令和4年11月29日(火曜日)知事定例記者会見
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令和4年11月29日(火曜日)知事定例記者会見
【質疑応答】
○令和3年度の県内市町村の財政状況をお知らせします。
○県域水道一体化について
○新型コロナ対策について
○和歌山県知事選の結果について
○次期知事選について
司会:
おはようございます。それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
初めに、本日の発表案件についてでございます。
本日、発表案件が1件ございます。「令和3年度の県内市町村の財政状況をお知らせします」についてでございます。
それでは、荒井知事から発表いただきます。荒井知事、よろしくお願いいたします。
令和3年度の県内市町村の財政状況をお知らせします。
知事:
発表案件は、例年発表しております県内市町村の財政状況でございます。これまで10年ぐらい、このような資料を作って、市町村と共同の道を探ってまいりました。市町村の財政は、奈良県はとても悪いんです。それを改善するためにいろいろな手を使っておりましたが、一つは、財政状況の共通認識が、市町村ごとだとなかなか、共通の前に財政状況の認識がその市町村内でされないという事情が分かってきましたので、どのように認識すればいいかというのは、各団体の比較というのが大きな仕事になります。けれども、各団体の比較ができるのは県だということで、このような資料を10年以上前からだと思いますが、作ってまいりました。それを発表させていただく次第でございます。
午後から、市町村振興課から詳細説明があるということを聞いておりますので、今の私からはポイントだけを簡単に説明させていただきたいと思います。資料を見ながらということで結構でございますが、1つは、基本的な資料でございますけども、経常収支比率が、依然としてまだ悪いですが、このグラフにもありますように、大きく改善したように思います。大変うれしいことでございます。これは100%を超えると文字どおり赤字(経常的支出が経常的収入を上回る状態)ということでありますけども、令和2年度でも95%、その前のグラフを見ていただきますと、98.4%になったこともございます。全体の平均で赤字すれすれなので、100%を超えた団体もあった状況でございますが、今100%を超える団体はございません。赤字団体がないということ、また、このように平均も改善してきたということが大きなポイントでございます。
2ページ目でございますけども、財政指標で、この経常収支比率が瞬間の1年の大きな数字でございますけども、BS、PLみたいなものですけど、民間でいえばBSみたいなものが2ページ目の実質公債費比率、将来負担比率、将来に負担を先送りしてるんじゃないかといった類いの資料でございます。財政が悪いと、当面の赤字を避けるために債権を発行して、その負債を先送りするというテクニックをされるところがございましたが、それがこの実質公債費比率、将来負担比率に反映されるわけでございます。それがいずれも悪い状況でございましたけども、その改善率のところを見ていただきますと、対前年度増減で全国よりも努力されているという跡が分かっています。これもうれしいことでございます。しかし、全体としては、特に将来負担比率は全国よりも大変悪いので、将来の負担というのは、奈良県の市町村財政では大きな重荷であろうかと思います。これが市町村の財政当局、あるいは首長、あるいは住民の方に意識されないというのが大変問題だというのが県の問題意識でございます。もっと足元の財政状況をよく見ていただく目があればというのがこの資料の狙いでございます。その負担を緩和するために行う仕組みが基金でございますけれども、基金の残高は、これは市町村によって全然違うわけですけども、これが少ないと、いざというときに、償うことができないという貯金でございますけども、それについても改善傾向ということでございます。そのように、4指標全て改善の傾向にあるということは大変喜ばしいことでございます。
その努力のきっかけとして県が考えてきましたのが、3ページ目にありますように、まず、財政規律意識を持とうということです。その財政規律意識は、徴収率が全国の徴収率より低く、このグラフにありますように、全国とも大きく差ができている状況でございました。これは、税金を納めている人に不公平感を与えますと、納めていない人いるよということを市町村レベルではよく見えるんですね。実際市町村の職員が納税催促に行きますと、あいつが納めていないのに、俺のところにどうして催促に来るんだといって追い返されるようなのが実情でございました。それに対して、では、県が代わりに催促に行きましょうというので、税徴収のマルサを県でやったことがその最初でございます。徴税の意識を上げようということでございますが、ここにありますように、その徴税意識がどんどん上がってきて、1ポイント差があったのが、差が縮まってきまして、令和3年度の全国徴収率がどのようになるか分かりませんが、徴収率が上がるのと、財務の状況が改善するのと、軌を一にしているということは、その徴収率、財政、財務意識を市町村の行政当局に持ってもらおうというのと、それと、税収を納める方の公平感を醸成しようという狙いがこのように上昇機運になっているというように思います。それでも、市町村財政が悪いところは県が助けようということを開始しておりました。これまでやりましたのは、経常収支比率が県の中で100%を超えた団体もございましたが、特にひどかったのは上牧町と御所市でございまして、債務の負担比率、借金を多く抱えて、首が回らないという状況の市町村ございましたので、その2市町に対しましては、25億ぐらいだったと思いますが、無利子貸付けを実行いたしました。すると、金利の分は助かるわけでございますので、無利子貸付けを行ったら、大幅に改善されました。効くなということは分かったわけでございます。そのようなことも続けようということで、しかし、全部の市町村にばらまくことはできませんので、財政の悪いところをピックアップして、市町村が改善意欲を示されたら無利子貸付けを実行しようという奈良独特のやり方を実行いたしました。それが、重症警報発令ということになりましたが、今まで5市町でやった重症警報でございますけども、五條市、宇陀市が抜けまして、令和3年度では奈良市、平群町、河合町に重症警報を発令したいと思っております。この3市町がどうして重症警報になるのかということでございますけれども、先ほど申し上げました4つの指標のうち、将来に負担をかける指標が2つ以上あるところということでございます。実質公債費比率は、平群町、河合町、この5市町村ありますけども、平群町は3つともとても悪いですね。河合町も3つとも悪いです。奈良市は2つ悪い。ワースト5に2つ以上悪いのは、この3つしかありませんので、その3つを、奈良市、平群町、河合町に重症警報を発令して、その財政改善に向かわれるならば、無利子貸付けをしようということでございます。
4ページ目になりますけども、各市町村の中でも上位の市の財政規模が大きいのは一目瞭然でございます。県全体の平均の財政状況ということになりますと、このように、奈良市がとても大きな財政規模でございます。和歌山県がワーストだったんですけども、和歌山県がワーストを抜けたのは、和歌山市の財政改善が進んだということが分かっております。奈良県も奈良市の財政改善が進めば、奈良県の財政はこのような状況ですので、飛躍的によくなるというように思っています。県は、この財政に対しまして、今申し上げたようなことでございますけども、市町村の自助というのが基本になろうと思いますが、また、国の交付税があることによって下支えをしていただいておりますが、県もその共助の一翼として市町村の財政を助けようということをしてきたご報告にもなろうかと思います。全体として改善されてきました状況でございますけども、これからも油断しないように、財政がよくならないと、いろいろな前向きな投資をしてもらえないということは明白でございますので、財政だけがよくなって、ほかは何もしないというのは、あまりいい行政ではございませんが、財政がよくなるのと、前向きな投資をするというように市町村の行財政が向かえばと願っているところでございます。
簡単でございますけど、後ほど詳細説明があると思いますので、私からは以上にさせていただきます。
司会:
ありがとうございました。
司会:
ただいまの発表案件について、ご質問がございます方は挙手にてお願いいたします。
NHKさん。
記者:
今回のこの結果を見ると、3つの市と町が重症警報になっているという結果ですけども、その結果をまず率直にどのように受け止めていらっしゃるかということと、改善は見られるものの、やはりまだ全体的に見ると、市町村の財政状況は厳しい状況が続いていると。県として、今後引き続きどのような施策を打っていかれるかということをお知らせください。
知事:
2つのご質問ですけど、重症がまだ3つ残っていると、5つでありましたけども、3つ残っているということでございます。もう瀕死の重症か、単なる重症かという違いはあるんですが、このような分かりやすい指標で行っているわけでございます。この重症警報というのは、先ほど申し上げましたように、市町の自助努力が基本になって、財政の状況についての意識がクリアになれば、改善したいという議会のほうも改善の意欲が出るわけでございますけども、その意識を共有化するというのが重症警報の大きな意味が一つあると思います。それが全体として奈良県の市町村の財政状況は、2つ目の質問にも関係いたしますけども、悪いことには変わりございません。改善に向かっておりますけども、ワースト1を脱したぐらいかもしれませんが、まだ最下位レベルということが実情でございますので、財政はある程度よくなったほうがいいに決まってますので、このような重症警報が発令される市町にあっては、これからの必要な投資を行っていただく意味でも、財政を改善して投資に向かうというように、その意識を持ってもらうというのが大きなことでございます。意識をどのように持ってもらうのかは、これはご当人様たちのことでございますので、なかなかうまくそのようにいかないことも多いですが、このような客観的な指標で、こういうように悪いんですよということ、もう瀕死の重症になる前の、重症警報でございますので、重症になった警報か、重症になりそうな警報かということになりますけども、両方かもしれませんが、重症警報で、その数というわけではなく、意識を持っていただきたいなというのが大きな狙いでございます。
2つ目のよくなった、改善の基調ですが、まだ悪いということについては、そのとおりでございますので、改善したことはうれしいことでございますけども。改善になりましたのは、1つは、全国も改善してる面もございますので、交付税措置が割と潤沢に回ってきたということが大きなことでございますけども、そのほかに自助努力があるということを期待しているわけでございます。そのような跡も出ますので、特に徴収というのは交付税の措置とまた関係ありませんので、税額が増えれば交付税が減る傾向にあります。それでも徴収をしたほうがいいと思いますので、そのような財政規律についての意識が高まってきているというように思いますので、それが一番うれしいことでございます。財政規律で公平感のある財政運営を市町村でしてもらえば、それが持続力になるというように思っています。まだ改善基調にありますけれども、基調が続くかどうか、持続力があるかどうか、これからの勝負だというように思います。
司会:
読売新聞さん。
記者:
昔からの根深い問題になるかもしれないんですが、そもそも奈良県、全体で、全国ワーストレベルだったというこの要因というのは、そもそも何だったか、どのように知事は分析されていますか。
知事:
要因は、私の見方は、財政規律意識がなかったというように思います。どこと言いませんけども、市町村長の中で、財政なんか全然知らなかったといって何期もされてる町長がおられる。そこの財政がすごく悪かったんですよね。これ、見てくださいよといって資料を見せて、こんなの勉強したことなかったって、もう替わられた町長ですけどね。そういう状況で、これはちゃんと資料を示さないといけないなというように思ったのがきっかけです。だから、ワーストになったのは、これ、地方政治ということになりますけども、地方政治の意識、皆様も一翼を担っておられるという、水を向けちゃ悪いんですけども、やはり地方政治をよくするには、財政も大きなメルクマールだというように思います。社会的な面もありますけども、経済的な面と、それと、行政ですから、財政的な面をよくするのも大事なことだと思います。奈良県の市町村レベルでは、県が職員派遣して帰ってきてますけども、やはり大変です。それがワーストの大きな要因、地方政治が大きな要因だったというのが私の見立てです。それはまだ改善されたかどうかは分かりませんけども、やはりこういう資料を取って、その資料を見てもらって、財政を傷つけないという政治意識、政治家意識が必要だなというように思います。
記者:
ありがとうございます。
1年ほど前に、宇陀市と平群町と河合町に対して、財政経営健全化の推進に向けた覚書を締結されていると思うんですけども、今回の資料を見ると、宇陀市はこのワースト5に1つ入っているんですかね。ただ、平群町と河合町はそれぞれ2つ以上入っているということですけども、その辺りの効果といいますか、取組というのはどのように感じていらっしゃいますか。
知事:
今おっしゃったように、最初は個別に、あなたのところ悪そうだから、ちゃんと一緒にやろうよと、共助のパターンをつくっていたんですけども、それとともに、このような成績表と言われて嫌われておりますけども、市町村のこれは財政の成績表ですけども、いろいろな成績表を、県の役割だと思って公表するようにいたしました。各市町村、比較した成績表を出すのは、教育でもそうですけども、県の大きな役割の一つだという認識をしてきています。個別に指導するというのも大事ですけども、なぜうちが指導されるのかということが分からないままだと、抵抗がありますので、それはこの客観指標によると、あなた、成績が悪いから一緒に助けますからというのをやり出して、素直に従って一緒にやっていただいたところは改善しています。実際によく改善しています。それが実行のときは覚書という形になると思いますけども、このような形でずっと毎年公表して、嫌がられてはおりますけども、成績表の威力もあろうかというように思っています。これは、公表の事実でございます。事実をよく見て、改善すべきところは改善していこうというのは、県の財政でも同じでございますけども、エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキングということで、EBPMでございますので、そのようなことを奈良県で実行してきたというように思っています。
記者:
分かりました。ありがとうございます。
司会:
産経新聞さん。
記者:
重症警報の中、奈良市と平群町と河合町の中に、特にその中でも奈良市の財政規模がほかの2つに比べて大分大きい市になるかと思うんですけれども、そこが全体の指標の改善というのに大きく関わってくると思うのですが、そこに対する知事の考えをお聞かせください。
知事:
奈良市は、このように財政規模が大きいですので、全体の、歳入ベースで、歳出ベースでもいいんですけど、歳入ベースで6,700億のうち1,600億と、4ページ目のその数字の欄でいいますと、とても割合として大きいですので、奈良市は人口も多いし、馬力はありますが、財政運営をちゃんとしていただくと、また市として、県内の経済にしろ、行政にしろ、いろいろなところを引っ張っていただく能力はおありだというように思いますが、それを共同でやるのか、奈良市独自でやるのか。奈良市独自でやられる場合でも、財政がしっかりしてないと、なかなか力が出てこないでしょうから、財政が悪いのに独自というのはなかなか難しい状況にもなろうかと思います。共同でやるということになると、国も共同でやることについて補助金が出ますし、県も共同で、奈良モデルでやる場合は補助金を出すということになってきていますので、共助という共同でやるという道も多少広げておかれたほうがいいかなと思います、助けになる限りですね。それと、これだけ大きな財政でございますので、自助改善努力というのは必要だと思います。このように、この資料を素直に見ていただければありがたいなというように思います。
司会:
毎日新聞さん。
記者:
今の奈良市の話なんですけど、最初に警報を発令した後に、事務レベルでいろいろ何ができるかというのを協力してやってきたと思うんですけど、今の現状としては、もうそういうレベルではなくて、もうちょっと奈良市さんが独自で努力しないと県としては財政支援はできませんよという、そういうスタンスになってるんでしょうか。
知事:
財政支援の条件もございますが、5年以内だったと思いますけども、経常収支比率の改善率を5ポイントですかね、5ポイントするというのを、それを経常収支比率を改善するという意欲を議会と共に持ってもらうというのが大きな条件で、ほかの市町村はそのようにされていますので、無利子貸付けを実行してきました。奈良市はまだそこまでいかないんですよね。
担当課:
継続して取組中です。
知事:
今、事務的には大変話をしていただいてますので、見込みがないわけではないと思っています。そういう大きい財政ですので、いろんな、大きいとまた節約もできやすい面もあるし、できにくい面もあると思います。困難は他の市町村よりも大きいというように推察をいたしますけれども、やはりよくなってほしいなと思いますので、よくなるという、無利子貸付け、効くと思います。将来負担比率なんかあるときには、無利子化すると大きなところの無利子は効くと思います。御所市も効きましたので、奈良市もやると大きな無利子貸付けになると思いますけれども、それに向かうということをされるといいとは思うんですけどもね。何か地元の政治とか、いろんなあるのかもしれません、よく分かりませんけれども、財政改善の政治意思を明確にされると県はこのように助けるという、他県にないようなやり方してますので、自助努力があっての共助ですよということになると思います。これは強制できませんので、自助努力プラス共助というのが奈良モデルのやり方になっております。
記者:
分かりました。
司会:
奈良テレビさん。
記者:
ちょっと細かい点の確認なんですが、先ほど町村に求めることについて、財政を改善する投資をする意識を持ってもらいたいとおっしゃったかと思うんですけども、投資でよかったのかということと、要は投資というのは、いろんなことに対する予算をつけて、それぞれの事業をやっていくというような理解で大丈夫でしょうか。
知事:
投資財源は、ためて、基金の積み上げということ。財政調整基金は、その波が打つところの調整基金ですので、県のように投資基金をできるだけあって、将来に向けてお金を使うというような投資にお金がためられますので、財政がよくなると、お金がためられますので、いろんなプロジェクトがあると思いますので、その投資というのは、大きなことでございます。投資のないまちはどんどん衰えていくというように実感してます。投資はいろんなやり方で、その需要というのは、行政への需要というのはたくさんございますので、それを順番に優先順位を決めて投資をしていくというのが我々の役目でございますので、ある程度元手が要るということ、そのときに、年々の元手で償えるかどうかということが分かりませんので、お金をためて、大きな投資に向かうということが必要かと思います。病院を造るときにも、病院基金というのをつくって、大きな財源をもって、200億を超える財源を用意してました。基金をため過ぎるという批判もあったんですけども、しかし、それは目的があるので、病院を造るための基金ですよというような、今も400億、県の財政で400億超える基金を持っております。これは財政調整基金と違って、投資基金でございます。それは大規模防災拠点を整備するというための基金でありますので、そのような目的を持った基金というのを必要かと思います。それは投資ということになると思います。
記者:
最後になりますけど、基金を積み立てたり、事業にお金を使うことを指して、投資とおっしゃったという理解で大丈夫でしょうか。
知事:
そういうことです。
記者:
ありがとうございます。
県域水道一体化について
司会:
発表案件についてのご質問、よろしいでしょうか。よろしいですか。
それでは、その他のご質問も含めて、ご質問のございます方は挙手にてよろしくお願いします。
読売新聞さん。
記者:
県域水道一体化について、本日、協議会が行われるということですが、11月をめどにというようなこともありましたけども、現状どういう状況なのか、ちょっとご説明いただけないでしょうか。
知事:
今日、協議会がございます。大事な協議会でございます。プレスフルオープンになってますので、それにお越し願うのが一番だと思いますけど、相当、今日は基本協定案と基本計画案が出ますので、様子が割と今日は一目瞭然になると思いますので、お勧めいたします。その前に私から今日の時点で言うのはちょっと差し控えたいと思いますけれども、そう悪くないと思います。変な言い方ですけども、いい基本計画案になってきてると思います。
記者:
11月中に参加の可否をというのは意思表示されるのでしょうか。
知事:
今日、その点についても協議会で諮ります。いつ意思表示をしてもらうかという最終デッドラインについても今日、協議会で諮りたいと思います。
記者:
分かりました。
知事:
大事なのは、資料が今日はないから、記憶しているポイントですけど、読売新聞さんがおっしゃった、意思表示のデッドラインはいつにするのか。それと、順不同ですけども、大和郡山市の参加はどのようにするのか、葛城のセグメントをどのようにするのか、それとも関係しますけども、投資の基金をたくさん持ち込んだ人の地元投資をどのように公平化を図るのか、協議会のメンバーの一部の人で検討部会をして、もう5回重ねておりますけど、そこで出た意見を、何度も何度も議論して、集約したものを今日の全体協議会にかけるという体裁でございます。覚えてるポイントでも、そのようなポイントが最初からずっと出ておりましたので、それを、検討部会で出た結論を協議会にかけるということになりますので、そのほかも、大体まとまってきているように思います。大事な点が基本計画の論点の解決案として今日提示される予定でございますので、大事な点は基本計画の中に載っているような感じがいたします。それが了承されますと、その基本計画を基に、12月議会に各市町村が説明するといった資料になりますので、その計画を基に、議会に説明をして、議会の了承を得るという段取りになると思います。そのような組立てで、今日の協議会を諮るという、大事な協議会のように私も思っております。ぜひお越しくださいますように。
記者:
じゃあ、大体概要が今日の協議会で分かるということですね。
知事:
そうですね。
記者:
分かりました。ありがとうございます。
新型コロナ対策について
司会:
産経新聞さん。
記者:
新型コロナの関係のことなんですけれども、ばらつきがありますけれども、増加傾向になってきているかと思います。病床の使用率、一定程度余裕はあるかと思うんですが、知事の現状の受け止めと、呼びかけることありましたら教えてください。
知事:
ご質問ありがとうございます。新型コロナは、国のほうでまた新しい方策と称するものが出ましたけれども、奈良県が今まで言ってきたことを、いろいろフォローはしていただいているという感じはいたします。これは文句を言うわけでも全くございません。よくなっていると思います。その中で、何度も言ってまいりましたけれども、行動規制のほうの分野と、社会経済の専門家の分野だと思っておりましたけれども、医療と社会経済、それは医療の専門家の方がおっしゃってる。それと、医療についてどう扱うかというような2つの分野があるというように思っておりました。医療については、地方が医療の責任をもっと多く持ちなさいということを言っていただくのがいいかと思っていました。コロナの毒性や、ワクチンの効果、ワクチンの配分などという、基本的な情報は国からいただかないといけませんけれども、通常医療との兼ね合いというのは地方の責任であろうかと思います。経済、社会活動との兼ね合いというのは、国の大きな判断によることが大きいというように、まん延防止、やるとことやらないとこと、まだらになってきたという実情があります。すると、県境を越えて経済活動、社会活動が行われて、それは、あまりいい効果にはならないんじゃないかというように思っておりました。経済活動で、県域ごとにやると、京都府でいうと、京都市と舞鶴市で、全く情勢が違う。奈良県では、奈良市、あるいは生駒市と吉野郡では全く情勢が違う。県域でやりなさいよ、行動制限やりなさいよというのはちょっと違和感があったというのは実情でございます。だから、蔓延は線路伝いとか人の移動を伝わっていきますので、どのようにやるかというのは、国が一律的にやってもらったらというように思っています。今のコロナの情勢についても、基本的には同じだと思いますけれども、国のほうは、そのような奈良県が言ってきたことに寄り添ってきていただいているような気もいたします。医療は頑張ってということと、用心してということと、もう一つは、行動制限については、ウィズコロナということで、はっきりおっしゃいませんけれども、行動制限で感染抑制というのはなかなか難しいなというように思ってきているような印象があります。
そういたしますと、県民の方との会話ということになりますと、やはり基本的な感染対策をしていただいて用心してくださいねということが一つと、医療で、感染された方は安心ですよと、医療はちゃんとしてますよと、その2つをメッセージとして出したいと思います。住民の方には、感染予防してください。もし感染された方は、奈良県は安心する医療を提供していますよ、これは県の責任としてやっていますよと。その2つのメッセージが大きなことだと思っています。医療の提供については、今まで問題は起こっておりません。入院が必要な方だけ入院してもらい、そのほかの方は高齢者施設なり自宅で療養してもらうという奈良県独自のトリアージ方針を出しまして、それが順調に動いています。しかし、数が増えてきますと、入院者の数も増えてきておりますので、これはご報告ですけども、医療については、12月5日から全ての確保病床を新型コロナ患者用として運用することを決めました。これはちょっと新しいご報告かもしれません。11月25日に運用転換の依頼をしております。各病院で準備に10日間かかりますので、12月5日から全ての病床を新型コロナ患者用として運用しますと、566床になります。今までは、通常医療を圧迫しないということで、運用病床を減らしておりました。患者の数が増えてまいりましたので、12月5日からそのようにいたします。したがって、医療についてもご安心であろうかと思います。今の運用病床は314でございます。314を566に戻すということで、314の病床で11月28日現在の数字では占有率56%ということでございますので、566に12月5日から戻すということで、運用病床の占有率はまた下がってまいりますので、入院という措置については安心していただいて結構ですということでございます。毒性が下がっておりますので、自宅療養、施設療養で気をつけて過ごしていただくのでいいかというように思っています。
なお、もう一つの分野で、県民の皆様にインフルエンザとの競合、合併症ということがあると思いますので、インフルエンザも含めて、気をつけていただきたいと思います。幹事社さん、既報なんですけど、もしお配りしていいなら、これを説明させていただきたいと思います。よろしいですか。ちょっと改めてになりますけど。じゃあ、配っていただいて。病床について、医療については大丈夫ですよというメッセージなんですけども、県民の皆様には用心していただきたいですよというメッセージでありますけれども、改めてというお願いでありますけども、この赤字で書いてあるところがポイントでございます。季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される状況になってまいりました。特にコロナで大事な換気ですけれども、寒い季節ですけれども、換気には改めて気をつけてくださいねということを強調しています。時々でも結構ですけども、換気を、空気が通るようにしてくださいねという、外気導入モードということでございます。換気が大事だと。そこから、自己体調をよく見ていただいて、体調悪いときはコロナじゃないかもしれませんけれども、いろんな意味で、インフルエンザかもしれませんので、外出控えていただくのがありがたい。それから、ワクチンの早期接種と、それから、赤字のとこだけで結構でございますけども、基本的な感染防止については、奈良県立医科大学附属病院感染症センター長の笠原先生にご確認いただいておりますので、マスク、換気、消毒、距離と、この4つは大事でありますので、この4つの対策を覚えていただければ大丈夫だと思います。特に、マスク、換気、距離ですね。このようなことをやっていただくとクラスターの発生も予防されると思います。それと、最後の、赤字で書いておりませんですけれども、リスクの低い場所というのは判断しにくいかもしれませんが、多少リラックスしてもらうのがいいじゃないでしょうか。やっぱり緊張していてもコロナは関係、容赦なしですから、外で、マスクもちょっと息苦しくなられると思いますので、マスクは外していただければ結構ですよということです。この基本的な注意事項を改めてちょっと今日配らせていただいてありがとうございます。先ほどの医療とご注意と、その2本柱で奈良県は乗り越えていきたいと思っています。
記者:
1点だけ、追加ですみません。特に換気というのが主要な項目で取り上げられていると思うんですけど、やっぱり専門の先生方からも、手洗いなど、今までも言われてきてますが、特に冬の時期というのは換気というのが大事だとか、そういうのがご意見の中にあるわけですか。
知事:
そうですね。笠原先生にはずっと最初から現場に行って、このようなご注意をしていただいております。最近は、基本対策というのはもうこれだということは固まってきておりますので、これはやっぱり実際にクラスターが発生したりするときには、このどこかが崩れてるんですね。換気がなかったとか、距離が近かったということですぐれています。まちで、どこかで分からないけど、うつったということは、今まで感染経路というのを調査してたんですけど、なかなか分からないような状況でありましたけれども、一々調べると、やはりどこかで距離が近くて、マスクしてない人がこの3つの感染経路、接触、飛沫、エアロゾルというのは、これはふわっと飛んで、割と距離が遠く飛ぶ。遠く飛ぶというのは二、三メートルですけども、これは大体、離れていれば大丈夫です。このぐらい離れたら大丈夫。二、三メートル離れてれば大丈夫ですので、特にもう少し近くで面と向かってマスク外してやってると、感染した人のエアロゾルで感染したということ、後では分かるんですけども、その都度、なかなか注意しにくいと思いますので、このようなことをなるべく習慣化していただくのが大事かと思って、繰り返ししつこいですけども、ご注意させていただいてというようなことでございます。
司会:
毎日新聞さん。
記者:
今の注意に関連して、知事はオミクロン対応ワクチンというのはもう打たれたんでしょうか、あるいは打たれる予定なのかというのと、あと、インフルエンザのワクチンについては、打たれる予定なんですか。
知事:
日程調整してます。インフルエンザについては日程調整してます。そこから、次のワクチンは何か混んでるんですね。だから、先にいけないので、空いたらまた打とうと思っています。ちょっと先になる可能性ありますけれども。
司会:
奈良テレビさん。
記者:
これまで出ているかもしれないんですけど、これまでに知事はコロナウイルスワクチンは4回打たれてるんですかね。
知事:
そうですね、4回。
記者:
すみません。
和歌山県知事選の結果について
司会:
毎日新聞さん。
記者:
先日、お隣の和歌山県知事選で、元財務省の官僚だった岸本周平さんが初当選を果たしました。奈良県としては、やっぱり和歌山といろいろ協力して施策をやることもあると思うんですが、知事が新しく岸本さんになったことについて、どのような感想をお持ちでしょうか。
知事:
岸本さんは、大蔵官僚のときからよく知ってる方なんですね。私が課長のときに主査をされていました。彼の担当は運輸ではなかったので、直接仕事でお願いすることはなかったんですけれども、よく大蔵官僚との接触はありましたので、よく知った方です。よくできる方です。よく知ってるというのはありがたいことであります。党が違いますけれども、よくできる方ですので、知事になられたら活躍されると思います。ご活躍を期待しています。
次期知事選について
記者:
では、引き続き、荒井知事の知事選について、またちょっとお聞きします。奈良県知事選は来年の4月にありますが、もうくどいようですけど、知事は来年の知事選に向けて、今、どのようなお考えなんでしょうか。
知事:
何度もご質問していただき、また、何度も同じ答えで申し訳ございませんが、答えも変わりはないです。まだ白紙の状態でございます。よく考えて判断したいと思っています。
記者:
前回、前々回も12月議会で表明されてましたけど、今回も、いずれにせよ、12月議会で表明されるというお考えでしょうか。
知事:
12月議会が始まれば分かると思います。ご質問があるかもしれませんので、どうぞ傍聴してください。どのようなことを言うか分かると思います。
記者:
じゃあ、質問を受けたら、それなりの答えをされるということですか。
知事:
そうですね。それなりというか、同じようなことを言うかもしれません。毎日新聞さんのご質問に対する答えと同じかもしれませんけれども、とにかく答弁しなければなりませんので、答弁いたします。ご質問ありましたらですね。同じような答えで申し訳ございません。
司会:
NHKさん。
記者:
知事の先ほどの毎日新聞さんの質問の関連ですが、この間に、知事選に意欲を見せていらっしゃる方が何人かいらっしゃるようですけれども、そのことについては、もうご承知でいらっしゃいますか。
知事:
もう少し具体的に教えてください。
記者:
例えば、昨日ですと、田原本町の森町長が定例会見で、荒井知事ご自身が引退するのであれば、私も県をよくしたいというような意欲はありますというようなご発言があったようですが、その点についてはどのように考えられますか。
知事:
奈良新聞に出てましたね。田原本町の森町長はよく知っておりますけども、よくできる方です。また、よく勉強されております。それから、周りの信望もおありになると思います。また、今のお仕事の関係では、県がその田原本、三宅、川西に展開しております大和平野中央田園都市構想の有力パートナーであります。一生懸命取り組んでいただいております。それは仕事と評価ということでございます。意向、意欲ということを表明されたということでございますが、どのようなシチュエーションで言われたかもよく分かりませんので、そのこと自体についての私のコメントはございません。ご自身については、先ほど申し上げましたように、よくできる方で、勉強されており、周りのご信望もあるというように評価をしております。
記者:
具体的にお二人の中で、そういう知事選に向けたお話というのは一切されていないと。
知事:
ございません。
記者:
ありがとうございます。
知事:
またいろいろ教えてください。
司会:
毎日新聞さん。
記者:
しつこくて申し訳ないです。もう一人、今、NHKさんがお名前を出さなかった総務省の現課長が、我々の取材に対しても出馬の意向を示しているということで、メディアで見られたと思うんですが、その方から知事に面会したいとか、そういう申出というのはあったんでしょうか。
知事:
お会いはしてません。
記者:
申入れというか、会ってほしいなど、面会してほしいという申入れはありましたでしょうか。
知事:
あったのかな。私、あんまり意識してませんので。また、会うのも何か変な感じはいたしますけれども。
記者:
会うのは変な感じすると思うんですけど、会いたいというか、面会意向というのはあったのか、なかったのか。ご記憶ないですか。
知事:
あったのかな。私自身はあまり承知してません。
記者:
じゃあ、なかったということではないということですね。
知事:
どのレベルまであったのか、ちょっとよく分かりませんが。
記者:
直接なり、間接なりでお会いしたいといったことは。
知事:
お会いはしてないということだけは確かです。どこまでそういうご意欲があるのかもあまりよく承知していませんし、密室で会うのも何かあんまりよくないんじゃないかなと思ったりするタイプですので。選挙については、会ってないし、将来もあんまり会わないんじゃないかと思います。別な仕事とか、ほかでは別に幾ら会ってもいいんですけれども、選挙について会うというのもちょっとなという感じは今持っておりますけれども。
司会:
産経新聞さん。
記者:
知事の決意といいますか、進退のことは一つ置いておきまして、県内で様々なプロジェクト、それこそ大和平野中央田園都市構想だったり、いろいろ進んでいるかと思うのですが、その中で、次期の知事になる方にはどのような方がふさわしいといいますか、何が求められるのかというのを教えていただければと思います。
知事:
今日の奈良新聞では継承ということが書かれていました。継承か、拒否かということで大きな違いがあります。今までのプロジェクトでありますので、知事選に出られる方はいいプロジェクトであれば進めていただけたらなと思います。私から見れば、今進めているのは大事なプロジェクトだと思っていますので、特に重要なプロジェクトは進めていただければなと思います。特にリニア中央新幹線の「奈良市附近駅」、五條市の大規模広域防災拠点、今日これから後、協定いたします医大・周辺まちづくりプロジェクト、田原本町の森町長が関係しておられます大和平野中央田園都市構想など、奈良県にとってはとても大きなプロジェクトのようにやっぱり私は思います。これは時間がかかりますので、自分としては継続して取り組んでいただく方が望ましいと思います。今までの県議会の議論では、一部の政党以外にはあまり反対がなかったように思いますので、そういう方向で取り組んでいただければありがたいなと思います。誰が出てこられてもですね。私も含めて、誰が出てこられても、奈良県にとっては大事なプロジェクトだと思われるのは取り組んでいただくのがありがたいことだというふうに思います。それは普通の感情だというふうに思います。
司会:
朝日新聞さん。
記者:
こういった記者会見の場以外でも、恐らく様々な団体の方からどうされるのですかというお話がたくさん知事のところに行っているかと思うんですけれども、今いろいろじっくり考えたいとおっしゃってましたが、荒井知事ご自身がどなたか周囲の方とかに進退についてご相談とかはされてるんでしょうか。
知事:
これからの進み方というような意味ですか。
記者:
はい、そうです。
知事:
毎日新聞さんがおっしゃったように、今までだったら、12月に入ったら表明するということでありましたけども、選挙に向けていろんな動き、今までにない動きもございますので、当然だと思いますけれども、よく考えて、しかるべきときには態度表明をしたいと思います。態度表明するときには、普通でしたら、会見するとか、あるいは、議会で表明するとかということになると思いますので、公の場で表明するということになると思います。個別に接触される方もいるかもしれませんが、ちょっと予告みたいで申し訳ありませんけれども、今まで自宅の前では取材を受けないことにしておりますので、あしからずご容赦ください。やっぱりちょっと平穏に、静穏に休みたいものですから、自宅での接触、あるいは個別接触で特段のことを言うということはございませんので、ご安心ください。朝日新聞さんに先に漏らすようなことも多分ないと思いますので、何か言うときは、必ずみんなの前で言うことにしたいと思います。これは私は鉄則だと思っております。中央省庁でありますようにオフレコ会見というのはやっておりませんし、懇談会もしておりません。こういう立場だから、特に今のようでありましたら、オフレコで発表するようなこともないと思いますので、どうぞあまり取材競争されなくても大丈夫でございます。言うときはみんなの前で言うことにしたいと思います。口堅く、一部の方に漏らすということはないようにしたいと思います。ご安心して、仕事にお励みください。
記者:
あと1点、4年前に4期目の立候補を表明されるときと現在とで、今のほうが悩みが深いかなというのはありますか。
知事:
4年前に比べてですか。
記者:
はい。
知事:
懇談みたいになってきましたけども、選挙の情勢というのは、その都度変わるんだなと。知事選は4回選挙させていただきました。国政と知事選はまた随分違うなという印象でありますけど、知事選でも、よく言われます構図というのは随分変わるもんだなというふうに思います。4年前に比べても、今度はどうなるのかな。まだ構図が固まっていませんので。そもそも本人がどうするか、まだ分からない状況ですので、どうするんですかね。しかし、周りにいろいろ動きがあるのは当然だと思います。大事な選挙でありますので。だから、いずれにしても、県民の将来にとって、いい首長さんが来られたらいいと思います。それだけは従来から、4年前も8年前も変わっておりません。たまたま私が選ばれた結果がずっと続いておりますけども、選ばれたからには、一生懸命仕事をしないといけないと思って走ってきたつもりです。選ばれた者は一生懸命仕事しないと、選んでいただいた以上は、もう馬力を出して一生懸命しないと罰が当たるという思いで、その都度、ずっとそう思ってきました。幸い、その走ったことによって、いろんないい仕事ができてきた面もあろうと思います。だから、それが評価される面と、あるいは、これからどのようにされるか。先ほどの産経新聞さんのご質問だったでしょうか、これから知事選へ出られる方への期待はどうかという点になりますけども、その中に私も、まだ一応白紙ですので、候補としては入ってる状況でございますけれども、奈良県民にとっていいことをしていただく方、県民の選択が県民の将来にとっていいことであるよう、私も願っております。まだ白紙ですので、あまり余計なことを言っていると何かちょっと違うように報道されるといけませんので、このぐらいにさせていただけたらと思います。
司会:
毎日新聞さん。
記者:
ちょっと年齢のことを質問したいんですが、高齢化社会とはいいながら、知事は現在77歳で、仮にもし知事選に出られるとしたら78歳、仮に次の4年を務めるとなれば82歳になると思うんですけど、知事はお元気だと思うんですけれども、80歳といいますとやっぱりちょっとかなり高齢だなと思うんですが、年齢については、どうするかの考慮の中には入ってくるものなんですか。
知事:
私自身にはあまり入らないんです。私の健康というか、体が弱ってくると迷惑をかけるので、それは遠慮しないといけないと思いますけども、元気であればというだけの話であります。アメリカのバイデン大統領は、私よりも2歳ぐらい上なんですけど、アメリカではあんまり毎日新聞さんのような質問はされないなという印象です。バイデンさんとは同じ大学で同じキャンパスだったんですね。キャンパスで会ったことはないんですけど、同じ時期に同じキャンパスにいたことは確かなんです。彼はロースクールで、僕はパブリックアドミニストレーションだった。小さな大学だったんですけども。高齢だからといってアメリカでは言わないなという印象を受けながら、毎日新聞さんのご質問を聞いておりました。私の考慮の中に年齢そのものはあんまりないです。健康というのは当然ありますけれども。健康であれば働くに越したことはないだろうにと。先ほどみたいに選ばれたらしゃかりきになるタイプでありますのでというようなことですね。毎日新聞さんのような質問は通常ある質問だと思いますが、日本独特とは言いませんけれども、アメリカは高齢者が競っておりますので、余計にそう思いました。若い人も出ておられますし、トランプ前大統領も高齢ですね。
記者:
失礼しました。
司会:
ほかにご質問よろしいでしょうか。よろしいですか。
幹事社さん、よろしいですか。
それでは、本日の知事定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。
また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。
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