研究紀要

同和問題関係史料センター『研究紀要』総目次

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第28号 (令和6年3月発行)

 済生会御所病院誘致を巡る人的交流   深澤吉隆 

 松浦武四郎が記述したアイヌの倫理観に関する一考察   竹中緑

 研究ノート 「琉球併合(処分)と抵抗の動向」   今西就子

 「日暮れて道遠し」   吉田栄治郎

 〈史料紹介〉郡山城下町観音寺町町割図(新出史料)について

                            山川均・西山真由美  

 中世奈良北郊を非人を題材に考察する

               ― 嘉暦三年「東大寺衆議事書」等から  山村雅史

 近世民衆の宗教的帰属意識について   岡村喜史

 〈史料紹介〉龍田神社神主政所家日記録(明治二年七月~明治三年五月) 上野充 

 【講演録】日本画に描かれた多様な人々   平岡譲 

 

第27号 (令和5年3月発行)

 大和同志会中川義雄の活動をめぐって   深澤吉隆 

 『在方山方書出帳』から見た近世末大和国吉野郡の一商業圏   竹中緑 

  「閩(びん)人三十六姓」と久米村の研究ノート  今西就子 
 中世大和の呪術に関する考察 ─ 番条籠名事件から ─   山村雅史 

 〈史料紹介〉 享保十年(一七二五)郡山今井町「町内軒役帳」  奥本武裕

 〈史料紹介〉 龍田神社の神事・祭礼と被差別部落との関わりについて  上野充
 【講演録】人の世に熱と光を ─ 水平社創立の思想に学ぶ ─  駒井忠之

 

第26号 (令和4年3月発行)

 谷三山の思想形成に関する研究ノート  吉田栄治郎

 〈史料紹介〉森田節斎墓誌銘の依頼をめぐって  奥本武裕

  ―中尾靖軒とその周辺―

 近世大和国田原郷に往来した被差別民衆と無足人山本氏  竹中緑

 【講演録】聖徳太子 過去と現在をつなぐ  西山厚

 

第25号 (令和3年3月発行)

 明治期、被差別部落出身知識人の交流圏  奥本武裕

  ―中尾靖軒とその周辺―

 大和の細男の成り立ちに関する研究ノート  竹中緑

 綱貫に関する一考察  竹田祥子

 『寧府紀事』に見る川路聖謨と被差別民の交流について  深澤吉隆

 

 

 

第24号 (令和2年3月発行)

 浦上キリシタンの配流と郡山  谷山正道

 高山(こうぜん)の鳥居前に皮を干す  山村雅史

  ―中世奈良辺の宿者の一考察―

 中世声聞師と新浄土寺銭湯  竹田祥子  

 研究ノート・神功皇后陵、日葉酢媛陵と地域社会  竹中緑

 史料紹介・多様な被差別民の祝銭受納  奥本武裕 


 

第23号 (平成31年3月発行)

 幕末期、在地神職の離檀運動と宮郷 清水有紀
 ー大和国式下郡蔵堂村森屋社をめぐってー

 中世大和の非人施行に関する一考察 山村雅史

 明治期、被差別部落出身知識人の社会的・文化的基盤 奥本武裕
 ー中尾靖軒をめぐってー

 研究ノート・中世興福寺の日記にみる風呂 竹田祥子

 

 

第22号 (平成30年3月発行)
 研究ノート・「村入り」と村人の「意識」 大西誠
  -「奈良県風俗誌」を素材として-
 天文一向一揆と大和の地域社会 奥本武裕
 近世末期の大和神社と地域社会 清水有紀
  -嘉永五年と慶応元年の争論を中心に-
 能楽大倉家と墓石銘文 山川均
 中世大和における盲人集団の活動 山村雅史  

第21号 (平成29年3月発行)
 中世宿者の警固に関する考察から 山村雅史
  -大和薬師寺の芸能警固を主題材として- 
 大和神社の祭祀組織の変容 清水有紀
 中近世移行期大和の地域社会と浄土真宗寺院(1) 奥本武裕
  -郡山今井町光慶寺門徒の展開をめぐって-
 般若寺石製反花座について 山川均
 被差別部落の村落景観に関する一考察 穴田敏之
  -明治初期における奈良盆地農村地域の村落の事例から-
 
第20号 (平成28年3月発行)
 中尾靖軒と森田節斎-幕末・明治初期、被差別部落出身青年の修学経験-
    奥本武裕
 奈良東山中の十九夜講 清水有紀
 中世大和被差別民の呪術性考察-「盲目」を題材として- 山村雅史
 筒井氏と西大寺 山川均
 奈良盆地における環濠集落研究の成果と課題 穴田敏之
  
第19号 (平成27年3月発行)
 奈良県編『教育参考資料』の概要とその背景 井岡康時
 中世奈良の「河原者地」考察 山村雅史
 その後の北山十八間戸 奥本武裕
 史料紹介・『基督教新聞』に見える「大和廃娼会」の活動 片山周二

第18号 (平成25年3月発行)
  中世大和「盲目衆補任次第」を考える 山村雅史
                                                                   
【小特集】明治期奈良県における部落問題の諸相
  市制町村制期の奈良県における町村合併についての一考察 井岡康時
  奈良英和学校におけるアイザック=ドーマン 片山周二
    ―『THE SPIRIT OF MISSIONS』の史料紹介を中心に―          
  未遂の部落差別撤廃運動―帝国咸一会・大日本咸一会― 奥本武裕

【特別寄稿】                                                          
  奈良県の雨乞い習俗と地域社会 池田士郎
  ―被差別民衆史の視点から― 

第17号 (平成24年3月発行)
  戦間・戦時体制期奈良県の被差別部落の状況について 井岡康時
  地域的霊場の成立と展開 津浦和久
 ―高山新八十八ケ所をめぐって―
  続「三棟」考―中世奈良の声聞師を考える― 山村雅史
  一九世紀大和における真宗フォークロアの生成 奥本武裕
    ―吉光尼伝承のゆくえ―
  鹿の角切りと奈良の町 幡鎌一弘

第16号 (平成23年3月発行)
  中世大和「盲目」に関する研究 山村雅史
    ―「西金堂大行事方引付」を主材料として―
  奈良町木辻遊廓史試論 井岡康時
  部落差別撤廃運動の思想的基盤 奥本武裕
    ―中村甚哉における伝統の継承―
  民俗社会の地域的差異について 津浦和久
    ―庚申塔婆の形状とその分布―
  特別寄稿 「部落史の見直し」の回顧と展望 吉田栄治郎
  特別寄稿 中世大和の葬送と墓制 狭川真一

第15号 (平成21年3月発行) 

  『明治之光』の復原と基礎的研究

井岡康時

  明治期被差別部落における知的世界の境域

    ―中村諦梁と内村鑑三とその周辺―

奥本武裕

  中世興福寺「盲目」の考察
    ―正月参賀を題材として―

山村雅史

  宝暦元年南里村氏神神体勧請一件覚書

    ―夙村と土御門家―

吉田栄治郎

 

  特別寄稿 民俗学から見た大和のムラ

市川秀之

 

第14号 (平成20年3月発行) 

  明治期被差別部落知識人の交流圏

    ―中尾靖軒の人脈をめぐって― 

奥本武裕

 

  部落問題の語られ方
    ―大正期の部落観についての一試論―

井岡康時

 

  近世夙村の生成に関する一試論

    ―伊賀国名張郡狭田村を素材に―

吉田栄治郎

 

  「三棟」考
  ―中世大和の被差別民集団三党の考察―

山村雅史

  特別寄稿 アフリカにおける差別問題

松田素二

 

第13号 (平成19年3月発行)

  明治初期大和国における非人番制度の改革と戸籍編成

井岡康時

  部落改善運動の水脈
    -十五日講・中村諦梁・中尾靖軒、そして大和同志会-

奥本武裕

  近世夙村の被賤視解除の戦略をめぐって

吉田栄治郎

  「東大寺文書」に記された「坂ノ穢多」
    -中世大和の河原者に関する考察-

山村雅史

  「水国争闘事件」の再検討

中村泰彦

  特別寄稿 中世大和の女性と仏教

西口順子

 

第12号 (平成18年3月発行)

  行政史料から見た初期奈良県水平社の諸相

井岡康時

  奈良奉行川路聖謨が見た幕末大和の被差別民

吉田栄治郎

  中世大和の千秋万歳考

山村雅史

  一九世紀大和における真宗フォークロアの生成・序説

奥本武裕

  〈あはれ〉へのまなざし
    -「鉢叩き」をめぐる蕉門の句を手掛かりに-

中川みゆき

  史料紹介 市場村南里の「草場村覚帳」

中村泰彦

  特別寄稿 水平社創立の思想
    -水平社博物館展示からみえるもの-

守安敏司

第11号 (平成17年3月発行)  

  中世大和の被差別民一考

山村雅史

  明治初年の被差別部落分村の一事例

吉田栄治郎

  近代奈良県の地域社会と部落差別をめぐる問題点

井岡康時

  光慶寺・光瀬寺の教線展開と「穢多」村寺院

奥本武裕

  大和国最後の検校・隈田検校の生涯

中川みゆき

  特別寄稿 古代社会とケガレ意識

和田萃

 

第10号(平成16年3月発行)

  洞村移転考序論

吉田栄治郎

  明治初期の県政と「解放令」
    -奈良県と五條県の事例から-

井岡康時

  中世大和における地域の声聞師
    -法隆寺辺を題材として-

山村雅史

  三輪山山麓の東良と綱懸け
    -被差別部落豊田の旧地名を読み解く-

松田量善

  「穢多」村における真宗教線の展開についての覚書

奥本武裕

  異土の乞食となるとても
    -「巡在者」随想-

中川みゆき

  資料紹介 安堵のレンガ積み史料について

橋本紀美

 資料 『研究紀要』第一号~九号総目次
     『奈良県同和問題関係史料』一覧

 

第9号(平成15年3月発行)  

  大和国葛下郡東山村の歩みと地域社会
    -近世近代移行期を中心に-

井岡康時

  中世奈良の河原者一考
    -岩井川河原者を主題材として-

山村雅史

  救癩施設・北山十八間戸移転論の隘路をめぐって

吉田栄治郎

  史料紹介 三業惑乱と大和の「穢多」村寺院

奥本武裕

 

第8号(平成14年3月発行)

  近世中期、ある「穢多」村の構造的変容
    -宇陀郡岩崎村の十八世紀-

奥本武裕

  奈良県における部落改善事業と水平社運動

井岡康時

  大和万歳祖神考

吉田栄治郎

  「夙の由緒」研究一試論
    -中世を視野に入れて-

山村雅史

 

第7号(平成12年3月発行)

  近世西本願寺教団における「部落寺院」観の変容
    -三業惑乱期の大和の「部落寺院」の動向をめぐって-

奥本武裕

  大正期の町村合併と部落問題
    -奈良県南葛城郡大正村分離運動を中心に-

井岡康時

  穢多村訴願による村方騒動への新撰組介入事件の顛末

吉田栄治郎

  地域の声聞師研究一試論
    -中世法隆寺辺の声聞師から-

山村雅史

  幕末・明治期の巡在座頭に関するノート

中川みゆき

第6号(平成11年3月発行)  

  大正期奈良県における水平社運動の一側面

井岡康時

  盆地部大和における真宗教線の展開過程・序説
    -「かわた」村への教線展開解明のための前提的作業-

奥本武裕

  中世奈良における河原者の一様相
    -「坂の穢多」を題材として-

山村雅史

  「筋目」考
    -噂をめぐって、同化か異化か第三の途か-

吉田栄治郎

  座頭祝銭に関する研究ノート
    -座頭と寺院の争論-

中川みゆき

  研究ノート 中世奈良における「鐘槌聖」

藤田和義

第5号(平成10年3月発行)  

  大正前半期奈良県の部落調査について

吉田栄治郎

  明治後期奈良県の膠生産について

井岡康時

  近世における当道祖神伝承の変容(その二)
    -光孝天皇から雨夜御子へ-

中川みゆき

  「部落寺院」の本末・寺檀争論をめぐって

奥本武裕

  「北山十八間戸」の移転に関する考察

山村雅史

 

第4号(平成9年3月発行)

  村家論序説 -村はなぜ「かわた」村との相互了解を
            一方的に破棄したのか-          

吉田栄治郎

  中近世移行期奈良における河原者
    -寛文四年の申状案文の再検討-

山村雅史

  大和の「部落寺院」と触頭

奥本武裕

  近世における当道祖神伝承の変容
    -賀茂社と光孝天皇をめぐって-

中川みゆき

  「貧困」をめぐる言説と被差別部落の自己認識
    -近代の部落差別をめぐって-

井岡康時

第3号(平成8年3月発行)  

  明治初期の小学校における教育内容と部落問題
    -修身教科書を中心として-

奥田喜則

  奈良県における明治二十四年の部落学校分離反対運動
    -露頭する水平社への鉱脈-

吉田栄治郎

  明治初期の斃牛馬処理をめぐる考察

井岡康時

  地域社会と巡在人
    -天保期大和国の巡在座頭取り締まりをめぐって-

中川みゆき

  大和国「部落寺院」の動向についての覚書
    -大和国十五日講・三業惑乱-

奥本武裕

  「大和万歳」に関する研究ノート

山村雅史

 

第2号(平成7年3月発行)

  大和国における小学校就学状況
    -明治十五年公立学校設置開申書から-

奥田喜則

 地域社会の対かわた村観に関するノート

吉田栄治郎

  奈良県の部落改善政策と改善運動
    -その問題点と課題-

井岡康時

  座頭祝銭をめぐる地域社会の動向

中川みゆき

  研究ノート 大和の「部落寺院」の本末関係について

奥本武裕

第1号(平成6年3月発行)

 大和における「部落寺院」研究の課題

奥本武裕

 巡在座頭の活動をめぐる地域社会の一動向

中川みゆき