市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)が大きな社会問題に!

あなたは1人ではありません。 必ずあなたの気持ちに よりそってくれる人がいます。           オーバードーズを行う理由は、人によって異なります。まずは自分に合った相談者へ相談してください。    ※市販薬のオーバードーズの情報、現状について知りたい方は、↓下へスクロールしてください

 【自分に合った相談者】誰かに相談する勇気で変わることがあります

 《関係相談機関》
 相談の種別

   相談機関

対応内容 連絡先
 薬物相談  奈良県薬務・衛生課 薬物に関する相談に対して、アドバイスや助言を行い、必要に応じて医療機関等の紹介を行います。  0742-27-8664 
   精神保健福祉センター

精神疾患に関すること、薬物依存に関する相談支援を実施しています。

また、薬物依存症者のための薬物依存回復支援プログラム「しかーぷ」を実施しています。

 0744-47-2251
   県内保健所

 精神疾患や精神障害に関する社会復帰・社会参加に関すること、健康相談等に関する相談支援を実施しています。(精神保健福相談員、保健師、精神科医などが相談対応しています。)

奈良市保健所0742-93-8397

郡山保健所 0743-51-0197

中和保健所 0744-48-3038

吉野保健所 0747-52-0551

 一般  奈良いのちの電話協会  様々な悩みについて24時間365日相談できます。  0742-35-1000
   ならこころのホットライン  心に不安や悩みを抱えている方の相談支援を行い、必要に応じて適切な相談機関等を紹介します。  0742-81-8527
 女性相談  女性センター  女性が抱えるさまざまな悩みの相談に、女性相談員が対応します。生き方、家族やパートナーとの関係など、女性の抱えるさまざまな悩みや問題について相談支援を行います。  0742-22-1240
 青少年  少年相談専用電話「ヤング・いじめ110番」  非行問題、いじめ・犯罪被害など、少年に関わるさまざまな問題について相談支援を行っています。

 0742-22-0110

(警察本部少年課内少年サポートセンター)

   奈良法務少年支援センター(やまと青少年支援室)  青少年が抱える悩みについて、本人や家族などからの相談に対応しています。非行以外の悩みでも相談でき、家庭、職場、学校などの困り事や、専門的知識や技術を必要とするものについても相談支援を行っています。  0742-22-4830
 学校関係  あすなろダイヤル  (教育相談)不登校やいじめなど学校生活での悩み、子育てなど家庭生活での悩みについて相談ができます。

 0744-34-5560

(奈良県立教育研究所)

   SNS相談窓口「ならCocoro ライン」  県内の中高生を対象に、学校生活や家庭生活、友人関係など若者がもつ様々な悩みについての相談ができ、臨床心理士の資格のある担当者が心理支援を行います。

 ※生徒本人に渡された相談カードを通じてアクセスし相談支援を実施

 ※保護者が相談希望する場合は、各学校に配属されているスクールカウンセラー等が相談支援を実施

   SNS相談窓口「悩み なら メール」  県内の児童生徒が抱える悩みについて、臨床心理士や公認心理師の資格のある担当者がメールをとおして心理支援を行う。  同上
   ヤングケアラー専用メール相談窓口「ヤングミライ」  県内の児童生徒のヤングケアラーとしての悩みについて、臨床心理士が相談支援を行います。  同上
   奈良県教育振興課

 私立学校に在籍する児童生徒保護者、学校関係者からの教育相談に対応しています。

必要に応じて専門家や関係機関と連携し対応しています。

 0742-27-8919

 その他

 支援施設

薬物依存症の家族会

薬物依存症回復支援施設

薬物依存症専門医療機関

自助グループ

 他にも薬物依存症者及びその家族等のための支援施設がございます。

 情報については、県薬務・衛生課にご相談ください。

 0742-27-8664

(奈良県薬務・衛生課)

 

 

市販薬のオーバードーズって?

 薬局やドラッグストアで購入で購入できる風邪薬や咳止めなどの市販薬を大量に、何度も服用することをオーバードーズと言われます。2023年4月1日からは、多くの市販薬が1包装しか購入できなくなり、販売するお店側の薬剤師や登録販売者は、年齢や購入目的などを確認することが義務づけられています。ただ、これ以降も複数の店舗を回ったり、インターネット販売を利用して、多くの市販薬を購入する事例があります。

 医薬品は、治療のために決められた用法用量があり、その量を超えて過剰に服用すると、健康被害が発生することがあります。現に、市販薬のオーバードーズにより、意識障害などの健康被害が発生し救急搬送される等の事例も発生しており、最悪の場合、死亡する事例も発生しています。

市販薬のオーバードーズの現状

 10代、20代の若い世代を中心にオーバードーズが増加しています。違法薬物とは異なり「女性が多く」「非行歴が少ない」方が陥るという特徴があるとされています。

 この背景には、家庭や学校等で感じる「悩み」「不安」「つらい気持ち」が影響しているとされ、それを和らげるため市販薬に頼ってしまうことが考えられています。

 いじめや虐待、親との関係性の悪化、学校での孤立など、市販薬のオーバードーズの裏には深刻な問題が潜んでいる場合もあります

国の薬物使用に関する全国高校生調査(2021年)によると、                     約60人に1人が「過去1年以内に市販薬の乱用(オーバードーズ)をしたことがある」回答しています。

 市販薬のオーバードーズは、最も身近な薬物乱用と言えます。オーバードーズをやってしまう原因は、人によってさまざまです。

 1人で悩みを抱え込まず、家族や友達、相談機関など、あなたにとって相談しやすい場所にご相談をお願いします。

 相談された方は、その相談を受け止めてください。相談者も1人で抱え込まず相談機関へ相談する等、悩みをかかえこまずに対応し 

 てください。

ひとりで悩みを抱えている方は、勇気を出して、家族、先生、友達、相談機関へ相談してください。あなたは一人ではありません。