県立高校の制服、県外私立高校通学への助成金

件名  県立高校の制服、県外私立高校通学への助成金

みなさまから寄せられたご意見
 現在高校生の娘は制服着用に強い抵抗を感じる為、県外の私服登校可能な私立高校に通学しています。二年前に奈良県内の高校を調べたところ、スラックス選択が可能な学校はありましたが、私服登校できるのは男子校の私立校一校だけでした。大阪府立の偏差値上位校の中には私服やスラックス選択可能な学校が数多くありました。娘は中学の勉強は頑張っていたので、レベルを落とした学校へ進学するのは勿体無く学費の高い県外私立を選択しました。人口の少ない奈良県で大阪と同じことは出来ないと思いますが、せめて県立上位三校の内、一校でも自由な気風を取り入れては如何でしょうか。大阪府では来年度より段階的に私立高校の授業料を所得制限なしに無償化していくと聞きました。娘の同級生は来年度、ほぼ全員が無償で学習出来るのに、県外通学者は時間と交通費をかけて更に高い学費を継続して払うということにもやもやしています。理系学部への進学を希望する我が子の進みたい道への選択肢を減らさない為にも、せめて高校の学費を抑えられれば助かるのにと感じています。子供達は「大阪に引っ越そう」といいますが、高齢の親がいるうちには奈良県に住みたいと思います。奈良県でも学習意欲のある生徒への進学に関する助成を手厚くすることが議題にあがれば幸いです。

                   受付年月日:2023年5月22日

回答
 県立高校では、大和中央高校において制服を定めておりません。また、多くの学校において、性別を問わず制服の選択が可能となっています。公立高校では、令和4年に開校された県立大学附属高等学校において、学校生活で着用を義務づけられた制服はなく、式典や儀礼的な場で着用する標準的な服装を定めています。県教育委員会では、現在、県立高校において特色ある学校づくりを推進しております。制服着用については、各学校において定めることとなっていますが、制服を義務づけないことも各学校が特色の一つとして選択できるよう検討してまいります。高等学校等の授業料支援については、国の制度である就学支援金に加えて、各都道府県が地域の実情等をふまえて授業料支援を行っているところであり、各都道府県によって、支給単価や対象世帯が異なっております。制度の見直しについては、必要に応じて今後、検討を行ってまいります。


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