『発想力とは、「経験」「知識」「情報」「意欲」などが多様に組み合わさったもの。自分の中に「発想の種」はつまっている。』と、「発想力」に対する概念を柔らかくする話から講座は始まりました。コミュニケーションづくりのためのゲームの後、本題のワークショップへ。
「発想の種」を掘り起こす感覚を体験するために使ったワークショップは“紙芝居”づくり。最初、「発想力なのになぜ紙芝居?」と感じる受講生も、グループで意見を出し合いながらストーリーを組み立てていく過程で、自分が今もっているアイデアの存在に気づき、活用次第でどんどん磨きがかかる可能性を実感しました。
発想の種を活かすには、とにかく考え続けること、出てきた考えを話して言葉にすることが大切です。ワークショップの後、実践のおさらいとして次の手順を説明していただきました。
1.
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集める(バラバラにする)
ただ情報を集めても既知のものを再現・復元してしまう。見方を変えてみる。
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↓
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2.
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括り直す(グループ化する)
情報の共通性を見つけだす。新しい基準でグループにまとめる。
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3.
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構成し直す(組み替える)
新しい組み合わせによる新しい見え方を見つけだす。
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あれこれ考えているうちは難しそうに感じた「発想力」ですが、実際にアイデア出しを体験した後は、
自分にこんな「発想」もあったのかと、キラキラ輝く受講生の表情が印象に残った講座でした。
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