ならみんぱく梅まつり2025特設ページ

23日だけの特別講演会「古都で考える怪異・妖怪-怪民談義in奈良-」

趣旨

 昨今のサブカルチャーの影響もあり、一般的に「民俗学的なもの」として想起されがちな事象として妖怪文化が存在します。当館においても、これまで平成8年度特別テーマ展「鬼の世界-信仰・行事習俗に現れる鬼の諸相-」や平成11年度特別展「鬼・まじないの世界-鬼が鬼を制する諸相-」などにおいて妖怪文化に触れてきましたが、残念ながらここ20年ほどはまったく妖怪文化にまつわる研究を行っていません。

 

 そこで、このたびは京都先端科学大学の歴史民俗研究会から発足し精力的に妖怪文化の研究を行っている怪文化追求サークル・ワニザメ党の方々と、彼らの師匠であり妖怪文化の研究者である京都先端科学大学名誉教授・佐々木高弘先生をお招きし、大和民俗公園の古民家を会場として、妖怪文化にまつわる講演会および座談会を開催します!!

 

日時

日程:2月23日(日曜日)

時間:13時00分~16時00分(途中に休憩15分)

場所:古民家園(吉野集落) 旧前坊家住宅

費用:無料

お申込み:不要

定員:先着40名まで座敷にお座りいただけます。

ご注意:会場の座敷へお上がりいただくにあたっては、脱いだ靴はビニール袋(当日配布)に入れてお手元に置いていただきます。そのため、ブーツなどの大きな靴や脱ぎにくい靴は極力ご遠慮いただけますと幸いです。

 

お品書き

13時00分~13時30分

「導入 怪民談義in奈良~奈良の妖怪たちを訪ねる~」(30分)

講演:中山勘太郎氏(ワニザメ党 代表)・九五式石井氏(ワニザメ党)

13時30分~14時00分

「宮都と妖怪」(30分)

講演:佐々木高弘先生(京都先端科学大学 名誉教授)

14時00分~14時30分

「想起された首塚-近代怪異譚を考える」(30分)

講演:谷津亮太郎氏(常葉大学 非常勤講師)

14時30分~15時00分

「東大寺・若狭井と鵜の瀬-地下世界をめぐる地理的想像力-」(30分)

講演:岡颯馬氏(立命館大学大学院 博士前期課程)

15時00分15時15分

休憩(15分)

15時15分16時00分

全員による「座談会」(45分)

 

コーディネーター:西尾栄之助(奈良県立民俗博物館 学芸員)

 

ワニザメ党のご紹介

 怪文化追求サークル・ワニザメ党は、2015年春に旧・京都学園大学(現・京都先端科学大学)の歴史民俗研究会内で発足したサークルです。

 歴史民俗学や人文地理学などの様々な視点を通して怪文化を追及するウェブラジオ「怪民談義」を、YouTubeチャンネル「ワニザメ党の怪民談義」で配信しています。

 ☛ https://www.youtube.com/@kaimindangi