いわゆる大腸菌は、人や動物の腸管内に存在し、通常は病原性はありません。 しかし、いくつかの大腸菌は人に対し病原性を有し、これらは病原性大腸菌と呼ばれます。 (※動物は無症状) 病原性大腸菌は、病気の発症機序により次の5つのタイプに分類されます。
腸管毒素原性大腸菌(Enterotoxigenic E.coli : ETEC) 腸管組織侵入性大腸菌(Enteroinvasive E.coli : EIEC) 腸管病原性大腸菌(Enteropathogenic E.coli : EPEC) 腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic E.coli : EHEC) 腸管凝集性大腸菌(Enteroaggregative E.coli : EAggEC)
腸管出血性大腸菌による食中毒の特徴
新鮮な食肉でも感染の恐れあり 味見程度の少量喫食で感染の 恐れあり (※「O157(オー157)」とは、大腸菌の分類方法(血清型分類)による名称で、他には「O26」、「O111」等があります。)
新鮮な食肉でも感染の恐れあり 味見程度の少量喫食で感染の 恐れあり
(※「O157(オー157)」とは、大腸菌の分類方法(血清型分類)による名称で、他には「O26」、「O111」等があります。)