

 参加した小学生は、様々な実験を楽しんだだけではなく、高校生に優しく接してもらえたことがうれしかったようで、実験の回数を重ねるごとに教室に響く笑い声が大きくなっていきました。保護者は「低学年でも参加できるのかと親子共に不安でしたが、高校生たちが優しく寄り添ってくれているので、とても安心して実験に臨むことができている」「どの実験も手軽な材料ででき、実験方法をまとめた冊子も配布されたので家でもやってみたい」と大変喜んでいました。

 参加した生徒は、「小さい子どもたちと関わることが大好きで、将来何かを教える仕事に就きたいと考えているため、昨年に引き続いてこの取組に参加しようと思った」「科学の力をとおして、子どもたちを笑顔にしたいと思い、この取組に参加した」と話していました。

 5つの実験を終えた後、小学生たちの「どの実験も楽しかった」「家でもまたやってみたい」「来年もこの講座に参加したい」という声を受け、高校生たちは達成感や自己有用感を得ることができました。

【取材記事】奈良県立高取国際高等学校「令和6年度 飛鳥駅前活性化プロジェクト会議」令和6年7月19日(金曜日)

 7月19日(金曜日)、古都飛鳥保存財団において、飛鳥駅前広場及び明日香地域の魅力発信と活性化を目的に、高取町観光協会職員、古都飛鳥保存財団職員、地元自治会長、飛鳥駅前サポーター、地域おこし協力隊による移住者、県立高取国際高等学校の教諭及び生徒により「第1回飛鳥駅前活性化プロジェクト会議」が開催されました。

 飛鳥駅前活性化プロジェクト会議は平成28年度から始まり、この会議から飛鳥駅前活性化プロジェクトとして、高取国際高等学校の生徒と地元住民の交流を目的に「飛鳥駅前ふれあいコンサート」の企画が生まれました。新型コロナウイルス感染症の拡大により会議が中止され、3年ぶりの開催となったため、「学校や地域における現状の情報交換」と「現状を踏まえて学校と地域が協働して取り組めること」についての協議が行われました。

 地元自治会長や飛鳥駅前サポーターの方からは「高取国際高等学校の生徒による飛鳥駅前ふれあいコンサートが地域の方々に好評であり、高校生との交流だけでなく世代を越えた地元住民同士の交流を生むことにもつながっていたため復活させてほしい」という意見が出されました。また、古都飛鳥保存財団職員の方からは「吹奏楽部に限らず他の部活動で参画できそうな部活動はないか」という意見が出され、その意見に対して高取国際高等学校の生徒からは「合気道部の演武や書道部のパフォーマンス等も相応しいのではないか」という意見が出されました。高取町観光協会職員や地域おこし協力隊による移住者の方からは「目的や活動を踏襲するだけでなく、まずは、今関わる人たちで、現状から目的を設定・共有してから、学校と地域でできることを考えていくべきではないか」という意見が出されました。古都飛鳥保存財団の方から「第1回の会議内容を踏まえて、第2回以降の会議の在り方について検討していく」ことが伝えられ、第1回の会議は終了しました。

 参加した生徒は、「初めての会議で思うように自分の意見や考えを伝えることができなかったが、会議の内容や目的が分かったので、今回の経験を生かして次回の会議では自分の考えを積極的に伝えていきたい」「プロジェクトの目的に沿った内容で、自分たちにできることがあれば積極的に協力していきたい」と話していました。

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奈良県立ろう学校「奈良タイム・総合的な探究の時間」高等部1年学習発表会 令和6年2月19日(月曜日)

奈良県立奈良商工高等学校「プロジェクト探究」 令和6年2月14日(水曜日)