令和4年10月26日(水曜日)知事定例記者会見

【発表案件】
○2022年11月23日~25日に、第11回東アジア地方政府会合がインドネシア・西ジャワ州で開催されます。
○まほろば健康パーク整備運営事業にかかる実施方針等の公表について

【質疑応答】
○平城宮跡歴史公園の整備について
○県域水道一体化について
○労働安全衛生に関する有識者会議の中間整理について
○次期知事選について
○新型コロナ対策について





司会:
 それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
 初めに、本日の発表案件についてでございます。
 本日は、発表案件が2件ございます。1、2022年11月23日~25日に、第11回東アジア地方政府会合がインドネシア・西ジャワ州で開催されます。2、まほろば健康パーク整備運営事業に係る実施方針等の公表についてでございます。各発表の項目ごとに質疑応答の時間を取らせていただきます。
 それでは、まず、1番の第11回東アジア地方政府会合インドネシア・西ジャワ州での開催につきまして、荒井知事より発表をいただきます。



【発表案件】2022年11月23日~25日に、第11回東アジア地方政府会合がインドネシア・西ジャワ州で開催されます。





知事:
 発表資料に大体書かれておりますが、私からもご説明させていただきます。
 発表資料に書かれておりますことでもございますが、第11回東アジア地方政府会合、奈良県がずっと主催をしておりますけれども、この11月23日から25日まで、インドネシア・西ジャワ州バンドン市で、開催されることになりました。これまでは2年間延期されておりまして、西ジャワ州の知事さんがずっと延期をしてほしいと、できれば現地で開催してほしいという強い意思がございましたので、2年間延期になったものでございますけれども、このたび、コロナが終息に向かっておりますので、現地で開催ということになったわけでございます。
 奈良県も、私のほか、県議会議長、その他、訪問団が参加いたします。民間企業、経済団体も参加して、現地で集会するということでございます。テーマは、書いてありますように、パンデミック後やその後における経済の問題、また、観光振興というような2つのテーマでございます。テーマを決めて意見交換しようというのが奈良県主催の東アジア地方政府会合の特徴でございますので、そのような会議になろうと思います。
 3ページ目で、現在までの会員地方政府というのが書いてございますが、現在まで7か国75地方政府が参加されております。このような中から、首長でなくても、担当者が参加されても結構ですと、意見交換が主な役割でございますので、そのような会合になります。ちなみに、奈良県の会議では、同行記者団というのは結成されたことはないんですけども、もし各社の幹部の方がお許し願ったら、皆様方も同行記者として参加されることを期待をいたします。以上です。




司会:
 ありがとうございました。
 それでは、ただいまの発表案件につきましてご質問のございます方、挙手にてお願いをいたします。
 読売新聞さん。




記者:
 県内の経済団体、民間企業等も参加ということですけども、知事として、いろんな国と交流できるんですが、どの辺りを話し合ったり、提案していったりとか、そういった狙いについて教えていただけないでしょうか。




知事:
 奈良県からも、全体で30人ぐらいと聞いておりますけれども、奈良商工会議所の会頭とか、ちょっと今思い出せませんが、一応名簿を見ました。奈良県の民間団体が、ほかのところでも参加していただきたいと。そこから、県のいろいろこれまでに東アジア政府会合でお世話になった学者さんがおられますので、外交官がおられますので、そのような方も訪問団の中で参加されますし、現地の意見交換の部会にも参加して、発表していただくことになっています。今までゆかりの人、そこから県内の首長さんも、広陵町長が、参加していただくように記憶しています。西ジャワ州の知事とはウェブで何回も話をいたしましたが、地方政府の役割として、地方地方をつないで、経済振興をすると、あるいは、課題解決の糸口を見つけるというのが大きな要素になっておりますので、そのような会合、意見交換をそのメインの代表のメンバーの意見交換だけではなしに、同じ場所で、同じ時期で意見交換できることを希望されておりますので、そのようなプログラムも入っております。2ページ目に、そのプログラムの予定が書いてございますけれども、これこれの間に、いろんな別仕立ての会議が入る予定でございます。




記者:
 何か知事も会談の予定だったりとかは。




知事:
 首長会談も結構あるんですね。大体奈良に来られたときは、個別のバイ会談が結構ありました。だから、それの応接が忙しかったので、私からは、西ジャワ州の知事と会談することになると思いますし、ほかの方のメンバー次第ですけども、よく韓国の方とはこういう場では会談することも多かったですけれども、そうですね、その場での申込みということにもなろうかと思います。それと、大体レセプションとか、会合がありますので、そこで挨拶したりという、立ち話のような会談はしょっちゅうあります。マルチの会議のいいところは、その場で会ったのが大きなきっかけになるというのは大事なことでございます。両サイドに座って、バイの会談と、また、わあっと集まってやるのと、また意味が違いますので、東アジア、日本ではマルチの会談が、会合が割と少ないですけどね。ヨーロッパはもうマルチばっかりですので、EUもそもそもマルチの組織になってますので、そのようなマルチで慣れたほうが安全保障にいいというような経験をしておりますので、東アジアでこのようなことを提唱いたしまして、奈良の提唱したのが、もう10回続いて、11回を迎えるということは感慨深いものがございます。おっしゃったように、バイも間に入れていくというようには思っています。




記者:
 分かりました。ありがとうございます。




司会:
 よろしいでしょうか。
 ほかにご質問いかがでしょうか。
 毎日新聞さん。




記者:
 ちょっと確認なんですが、この会合が海外で開催されるというのは2回目ということですね。




知事:
 2回目ですね。




記者:
 このさらに次の大会はどこでされるのか。




知事:
 中国の山東省臨沂市ということが決まっております。孔子のゆかりの地ですね。孔子の出身地に近いところであります。山東省臨沂市が手を挙げて、もう具体的に決まっております。その最終確認を今回の会議の中でするということになります。その後も手が挙がってきておりますので、まだ決めるのはこれからですけれども、陝西省とか、西安市とか、昔の長安ですね。中国のいろいろ国際戦略といいますか、国際的なお付き合いの動向というのも影響されると思います。中国から首長が海外に行くのは、もう年1回だけにするという規則ができて、首長の参加が非常に少なくなったり、この地方政府会合したときは、中国では共青団が大変地方の首長でたくさんおられました。これからの地方の首長人事が共青団がどうなるか注目しておりますけれども、どんな人が地方の首長になるのかなと思っておりますけれども、中国の国際的なお付き合いの雰囲気は変わるかもしれませんけども、しかし、その変わっても地方政府のお付き合いができますので、そのような変わった様子がお付き合いの中で分かるというのも大変意味のあることだと思っています、今までの経験からいたしますと。韓国もいろいろ変わってきておりますので、地方政府のお付き合いからいろいろ観察できることがたくさんありまして、奈良県だけが観察するのはもったいないぐらいなんですけれども、地方政府会合で国のそういう外交的な方も参加されても面白いような会議になってきていると思います。マルチの会合はなかなか、各国の外交戦略というか、動向が割と敏感に把握できるという面があろうかというような経験をしております。先ほどの毎日新聞さんのご質問で、ほかの海外都市ということになりますと、韓国も百済にあります忠清南道はかねてからやりたいなと言っておられましたし、ソウルでもやりたいなと言っておられましたので、また韓国も入ってくると思います。また、南のほうにいくかどうか、まだこれから、今度インドネシアありましたのでね。そのように奈良に、ずっと奈良が多かったんですけども、奈良に返らなくても、方々に出かけていくのに、奈良県が主催してきましたので、どこでやっても一緒に主催者としてお手伝いをするということになりますので、それが定着してくるとうれしいことでございます。




司会:
 よろしいでしょうか。
 ほかにご質問いかがでしょうか。東アジア地方政府会合の関係、ご質問いかがでしょうか。よろしいでしょうか。



【発表案件】まほろば健康パーク整備運営事業にかかる実施方針等の公表について





司会:
 それでは、次の発表に移らせていただきたいと思います。
 2番のまほろば健康パーク整備運営事業に係る実施方針等の公表につきまして、荒井知事より発表をいただきます。お願いします。




知事:
 まほろば健康パークの事業の実施、整備の実施方針の公表ということでございます。
 これからPFIの手法によって整備、運営するということにしたいと思っておりますので、この実施方針を公表して、民間事業者等の意見を伺うとともに、参入を公募を促すという意味が本日の発表にございます。
 まほろば健康パークは、資料にもありますが、スイムピア奈良の隣接地でございます。平成26年度に開園いたしまして、多くの方々にご利用いただいております。年間30万人を超える実績がございます。PFIの成功事例だと思っておりますし、国の補助も出ておりますので、そのプール、フィットネスがこれまでの健康パークの主力でございましたが、隣接する土地が10.8ヘクタールもございます。そこに子供さん、乳幼児から小・中学生まで、年代を区切って、発達段階に応じた遊びと運動を楽しめる施設というのがキーコンセプトでございます。今までにないような公園ということになろうと思います。コンセプトが固まってきましたので、本日のコンセプトとともに、場所の実施方針を発表させていただくことになっております。
 子供の遊びというのはとても大事でございますけれども、学校で、あるいは保育園に行かれるようになりましたので、保育園とか学校で子供の遊びを活発にするということは、受け入れる側にとっても大変な負担になる場合もございます。そのために、このような公園で、お子さんが来ていただいて、親と共に遊び、また、運動してもらうということは、乳幼児から必要だというように思っておりますので、そのような場所は奈良県にはございませんし、全国的にもあまりないように思っております。このようなスイムピアがありますので、その現在でも近くにちょっとした公園がありまして、施設はあまりないんですけども、お子さんたちが週末、随分家族連れで来ておられます。このような場所でありますので、施設の整備をすると、必ず多くの方が来ておられるというように思っております。
 施設の整備の内容でございますが、図にありますような、多分資料にもありますように、後ろのこの画面にも表示をしておりますけれども、遊び、スポーツのエリアとエントランスと書いてございますが、お連れになったご父兄の方がエントランスで交流すると、子供は遊びの場所、運動の場所に預けることもできるという概念でございます。子供の発展段階ということでございますが、乳幼児と子供、また、遊びの中心の子供、それから、スポーツを中心の子供と、3つのゾーンに分けております。対象年代が6か月から5歳、それから、3歳から10歳、8歳から15歳に分けております。皆様もこのような年代のお子様がおられたら、ぜひ、ちょっと開業が先ですけれども、お連れいただけたらと思います。それから、エントランスでは、ご父兄の方などが交流をするというコンセプトでございます。また、有料の施設もございますが、低廉な施設にするようにしたいと思います。
 2ページ目の資料では、有料施設が書いてございます。また、飲食の施設もございます。無料の施設もたくさんございます。インストラクターって、世話をする人が大事でございますので、PFIで民間の運営に委託したいと思います。
 イメージパースがございますけれども、このように、全体としては公園のイメージでございますけれども、遊び道具がたくさんある公園といったようなイメージでございます。まほろば健康パークとの相性もいい公園になると思います。
 事業を発注するのは、設計事業の開始がこの実施方針をいたしまして、その民間事業の募集をして、ここに、最初のページに書いてありますように、公募の開始が来年の3月でございます。今回のこの事業で意見の受付をこの10月、11月にするということでございます。最初のスケジュールに戻りますが、業者の公募の開始を来年の3月にして、落札者の決定が10月、契約の締結が来年12月というスケジュールは固まってきております。その結果によりますけれども、落札、契約が締結すると、二、三年以内でこの公園が開業すると、開園するということを予定をしております。
 私からの説明は以上でございます。




司会:
 ありがとうございました。
 それでは、ただいまの発表いただきました件につきまして、ご質問ございます方、挙手にてお願いいたします。
 読売新聞さん。




記者:
 落札者というのは、どういう基準で決まるんでしょうか。




知事:
 えっ、落札者。




記者:
 はい。金額とか事業内容とか、そういったことも含めて判断されることなんでしょうか。




知事:
 落札者の輪郭のようなことですか。




記者:
 はい。その基準、決定の基準という。




知事:
 基準という、ちょっと具体的なの、私、まだイメージ持っておりませんけれども、PFIですと、その整備と建設と運営を一体的にするというのが特徴になっております。プールもそうでございましたけれども、設計、建設、運営というのを大きな要素で、落札者の要素でございます。その今までPFIのこのようなので、事例としてスイムピアが最初でありましたけれども、あと、なら歴史芸術文化村もそうでございましたけれども、あれは単純PFI、施設を造ってから、運営者だけやるというやり方もありまして、建設と一緒になる。もう一つは、あれですね、一緒にしたいと思って、中央卸売市場のPFIですね。だんだん自由度が高いPFIになってくるとコンセンションに近い、これはそこまで、これだけ案が固まってきておりますので、この案に従ってということで。すると、読売新聞さんのご質問の落札者の基準、どんな要素かということは、公募の内容が設計、建設、運営という中で、どういう施設を造るのかというのと、運営をどうするのか。一番、後続くのに、運営の能力というのはすごく大事だと、こちらから見れば思っています。そのときに、実績のある方、あるいは、運営のアイデアが豊富な方、それをアピールされるわけですけども、それを審査してもらうということでありますので、その設計については、このような設計のイメージができておりますので、設計に追加していろんなアイデアが追加されるのは全く歓迎でありますので、このような遊び道具を持ち込みたいとか、このように遊ばせたいと、運動させたいということは大歓迎でございますので、そのような民間の意見を今回いただいて、その最終の公募条件をつくるというのが、来年の3月までにつくるというのが今回の発表の目的でございますので、その意見を求めるときに、卸売市場でも民間の意見を求めたんですけど、公募に熱心な方は手のうちを見せないということもございますので、それも結構でございます。手のうちを見せないで、公募で勝負するぞと思っておられる方も大歓迎でございます。公募の内容がもう最終決定のきっかけになりますので、ただ、このようなことをしようとしていることを、参加意欲のある方に知らせる。すると、普通、ジョイントになりますけど、ジョイントで来られるのは設計者、設計主体と建設主体と運営主体と、そのような会社が大分違います。グループを組んで来られるということが多いんですけども、グループの組合せはそれぞれ違いますので、そのプレゼンで勝負というのがもう一番大事なこと、落札の基準は、公募のプレゼンの資料がほとんど全てかなと思っています。その知恵と能力を競っていただくのがPFIの本骨頂でございますので、すると、競う中で値段も出てきますので、値段と質というのが大きな判断の要素になっていきます。しかし、今までは大体このPFIとか、コンセッションになると、大変な立派な公募案件が出てまいりますので、ある面、楽しみにしてます。このような大変クリエーティブというか、独創的な施設については、民間の知恵が要る案件でございますので、役所が考えたようにして、こちらも随分勉強いたしました。これにありますように、いろんな有識者の方とウェブで会議を重ねて、数年勉強してまいりましたので、それなりの案はできてきておりますけれども、まだまだ民間の人は知恵がある場合がありますし、最近の新しい動向もありますので、基本コンセプトが年代別の子供の遊びと、しかも、相当若年からの遊びとスポーツということが基本コンセプトでございます。それに沿った新しい知恵を乗せていただければと思います。それ以外の落札基準というのは、ちょっと今具体的なものはありません。それほど難しいものはないように思っています。




記者:
 何とか理解できました。この県のこのイメージに沿って出すところがあって、それを……。




知事:
 そうですね。




記者:
 理解できました。ありがとうございます。




司会:
 よろしいでしょうか。
 ほかにご質問いかがでしょうか。
 NHKさん、お願いします。




記者:
 今回の県のこの基本コンセプトで、子供さんの年代別に分けてるというところがポイントかと思うんですが、これは、どういった狙いがあって、こういうふうな分け方をされているのかということと、あと、この1枚目のスケジュールのとおりにいけば、令和9年の秋には事業というか、開園というようなイメージでよろしいでしょうか。




知事:
 そうですね。まず、年代別で、多少勉強いたしましたら、年代別に成長の要素が違ってきてるのがよく分かってきます。とりわけ、神経の発達、統合神経の発達には、なるべく若い頃から運動させたい、ボールを投げて、ぽんぽんと跳ねるところに素早く行ける能力って、これは統合神経がないと行けないと。あるいは、バイオリン弾くのに、音を聞いて、目で見て、指を左手と右手で使うと、これは統合神経が相当ないとバイオリン弾けないと。だから、バイオリンを弾いてもらおう。バイオリンを弾く子は頭がよいというような、俗説かもしれませんが、そのようなこと、ミエリネーションといわれる理論がアメリカで発達してます。経済的な貧困のコミュニティーにバイオリンを、もう何十年も前で、バイオリンを教えたら、進学率が上がったと。進学率が上がるのは大学ですから、20年間の調査をずっとフォローされております。ミエリネーションという、その思想に感銘を受けて、奈良でもしようというのがきっかけでございます。バイオリンはなら歴史芸術文化村で、運動はこのまほろば健康パークでというのを、県の直接なサービス提供というつもり。すると、年代別というのはとても大事で、神経の発達は8歳から10歳ぐらいまでというような、10歳でもうほとんど固まってしまう。そのときに、その神経の発達を促しとくと、発達障害も抑止できると。発達障害の神経の、統合神経失調症になる率も少なくなるという理論がございますので、それを、保育園で預かって安全に囲うという意味ではない、囲わないで遊ばせるというのは、ちょっといろんな仕掛けが要りますので、インストラクター、見守りする人が要りますので、多少の能力は、労力は要りますけれども、そのようなことは保育に預ける保育園とか、日本の保育思想は、預かればいいと、預かり保育みたいなんで、それを超えるような施設を願っています。だから、年代別というのはとても大事な要素でございますので、特に乳幼児から始めるというのが大きな要素でございます。
 あとは、スケジュールでありますが、この要素でいきますと、いつ開園予定かって、何かちょっと先ほどうろ覚えで言いましたけど。




担当課:
 公園緑地課でございます。
 令和9年10月と書いておりますところが開園の予定日でございます。以上です。




知事:
 スケジュールどおりいけばいいかと思っています。随分助走といいますか、研究の期間も長かったんですけれども、やっとこのような事業概要の公表までこぎ着けることができました。




司会:
 よろしいでしょうか。
 ほかにご質問いかがでしょうか。
 奈良テレビさん。




記者:
 今のNHKさんの質問のお答えの中で、預かり保育から以降を結ぶみたいなお話が、ありましたけれど、例えば現在の保育園とか、幼稚園の先生方がふだんのお仕事の中で預かったお子さんを連れていくとか、そういった利用方法も構想しているんでしょうか。




知事:
 はい、おっしゃるとおりです。保育園で丸ごと預かりということも考えております。この半日間はこちらに連れていくよという保育園もありました。この預かるロットといいますか、預かるサイズが40名から50名、例えば、2ページ目の有料施設で6か月から5歳、乳幼児用屋内遊戯施設というコンセプトがございますが、40人の同時利用ということがありますので、保育園から15名、20名が来られた、複数の保育園からキャパシティーになるまでまとめて預かりますよということも考えています。屋外でも同じように。この預かる施設は、個別に来られてもいいし、幼稚園の、あるいは保育所の人がまとめて来られてもいい。保育園でこれだけの遊びをさせるというのは大変なんですよね。その専門の人を雇わなきゃいけないし、そこでされるよりも、移動の手段が要りますけど、ここまで連れてきてもらうと、預かりますよということがこの大きな運営のコンセプトになってます。だから、まとめて預かりますということ。なら歴史芸術文化村もそうなのですが、あそこでまとめて、子供のバイオリンを教えますよというコースもつくりたいと思ってます。すると、保育園で、今日はバイオリンの教室よと、保育園にはバイオリンを教える先生、バイオリンを用意してたらとても大変ですので、なら歴史芸術文化村に行こうと、今日は月1回のバイオリン教室だよと行って、順番にA保育園、B保育園にバイオリンを教えるということも考えています。
 もう一つは、まだ案には入ってないですけども、保育園で、急に仕事が入ったから預かってくれと言われることもあると聞いております。すると、保育園はいつでも預かるという機能は大きなことなんですけども、そのために、土曜日に1人預かるために従業員1人を出勤しないといけない、保育園も人不足で大変でございますので、そのようなときは、ここの機能になるか、むしろ大和平野中央の機能になると思いますけども、近所のほかの保育園の人をまとめて預かると、2次預かりですね。1次で預かれないとこは、その1次に代わって、代わりに代替保育ということになります。今の保育はそこでないといけないと、違うところに預けにいくのは心配だと。いや、それは心配ないように預かりますよという預かり方もできる、保育ということでおっしゃいましたので、そのようなこともしたいなと思っています。ここよりも、むしろ大和平野中央の集団保育、あそこで保育は3町で考えておられます。3町のイメージですと、保育園はそれぞれありますけども、それぞれが負担を軽減するのに、場合によっては、助け合って預かろうというようなことがあると思います。いろいろなアイデアがあると思いますけど、A、B、Cの保育園がありますと、Aの休みのときは、BとCの保育園で、預かりますよと。Aの保育士さん休んでいいですよ。というのは、もう保育士さん、なかなか休めないです。毎日お子さんを預けに来られて、預かりますよというやり方になっています。違うとこで差し替えて預かるというアイデアも大和平野中央で出始めています。そのときに、その預かった子供をこちらに連れてくるということもありますということが先ほどの質問の内容になってくると思いますし、直接預かるのか、預かった方が連れてこられることもあるという、関係するアイデアということでございます。
 今申し上げましたアイデアは保育園の負担軽減ということにもつながりますので、ご自宅の方、預かっといてもらったら楽ですよということは基本機能でありますけど、預けるだけではなく、保育のいろんなポジティブな付加機能をつけようということになりますので、そこで預かると、今日は、健康パークに行く日だから、ちょうどよかったというようになれば、健康パークに行く日には、ちょうど預かってくれと、臨時にそこに、日頃の預かりと違うところに連れていって、こちらに連れてきてもらうということもあり得ると思います。そのような仕組みは、運営の仕組みですので、このようなアイデアをPFIに参加される運営主体と協議を重ねて、落札してもらうということになると思います。今、アイデアをそれぞれがいろいろ言う時期のように思いますので。




記者:
 ありがとうございます。




司会:
 よろしいでしょうか。
 ほかにご質問いかがでしょうか。まほろば健康パークの関係でご質問いかがでしょうか。



平城宮跡歴史公園の整備について





司会:
 それでは、その他の関係も含めまして、ご質問のございます方、挙手にてお願いをしたいと思います。
 毎日新聞さん。




記者:
 毎日新聞です。
 平城宮跡歴史公園の整備事業のことですが、知事がいろいろ政治資金パーティーだとか、経済団体の会合とかで事あるごとにおっしゃっていた蛸庵が、長年の歴史のある蛸庵が閉店することになり、あの場所では立ち退くことになったようですが、これであそこの整備事業ですね、歴史体験学習館などの整備というのは、県側から見ると、進むということなんでしょうか。あそこの整備事業の状況ってどうなってるんでしょうか。




知事:
 平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区と言っておりますけれども、東側の一画を県営公園として整備する予定でございます。そのコンセプトは、中心となる施設は、実物大正倉院を南側に置くということと、その後ろに体験学習館を置くと。体験学習館のアイデアは、有料でありますけども、シアター型体験学習館です。部屋中に画像が部屋の天井からずっと、例えば海の中にいるような画像が展開できることが可能でございますので、行ってみると、嵐の映像が流れると、雨は降ってきませんけど、いや、雨も降らせてもいいかと思ったりするんですけども、嵐の中で動くということで、その雨が周りにわさわさと、実際の雨が降ってもいいかと思ったりしますが、その中で、椅子ががたがた動く、遣唐使体験というようなこともアイデアとしてありますし、あるいは、向こうに行きますと、長安の都で玄宗皇帝に朝賀の儀の拝謁をし、その拝謁の隊列が行く中で、周りに向こうの顕官、高官が並んでおられて、玄宗皇帝が向こうにおられるということで、そういう画像体験で、中国との交流は、こんなものだったのかということを実物体験してもらうということは、映像に一番いいじゃないかというアイデアは持っております。それが2つ並ぶことになります。あるいは、帰ってこられてから、平城宮跡の歴史というのはどういうものだったか、なかなか政治の歴史は殺伐としたところもございますので、なかなか難しいんですけども、昔、NHKで玄昉の話が、大河じゃないんですけども、2晩出た、聖武天皇と都、光明皇后の映画があったんですけど、大変よくできた映画で、なかなか難しい時代のストーリーだったんですけども、ああいうのを中で取り上げると、親しみになってきますよね。聖武天皇と光明皇后というのはどんなことなのかということ。こちらにあります造る予定の正倉院の中には光明皇后の書籍が残っております。光明皇后と聖武天皇が像で出てきますと、その中に書籍が出ると、光明皇后の筆って力強いんですね。太い筆で藤三娘と書いたのが正倉院展で出たことあります。すると、聖武天皇の筆は、何となくか細いらしいんですけども、それが性格を表してるのかと。それも出しながら、聖武天皇と光明皇后が、活躍された時代のエピソードを映像展開するということはあると、そのストーリーの中で、正倉院にありますような画像が出るというのは、体験としてはすごく平城宮跡の歴史が身近に感じられるということを狙っています。それはストーリーをつくって、画像展開してもらうということを願っておりますので、そのためのシアターを後ろに2つ造ると。
 これも公園補助の対象にしていただくことになっていますので、今、場所の用地買収を、愛する蛸庵を含めまして、移設にほぼ合意されています。あと2件ほど残っておられると聞いております。久宝堂という大きな店がありましたけども、もうなくなったんですね、びっくりしました。もう取壊しがあったんですね。あそこが一番難しいのかなと思ってたんですけど、店がぱっともう取り壊して、移設されまして、どこに行かれたか知りませんが、びっくりしました。徐々に進んでおりますので、これも同じように、事業の開始を間もなく、まだ用地買収は数件残っていますが、事業の募集というのも、来年度予算でもう出てきますので、もうそろそろ事業の開始ということも視野に入ってきています。すると、今うろ覚えですけども、令和7年ぐらいには開業できるんじゃないかなというように思っています。それほど、もう目と鼻の先の視野に入ってきたという印象です。




記者:
 じゃあ、まだあと2件ほど、用地買収すべきところがあるという。




知事:
 2件だと思いますけど、ちょっと残っています。




記者:
 蛸庵が最後ではなかったわけですね。




知事:
 もう蛸庵は同意していただいています。
 営業はずっとしていただいてますので。蛸庵が粘っておられるということじゃないと聞いております。




記者:
 すみません、ありがとうございます。





県域水道一体化について





司会:
 ほかにご質問いかがでしょうか。
 読売新聞さん。




記者:
 読売新聞です。よろしくお願いいたします。
 県域水道一体化事業についてお尋ねしたいんですが、先日の協議会で、知事は民営化については否定的、否定をされてたと思うんですが、例えばコンセッション方式、そういったものもされる予定がないのか、あるいは、今後検討する予定があるのか、ちょっと理由と併せて教えていただけないでしょうか。




知事:
 水道の民営化はしませんという、する考えありませんということを、三宅町長がそういう懸念を議会で表明されてますのでというご質問があることをきっかけに表明いたしました。業務の民営化というのは普通ありますが、施設の改築、老朽化対策で民営化というのはあまり意味がないんですよね。発注は民間事業者に発注しますけど、民営化というのとちょっと違う、これは経営になりますので。すると、今度の一体化の大きな目的は施設の老朽化対策ということになりますので、そのような発想からは民営化の意味が大変薄くなっているということが一つと、ほかにありますようにコンセッションも含めてされておりますのは、一つの小さな水道事業であると民営化しやすいと思いますけども、全体まとまると民営化というのはさらに遠のくように思って、よりしにくくなっていると思います。施設が共同化、共通化しますので、そういたしますと、全部民営化しようと、全員の合意が要ると思います。より難しくなっているように思います。そのような背景がありますので、民営化というのも視野に今までは入っておりませんでしたし、これからもないと思っております。今、必要ならばと思いますけど、基本計画の中に明言するという、民営化しないということを明言するというのも一つの方式かなと思って検討しております。できるんじゃないかなと、基本計画の中で民営化しないということを明言するということも。基本計画は全員合意のテキストになりますので、それも一つだと思います。
 その際に、コンセッションというのは民営化になるのかどうかっていうことでありますけど、しかし、コンセッションというのは、自由度がある程度あったほうが民間の事業者にとってはいいのですが、この事業はほとんどそういう事業、まほろば健康パークの事業のように、アイデアを募ってという、アイデアの競争しなさいよということとは少し違うと思います。大概の施設は、その都度投資をどこにしようかと決める部会ができるわけでございますので、むしろ発注は民間に当然いたしますけども、コンセッションのようなものがなじむのかどうかっていうことは、あまり視野に考えておりません。なじまないんじゃないかなと思います。
 もう一つ、管理の委託は、これは民営化と全く違いますので、管理のアウトソースというのは十分あると思います。それは、民営化じゃないと思います。そこまでまだ議論しておりませんけども、料金の徴収っていうのは、一元化の中の料金徴収は民間に委託しよう、アウトソースしようというのは当然、経営合理化の中の視野に入っています。資本が民営化するというのと資本の運営を民営化するというのとは全く違いますので、今、水道の民営化と言われてますのは、ほとんど経営を、施設の運営系を、料金の決定権というのが大きなことになると思います。料金の決定権と投資の決定権を民間に任すということは、こういう公の施設と言われるのにはあんまりふさわしくないんじゃないかという感覚を持っていますし、今度の一体化の中では、皆さん、そういう意識は共有されておられますので、民営化ということはほとんど誰もおっしゃってないですね、私もこんな感覚ですので。コンセッションも含めて、あんまりないように思います。



労働安全衛生に関する有識者会議の中間整理について





記者:
 労働時間に関して、先日、県からも発表があった、労働安全衛生(勤務時間管理等)に関する有識者会議の中間整理の中で、いわゆる月100時間以上など、「例外」として定められた上限時間を超えて超過勤務を行っている方が16%ほどいらっしゃるということでした。若手の退職者も全国平均に比べて非常に高いという実態が指摘されていましたけれども、西田さんの事件もあり、その辺り見直されてると思うんですが、そういった数字が出ていることについて、知事の認識というものを教えていただけますでしょうか。




知事:
 労働安全衛生の話でございますね。ウェブなどで労働安全衛生の有識者との会議を随分重ねています。その内容も含めた中間整理が出ています。労働安全衛生の有識者のトップレベルの方々に参加していただいて、すごく参考になりました。そういう方々は、国の審議会にも入っておられます。奈良でこんな勉強をしてるからといって、おいそれと会議には来てもらえないので、ウェブだとどうですかと提案したら、ウェブで何人も参加していただいて、非常に参考になりました。その中での中間整理でございます。
 勤務時間の管理ということがこの最初の出発点でございます。長時間労働の減少ということが大きな目標になっています。その勤務時間について、月100時間以上の職員が約16%と書いてございますけども、この組織で、仕事が個人に集中してるのか、組織に集中してるのか、組織分析をやってます。そのときに、季節的に集中してるのか。季節によってとても集中するときもありますので、それらを分析してます。体が痛むのは、健康管理の中で発見しなければいけないわけです。記者の皆さん方こそ、月100時間を超えてるんじゃないですか。超えないかな。暇なときは楽をしようというのが、大体、記者クラブの鉄則です。忙しいときはいつ来るか分からないからというのが。そのような時代はとっくに過ぎて、ここではいつもそういう発言しますけど、記者の方の体調管理は、大事なことかなと思っております。
 職員の体調管理については、私は管理者ですので、その体調管理が崩れるときはどういうときなのか。長時間労働といっても、平均した長時間労働なのか、季節集中型の長時間労働なのか、個人に集中しているのか。同じ組織でも元気でぴんぴんされてる人もいるし、痛む人もいるので、その分析が大事だということがあります。基本的に勤務時間は減らしたほうがいいんですけども、有識者は、どういう減らし方をするのかということにも言及されています。それが体調に害がないように勤務時間を減らすことと、あと、不調を訴える方への積極的なアプローチが大事とおっしゃっています。だから、今おっしゃった数字は、平均で超えてるほうが大変だということは一応は言えるんですけど、それで実害がどの程度かということは調査していかなければならない。
 実害が発生しないように工夫が要るということが一つと、今、勤務時間の管理ということが大きな要素になってますが、それだけではなく、現状のチェックと、それと、働くモチベーションをどのように保つか。意味なく残されるというようなつらいことは、人間としてあり得ないと思います。こういう仕事が来たから、今晩、あるいはこの1週間頑張ってくれよというふうに残されるのと、とにかく残れよと、俺がいる限り残れよと意味なく残されるというのとはまた違う。俺がいる限り残れよというのは、日本型雇用の悪い例だと思いますけれども、そういうことも昔はありました。そういうことはやめようというのが基本ですけども、しかし、仕事が残ったときに、彼と彼女だけは今晩この仕事をしてくれよということもあると思います。それが集中しないように、個人的、また、組織的にも分散するようにというのが管理であります。だから、16%の意味は、分析しないとちょっと分からないところがあるというところです。16%という数字だけで判断するのではなく、分析をしてから判断をしたいと思います。分析をするようにということをいつも言っております。これについての良いか悪いかという判断はすぐにしないほうがいいのかなという印象を持ちました。また、これからの分析と対策のつくり方が大事だと思っています。




記者:
 分析はこれからということですけども、ただ、こういった超過勤務がいろんな変調の引き金にもなりかねないとは思うんですが、その辺り、知事のスタンス、考え方としてはどうなんですか。超過勤務はやっぱり抑えていきたいという考え方なんでしょうか。




知事:
 私は管理者ですので、実際、超過勤務に対する議論はしていますし、労働安全衛生の条例までつくろうということで動いています。県庁職員の働き方改革の条例ができればと思っていますが、職場がちょっと違いますが、警察官とか、教員の働き方改革につながればと。また、民間の事業所の働き方改革につながれば。日本では三六協定という協定があって、働き方は労使で決めなさいということがあります。あるいは労働基準法があって、労働基準法を超えると厳罰に処すという強行法規があるわけですけれども、科学的、合理的に勤務時間管理、労働安全衛生管理をしてるところばかりではありません。終身雇用というのは、長期奴隷だという言い方をされるぐらいですので、終身雇用と引換えに、転勤など、管理者の言うことを何でも聞くんだという風潮があること、これは悪しき日本型雇用形態ということであります。合理的に職場を改善する努力を地方政府でもしようということでございますので、そのような考え方が合理的かどうかというのを、今、猛勉強をしておりますのが、中間整理に反映されているところでございます。
 まだ勉強が続いておりますので、12月に条例の骨子を出して、2月の議会に働き方改革の条例を上程させていただきたいと思っております。私の思想というほどのものは何もありませんが、やはり課題があれば、それに向かっていこうという姿勢だけはございますので、働き方改革の課題というのは日本全体の課題でもありますし、県庁の課題でもありますので、できれば弥縫策的なやり方ではなく、根本的なことを達成できたらと思います。働くということはどういうことなのか、働く環境というのはどうあればいいのかということを有識者から聞いております。すると、時間だけではなく、気持ちの持ち方、コミュニケーションの仕方というようなことまで大変幅広く検討、示唆いただいています。例えば外国人は、残業しないでへっちゃらなんですよね。止める管理者なんか誰もいないという話を聞いています。日本だと、帰りそびれるというのが常でございます。いないと、あいつはどうしていないのかということを言われるわけです。とにかく、職場にいないといけないというのが日本の雇用の状況であります。そのようなメンタリティー、心理から変える必要があるという意見も出ております。日本型雇用を変えるというのはすぐには難しいかと思いますけれども、県庁で何か変えるきっかけになるようなことができたら。勤務時間とミッションとがモチベーションと裏腹だという意見も最近はいただいております。どのように達成するか、条例の中でどのように表現できるのかというのが大きな課題ですが、まだちょっと結論まで至っておりません。




記者:
 まだ条例に関しては、骨子案がこれからということですが、今のお話の中にもありましたけど、その性格というんですかね、どのように働き方改革を、今、知事の中でイメージされてるか、言える範囲でお願いできますか。




知事:
 私の考え方といっても、そう大した考え方ではないように思いますけど、有識者の考え方では、日本型雇用から新しい雇用に結んでいかなければならないというふうなことが言われていますので、勉強したいと思います。
 それと関係いたしますのは、奈良県の新しい時代の資本主義に基づく経済振興条例というのをつくろうかといって、勉強しております。雇用の促進条例、これは出来上がっておりますけど、それと働き方改革条例と、新しい資本主義の経済振興条例、その条例3つが3本柱になると思います。これも2月の議会に上程したいと思っています。そちらの勉強も並行して進んでおります。
 この先週末から、土曜日になりましたけども、岩井克人さんとか土居丈朗さんの話をウェブで聞きました。大変示唆に富む話でございました。それは、脱ポスト資本主義のような考え方ですね。国の新しい資本主義というのもなかなか中身はまだ見えないので、国から出てきてからやろうというのではなく、地方で考えて条例をつくろうというような考え方まで出てきております。それに、両先生には大変励まされました。地方でもやり方がいろいろあるよということをそれぞれ1時間ずつぐらいウェブで議論させていただいたのですが、とても有意義でした。それも、この働き方改革に結びついてきてると思います。労働時間だけではなく、新しい資本主義の岩井さんが言っておられたのは、脱株主資本主義という言い方もされておりました。労働の分配をもっと重視しようと。成長から分配ではなく、分配をして成長を促すというような考え方にもなりますねという大変斬新なお話でした。すると、関西では、近江商人の「三方よし」の考え方に近くなってきます。関西経済連合会もそのような提言をされておりますけれども、三方よしの一方は労働者、従業員です。「よし」ということでありますので、それは働き方改革に結びついていきます。昔、株主はなかったので、三方よしに株主というのは入っていません。労働者によしと、世間によしというのが今、資本主義で求められてる。すると、そちらのほうで社会貢献をした企業、あるいは労働者の環境改善した企業に何か恩典を与えられないかというところまで話が弾んできています。それをどのような恩典を与えられるか、補助金で助成するのか、税制でやるのか。
 昨日の近畿ブロック知事会で地域雇用戦略の議論をいたしましたが、その中で各県とも同じような思想が出てきてるように思います。近畿だけではないと思いますけども。人材育成というのも、そういうことであります。人材育成をしたところに何か恩典を与えられないか。昨日出てきた各県の補助金とか、政策を次の予算に反映するために勉強してもらうよう指示をいたしました。大変参考になる情報が出てきておりますので、お聞きになられたと思いますけれども、それもこの働き方改革の一環といいますか、思想ということではありませんが、テーマを主催県が提案して選ぶことができました。ああいうテーマをこちらで選んだわけでございますけれども、そういうのは全国知事会でも同じように選ぶことができました。かねてからそういうやり方のほうがいいよと、国への陳情案件を審査するだけではなく、一緒に勉強するというセッションがあってもいいよということをいって、それを全国知事会では平井知事会長に同じように実現していただき、地方政治ということをテーマに取り上げて議論をいたしました。それも評価されましたが、今回はテーマを一つだけですけども、開催県が選べるということで、地方雇用戦略ということを選んで、大変いい情報が入りましたが、それも今、読売新聞さんがご質問になった勤務時間管理と大変関係がありますので、関心は深いテーマを選んだということになるわけですけども、そこでのプレゼンであれば、思想というところまでいかないと思いますが、奈良では格闘して、ああだこうだとやってますよと。
 目標は、良い職場には、良い人が集まるということに尽きるのではないかなと。良い職場には、良い人が集まる。県庁も良い職場になってほしい。あるいは、病院も良い職場になってほしい。民間もそうであります。良い職場に、良い人が集まる。人口が減少してきているから、良い職場でないと人は集まらないよということをむしろ逆説的に言わなければいけないこともあろうかと思います。県庁、あるいは公的なセクターもそのような勉強をよくされてることが分かります。地域で若者を食い止めるということが大きな目標にあるということも分かりました。それから、人材育成、大学の教育についても、テーマとしては大変似たような捉え方をされてるのはよく分かりました。それで、いいとこを取ってもいいというルールがございます。いいとこ取りをどんどんしようというための会合であります。
 ちょっと長くなりましたが、勤務時間の管理の意味というのは、そのようなコンテンツの状況の見立ての中で判断していきたいと思っています。




記者:
 分かりました。ありがとうございます。私も、県庁の職員の方は、ふるさとの奈良のために働きたいとか、そういった若者もかなり多いんじゃないかなというふうに思ってまして、そういった若者が、県庁はブラックだからといって敬遠してしまうと、知事がおっしゃるとおり、人が集まらないようになってしまうのではないかという懸念があったもので、ちょっと質問させていただきました。




知事:
 そうですね。ほかの県でもふるさとからの若者流出というのは大きなテーマであること、兵庫県のような大きなところでもそのようなことをテーマにされてるということがよく分かりました。大阪府でもやっぱり流出が激しく、今までマグネットで集まってきたところが出てしまう府県になっている。人口が減少している中で東京一極集中ということになれば、出るほうが多くなってきたと。近隣に行くということにもなるんですけれども、やっぱり良質な雇用ということになると、それに皆、苦心されてるということはよく分かりました。特に近畿はもう東京がある関東圏と随分差ができていますので、そのような課題があるように思いました。すると、若者の流出防止というのは共通のテーマだなと。教育にしろ、環境にしろどのようにすればいいかというような、人材育成、企業への補助金とかというメニューが随分いろいろと出てきております。勉強になりますが、特に奈良は全国有数のベッドタウンでありますので、有数というのはあまりいい意味だけとは限らないですが、ベッドタウンに働き場がないというのがもう定説ですので、働き場をつくるということが若者の流出防止にもつながりますけれど、それを大きな目標としてきました。一朝一夕にできなかったわけですけれども、このような時代で同じような思いを持っておられる府県が近畿にはたくさんおられるということを昨日確認できましたので、逆に励まされたというようなことでございます。思想というほどではございませんけども、同じ思いは持たせていただいたというような感じはいたしました。




記者:
 ありがとうございます。



次期知事選について





司会:
 ほかにご質問いかがでしょうか。
 毎日新聞さん。




記者:
 荒井知事の4期目も、ほぼ3年半が経過しました。今現在進んでる広域水道事業のスタートであったり、あとリニア中央新幹線の新駅の確定であったり、いろいろ課題もまだあるのではないかと思いますが、知事は、5期目に向けては、今どのようなお考えであるのか。来春の知事選に向けて、どういうお考えであるのかも改めて詳しくお聞かせいただけますか。




知事:
 まだ結論は出ていません。どうするか、迷ってるという面でもありますけども、毎日新聞さんがおっしゃったように、課題っていいますか、やることはだんだん積み上がってきている、これもプロジェクト、タイミング次第でありますが、今までのいろんなプロジェクトが、そのときに力を入れると、ゴルフじゃないですが、真っすぐ飛ぶというようなことになりますので、その時期が、おっしゃった事項の中では、リニア中央新幹線の奈良市附近駅とかっていうのはタイミングが、来年度の環境アセスメント開始っていうのが大きなイベントであると思います。しかし、あるからといって、私がやらなきゃいけないっていうのには直結しませんので、奈良県の大事な課題は目の前に出てきてるなというところでございます。この任期の間は当然そのような方向に向かって遺漏ないように努めることが最大の仕事でございます。そのような中で、次をどうするかということは、まだ結論は出ておりませんので、またいずれ、はっきりさせないといけないということではあると思います。今は、まだですね。




記者:
 前回も前々回も12月議会の代表質問なりで正式に表明されてますけど、もう12月1日から議会が始まりますが、大体それぐらいまでには結論を出したいというお考えでしょうか。




知事:
 そのタイミングの考えも、まだ出来上がってません。何かお勧めありますか。出るにしろ、出ないにしろ、そのときにならないと、どうすればいいのかっていうのはルールもないから、私もよく分からないです。仕事は比較的メリハリをつけるほうですが、出処進退はなかなかメリハリがつかなくて、いけないですね。




記者:
 では、迷ってるという表現が適切なんですか。




知事:
 そういうことになりますかね。迷ってるというか、選択肢でもあんまり考えてないのかもしれません。迷う以前の話かもしれません。




記者:
 何かかなり前は白紙であったという回答でしたが。




知事:
 白紙のほうが、心境としては近いかもしれません。いつもそんな感じです。迷うというと、何か右の目標か、左の目標か、何かそういう目標に向けてですが、それはあまりないものですから、何が近いかといわれると白紙のほうが近いかと思います。




記者:
 白紙が近いでしょうか。




知事:
 まだ白紙というか、白地、同じ言葉です、白地ですよ。そうですね、辞めるにしろ、出るにしろ、決めなければいけないときは、ぱっと決めることになると思います。




記者:
 それに関連してなんですけど、長期政権という言い方は妥当か分からないんですけど、多選という言葉も使いますけど、昨日も来てらした和歌山県の仁坂知事は4期で辞められるということです。知事と同期の兵庫県の井戸前知事も昨年辞められました。仮定の話ですが、5期をやるっていうことについては、長いとか短いとか、そういう時期の長さについてはあまり考えはないですか。




知事:
 私自身は、あんまり考えないですね。比較して自分は立ち位置を考えるっていうタイプでもないので、同僚が辞められた、寂しいなと思います。一緒に知事会でも仕事をした仁坂知事や井戸前知事がいなくなるのは、皆、同じですが、寂しいなという程度であります。じゃあ、おまえも辞めるかと言ってくれる人はいないです。おまえは頑張りやとか言われてしまうから、そんな会話ですので、たわいない、あまり意味はないと思います。ほかの知事と比べてこっちはどうかという見立てをされるのは皆さんのお仕事であります。当事者は向こうが行くから、こちらも行こうかなど、そういう判断はしないんじゃないかと思います。他の人が辞めるから、辞めようかという判断はあまりない。それぞれの立ち位置の事情があると思いますので、と思いますね。




記者:
 ありがとうございました。



新型コロナ対策について





司会:
 ほかにご質問いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 朝日新聞さん。




記者:
 話は全然替わるんですけれども、今年の冬の新型コロナの対応について、世間的には新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されていますが、県としてどういった方針で臨むか、新型コロナの対策会議などを開かれる予定があるかをお答えいただけますでしょうか。




知事:
 ご質問ありがとうございます。今おっしゃるように、新型コロナとインフルとの同時流行というのは、これからの大きな課題です。新型コロナでは、今、振り返りますと、奈良県の姿勢は、どたばたしないと、やってる感だけで勝負しないっていうのが基本です。だから、会議を開くとかっていうのは、そういう形だけで終わらないように、実質的な意味があるかどうかということで判断していきたいと思います。同時流行に対応するっていうことについても、基本的にインフルでも感染自身を抑えるっていうのは、中国のゼロコロナ対策が極端、一方の極ですけども、それを抑えるのは経済との両立という点でなかなか難しい。逆のほうに、それほどしない、感染自身は抑えないということに発してるのと2つの流儀があります。今まで国は、抑えないとやってない感があるからというので、やってる感を出すために抑える格好をするというふうにも見えました。専門家が主導されたコロナ対策でありましたが、感染を抑えるという点では、あまり効果がなかったように思います。やってることが感染防止には結びつかなかったように思っています。それよりも大事なことは、感染された方が重症化しない、あるいは死亡しないということのほうが大事というのが奈良県のやり方でございました。それが今も続いています。
 そういたしますと、トリアージで、感染した人で入院の必要な方はきちんと入院していただきます。今度の発生届の取扱変更により、報告の内容軽減ということになっても、そのあと、フォローしなければいけませんから、奈良県独自のやり方で氏名と住所、電話番号の情報を収集し、積極的フォローをして、感染の後、ほっておかないこととしました。そのやり方が今も続いています。基本的には、そのやり方が今も生きてると思います。インフルと同時流行しても、そのやり方でやっていきたいと思っています。国のほうが、奈良が言ってることと同じようなことを言い出して、これは奈良県の資料ではないのかと思って見たら、国の資料が最近こうなってますと言われる感じであります。それはいいことだと思います。
 大きな柱は、重症化させない、死亡させない、そのトリアージをというのが基本になって進めています。順調に進んでいる状況です。インフルが同時流行しても、そのやり方を堅持していきたいと思っています。国が追従してくれて、結構なことだと思っています。
 その上で、会議をするかという質問は、必要があれば、もちろんしますが、格好だけの会議はできるだけしたくないと思います。やってる感は、皆様、見抜く目はおありだと思いますので、見抜かれてしまいます。だから、実務的には、インフルと新型コロナ両方のワクチン接種を展開するということはやっていきたいと思います。それは大きな会議をしなくても、実務的な会議で大丈夫だと思っています。オミクロン株対応ワクチン接種広域接種会場の開設を11月4日から大和郡山市のasmo大和郡山で開設したいと思っています。明後日の10月28日から予約の開始をしたいと思っています。新型コロナの次の接種期間が、5か月から3か月に短縮されてきており、例年、年末になりますと、市町村の接種会場が混雑しますので、県の直営のオミクロン株対応ワクチンの広域接種をしていきたいということです。市町村と別建てで広域接種をやります。今まで奈良県文化会館でやっておりましたが、中和のほうへも場所を展開するということになります。重症化させないためにトリアージとワクチン接種というのは2つの大きな柱でございますので、それはしていきたいと思います。宣言のようなものはあんまり出さないように、もし会議をして、宣言も出すのかということであれば、そういうことは今は考えておりません。ご質問ありがとうございました。




司会:
 ほかにご質問いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 幹事社さん、よろしいでしょうか。
 それでは、本日の知事定例会見を終了いたします。ありがとうございました。




※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。
また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。

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