H21奈良県内産農産物の残留農薬検査

H21野菜等の残留農薬検査について

 平成15年の食品衛生法改正により、平成18年5月末からポジティブリスト制度が施行されました。
 そこで奈良県では、平成16年度より、県内で生産される農産物を中心に残留する農薬についての検査を実施しています。
 検査を実施した結果については、以下のとおりです。



 平成21年度

 平成21年度は、奈良県内産農産物98検体、県外産農産物32検体、輸入品21検体について、残留農薬検査を実施しました。奈良県内産農産物については、従来の出荷時の農産物の検査に加え、新たに直売所等の出荷前の農産物についても検査を実施しました。
 このうち、21検体から27残留農薬を検出しましたが、そのうち県内産のかぶの葉から食品衛生法の基準を超える農薬を検出しました。このかぶについては直ちに生産者に対し立入検査を実施し、調査指導を行いました。
 そのかぶを除いた農産物についてはすべて基準値以下で、食品衛生法違反はありませんでした。
 なお、検査した収去野菜・果実残留農薬検査項目は116項目でした。




分類 合計 内訳 不適件数
県内産 県外産 輸入品
核果果実

5

5

0

0

0

かんきつ類果実

みかん、レモン、オレンジ、グレープフルーツ等

13

0

7

6

0

ベリー類果実

いちご、ブルーベリー

7

7

0

0

0

その他の果実

かき、りんご、キウィー、アボガド

26

21

2

3

0

あぶらな科野菜

だいこん、キャベツ、かぶ、はくさい、チンゲンサイ、ブロッコリー等

38

20

15

3

1

うり科野菜

きゅうり、かぼちゃ

9

7

0

2

0

なす科野菜

トマト、ピーマン、なす等

19

13

2

4

0

ゆり科野菜

青葱、結崎ネブカ、にんにく等

6

4

0

2

0

せり科野菜

にんじん

2

1

1

0

0

きく科野菜

ごぼう、レタス

4

2

2

0

0

その他の野菜

ほうれんそう、おくら等

11

8

2

1

0

その他

米、かんしょ、やまいも等

11

10

1

0

0

合計

151

98

32

21

1




農薬を検出した検体について
収去品名 検出農薬名
キャベツ EPN
フェンバレレート
キャベツ プロシミドン
こまつな テフルトリン
りんご クレソキシムメチル
レモン メチダチオン
その他のかんきつ類果実 メチダチオン
その他のかんきつ類果実 メチダチオン
ピーマン(輸入) ジエトフェンカルブ
プロシミドン
グレープフルーツ(輸入) メチダチオン
オレンジ(輸入) クロルピリホス
オレンジ(輸入) クロルピリホス
ねぎ EPN
いちご ミクロブタニル
いちご ミクロブタニル
テブフェンピラド
いちご プロシミドン
うめ ビテルタノール
うめ ビテルタノール
うめ クレソキシムメチル
かき プロチオホス
ブプロフェジン
デブフェンピラド
いちご クレソキシムメチル
テブフェンピラド
かぶの葉 ダイアジノン