大麻の使用・所持は違法です

大麻使用による若者の逮捕者が急増しています

 近年、若年層を中心に大麻使用(乱用)による逮捕者が急増しています。

 その要因となっているのが、大麻に対する誤った情報の広がりです。あなたは、どのように情報を入手していますか?入手したその情報は本当に正しいですか?

 まずは、一度立ち止まり、その情報が本当に正しいものか確認をしてください。誤った情報により、あなたの一生を! あなたの家族や大切な人を! を台無しにしてはいけません。

 法律違反となることには、それだけの理由があります。安全なもの、有害性がないもの、に対しては法律で規制はされません。皆様には、正しい情報をしっかり入手して頂き、誤った情報に踊らされないように注意をお願いします。

 

【誤った情報の例】

 有害性がない!(健康への被害がない!)

 大麻は合法!

 依存性がないため、安全に使用できる!

 合法な国があるため、大麻は安全!

 

インターネットやSNSで広がる情報には注意!!

 インターネットやSNS等には、大麻について様々な情報があふれています。
 30歳未満の大麻事犯で検挙された人が、大麻を初めて使用した動機の半数以上は「好奇心・興味本位」「その場の雰囲気」であると報告されています。

 大麻の魔の手から自分の身を守るには、一人一人の心掛けと強い意志が大切です。

「一度ぐらいなら大丈夫」ではありません。一度でも手を出してしまうと人生全てを台無しにしてしまいます。

 自分の身を守るため、家族や友人を守るために、出回っている情報を鵜呑みにせず、よく考え、手を出さない、近づかないようにしましょう。

 また、わからないことや不安なことは薬物相談窓口等に相談するようにしましょう。

 

 

  薬物相談機関(窓口)はこちら!

 

大麻とは

 大麻とは、アサ科の大麻草とその製品をいい、「麻薬及び向精神薬取締法」で使用、所持が厳しく規制されいます。

 大麻の花や葉に含まれる有害成分、THC(テトラヒドロカンナビノール)は身体に様々な悪影響を及ぼし、精神依存症を引き起こします。

 乱用される大麻は、乾燥させたもの、樹脂を固めたもの、液状のものなどがあり、

 別名には、「ハッパ」「グラス」「チョコ」「クサ」「野菜」「ブロッコリー」「リキッド」などがあり、違法な薬物であることを隠し、あなたに近づいてきます。また、このことにより使用のハードルを下げてきます。

 

   taima           kannsou          bahu

     大麻草            乾燥大麻           乾燥大麻   ※写真提供:厚生労働省

大麻の身体への有害性とは

 大麻の穂や葉に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が脳神経に強く影響を及ぼし、以下の様な症状(健康被害)が発生することが分かっています。特に、青少年期に構築される脳や神経系の正常な発達及び成熟に障害を起こす可能性が強く言われています。

【大麻による健康被害(急性期)】

 吐き気、抑うつ、興奮、錯乱、眠気、気持ちの高ぶり

 音刺激、音刺激、触覚に対する知覚の変容

 短期記憶障害、運動失調と判断力の障害

 

【大麻による健康被害(慢性期)】

 幻覚作用、記憶への影響、学習能力の低下、知覚の変化

 薬物依存症、退薬症候の発現

 認知機能、記憶などの障害

 他の薬物使用のリスクを増大(大麻では満足できなくなる)

 

 

 また、最近では大麻を加工した以下の大麻加工品が出回っています。大麻の有害成分を濃縮した非常に有害で危険なものも出回っており、より一層の注意が必要です。

 「大麻クッキー」や「大麻チョコレート」は安易に使用しやすいように加工されたものです。海外のお土産として購入リスクもありますし、見知らぬ方からお菓子として渡され食してしまうリスクもあります。まず大切なことは、見知らぬ方からもらった物を受け取らない!ということが非常に大切です。

 

  kukki    tyoko    wakksu

       大麻クッキー        大麻チョコレート      大麻ワックス ※写真提供:厚生労働省