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与えられた時間をどのように使うかは自分次第であり、時間管理術は豊かな「私時間」を作り出すものという講師の話から午前の講座はスタートしました。性別ごとの平均寿命、労働や家事の時間、父親の帰宅時刻等の時間に関するデータを見ながら、受講生は自分自身の生活を振り返りました。講師からは、私たちの時間管理の悩みの原点にはジェンダーの問題があり、男女とも自分にあった時間の使い方を選択できるようにするため、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)という考え方が大切であるとの話がありました。受講生はチェックシートを使って自分の生活バランスや時間の使い方を確認し、満足しているのか、どこに不満があるのか、理想と現実のギャップがなぜ生まれるのかなどをグループで話し合いました。
午後からは、人生を楽しくするための時間とのつき合い方を学びました。時間に関する脳の働き、時間のとらえ方の個人差、時間管理の問題点を具体的にする方法について説明がありました。そして、自分の時間を作り出すために、例えば、なりたい自分に向けて目標設定をする、「やることリスト」を作り優先順位をつける、オンとオフの切り替えを意識的に行う、生活の工夫をする、手帳や時間短縮のためのグッズを利用するなど具体例を含めた話に、受講生は、どの方法だったら実行できそうか検討しながら熱心に耳を傾けていました。最後に今回の講座で学んだなかで明日から実践しようと思うことを一つ選び、グループ内で順番に「私は明日から○○します。」と宣言しました。各人の宣言に対して、グループの他のメンバーは拍手でもって励まし、講座は終了しました。
受講生からは「今悩んでいることについて解決の糸口が見つかった」、「自分の考え方、やり方一つで時間は作れるものだと感じた」などの感想が寄せられました。
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