コロナ感染者数の発表

件名
「コロナ感染者数の発表」

みなさまから寄せられたご意見
　コロナの感染者数の発表が「5類」になったので定点観測の発表になったが、非常に判り難い。国の指示がどうあれ、県では従来のように全数発表をして欲しい。感染者が増えているのか、減っているのかその発表さえも少ない。至急検討の上、善処して欲しい。
受付年月日:2023年6月9日

回答
　令和5年5月8日以降、診断した新型コロナウイルス感染者の数について県へ報告することは感染症法における医師の義務ではなくなったことから、今までのように全数の把握、並びに発表はできなくなりました。奈良県では、人口及び医療機関の分布等を勘案し、県全体の発生状況を把握できるよう、県内55医療機関を定点医療機関として定めています。定点医療機関から県へ、診断した新型コロナウイルス感染者の数の報告を求めており、報告状況は、週1回、奈良県感染症情報センターのHPにて公表しております。直近の第23週（6月5日～6月11日）でいえば、1定点医療機関あたりの平均感染者数が1週間で4.64人発生しています。その前の第22週は1定点医療機関あたりの数が4.51人ですので大きな変化はありませんがゆるやかな増加傾向にあり、県としても動向を注視しているところです。なお、新型コロナウイルスにおいて国が示す基準はありませんが、季節性インフルエンザの場合であれば、1定点医療機関あたり1週間で10人の感染者数が発生した場合は注意報、30人発生した場合は警報レベルとされています。奈良県感染症情報センターにおいては、報告数の合計だけではなく、県全体を北部、中部、南部、3つエリアにわけて報告数を公表しているほか、定点での把握を開始した第19週（5月8日～5月14日）からの推移をグラフ化し、お示ししているところです。今後も感染症情報センター「奈良県感染症情報」を通じ、県民の方へわかりやすく情報を提供できるよう、検討してまいります。 参考 奈良県感染症情報センターhttps://www.pref.nara.jp/27886.htm

担当課
医療政策局　疾病対策課