大和高田バイパスの計画

件名  大和高田バイパスの計画

みなさまから寄せられたご意見
 大和高田バイパス(4工区)工事計画が進められておりますが、ほぼ同じルートを通る既設道路(県道30号)があるため、新たな道路は不要であると存じます。地元住民向けの道路計画説明会では、渋滞の解消、歩道の新設、緊急車両の移動時間短縮などが新しい道路の建設理由として挙げられていますが、それぞれ以下の理由で否定されます。渋滞については、渋滞の起点となっている交差点への左折専用車線の増設と信号機の調整により、大幅に解消可能(バイパス道路新設よりも大幅に少ない予算で実現可能である)。歩道の新設については、県道30号には既に歩道が敷設されているため不要(道路計画説明用パンフレットには、既設歩道がトラックで隠れて見えない写真が掲載され、県道30号には歩道が無い旨の説明が記載されているが不適切である)。緊急車両の移動時間短縮については、計画されている道路を通行するケース、および県道30号を通行するケースで比較した場合、所要時間はほぼ同じであると考えられ、道路新設の理由にはならない(既に緊急車両は県道30号を頻繁に通行している)。また、環境アセスメント(県道30号を通行する車両の騒音や振動計測)は車両通行量の少ない土日祝日に行われており、不適切な計測データに基づいて計画が進められております。このような費用対効果の低い道路計画は廃止し、税金を有効に活用すべきです。

                                                  受付年月日:2023年5月17日

回答
 お問い合わせ頂きました大和高田バイパスは一般国道165号の交通混雑の緩和及び交通安全の確保を目的として国土交通省奈良国道事務所が実施している事業です。頂きましたご指摘について、奈良国道事務所に確認いたしましたところ、以下の回答を聞いております。渋滞のご指摘については、現道165号も複数の主要渋滞箇所をかかえているため大和高田バイパス整備により周辺道路の交通混雑緩和に期待しています。歩道のご指摘については、県道御所香芝線(山麓線)の歩道は断続的で、幅員が不十分な箇所もあり、歩行者の安全性が十分ではない箇所があります。大和高田バイパスは両側歩道整備を行い、歩行者の安全性向上をはかることとしています。緊急車両の移動時間のご指摘については、現道165号を通るルートでの緊急車両との比較を事業パンフレットに提示しています。県道御所香芝線を経由して大和高田バイパス(既供用部)を利用する場合との所要時間には大きな差はないと考えられます。

 
(事業パンフレット)https://www.kkr.mlit.go.jp/nara/jigyou/kaichiku/bval4b0000001usl-att/yamatotakada-panf.pdf

環境アセスメント時の交通量のご指摘については、平日、休日共

に計測しており、大きく違いはありません。また、奈良県としては県道交差点整備について、渋滞箇所である太田南交差点は平成27年度に北側に左折レーンを設置し、平成30年度に東側の右折レーンの延伸を行いました。国道165号や県道御所香芝線の交通混雑の緩和や交通安全の確保を目的とした大和高田バイパス事業は必要と考えており、事業の推進に協力することとしています。
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