薬草の栽培に関する過去の研究成果

ヤマトトウキ短期育苗法の開発

ヤマトトウキは、春に種をまき、次の春まで1年間かけて育苗します。しかし、長期にわたる栽培管理が必要で、その労力負担が大きいことが課題となっていました。そこで、秋に種をまき、冬でも苗の生育がすすむように、苗床を透明フィルムで二重に覆って保温する「短期育苗法」を開発しました。この方法により、秋から春までの約半年に、育苗期間を短縮できました。また、冬期は害虫が少なく、夏ほど苗床が乾燥しないので、害虫防除や水やりなどの管理作業も軽減することができるようになりました。

透明フィルムで二重に覆った苗床  ヤマトトウキ 
 透明フィルムで二重に覆った苗床  ヤマトトウキ