山下知事は知事定例記者会見において3件の発表を行いました。
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・保育士等処遇改善事業の取組成果について
本事業は、県独自の取組として、民間保育所等に勤務する常勤の保育士等の給与加算を市町村と共に支援する制度です。令和6年度から開始し、今年度は対象となる全25市町村で取組予定です。
主な成果として、保育士養成施設卒業者で県内保育施設に就職した人の割合は、令和5年度52.3%から令和6年度57.8%と5.5ポイント上昇し改善しました。また、保育士年間平均給与が、令和5年度372万円から令和6年度391万円と約20万円増加しました。さらに、補助金支給者数は、交付申請時の2,891人から実績報告時には2,966人と約80人増加し、中途採用や非常勤から常勤への切り替え等にも活用いただきました。加えて、保育所等からは、「職員のモチベーションの維持に繋がっている」「処遇改善を理由に就職する保育士が増えた」「離職者が減り、復職者が増えたと感じられる」などの意見が寄せられ、良い効果が現れています。
引き続き、保育人材の確保・定着に向けて、着実に取り組んでまいります。
・都市計画区域における南部・東部地域の新たな土地利用制度の運用開始について
令和7年10月31日より、都市計画区域に含まれる南部・東部地域の8市町村の市街化調整区域を対象とした新たな土地利用制度の運用を開始します。
運用開始にあわせて、奈良県県土利用政策課ホームページに、新たなページを開設します。
このページでは、これまで各課に分かれて掲載していた南部・東部地域における土地利用制度に関連する情報を集約し、制度の内容等をわかりやすく発信します。
「南部・東部地域の土地利用制度について」詳しくはこちら
・奈良県観光データポータルサイト「みるなら」 グッドデザイン賞2025の受賞
『奈良県観光データポータルサイト「みるなら」』が、2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
観光事業者がデータと向き合うきっかけを提供し、客観的なデータを活用した施策立案を促進する仕組みであること、また地域経済の循環を促し、持続可能な観光地経営を実現するための重要なモデルケースで、デザインが社会課題解決にいかに貢献できるかを示す模範的な事例であることが高く評価されました。
『奈良県観光データポータルサイト「みるなら」』とは
国や日本政府観光局、県、民間機関が有するデータを「一元的に編集」し、「見やすい」「使いやすい」形でまとめたポータルサイト。県の観光客動態調査や宿泊統計調査、日本政府観光局(JNTO)による「訪日外客統計」、観光庁による「インバウンド消費動向調査」に加えて、クレジットカード利用実績・人流などのデータを「集約」し、「分析」した上で掲載しています。
使用者は、以下のような項目を必要に応じて瞬時に見ることができます。
(項目例)
・観光客の人数は?
・観光客の宿泊先は?
・観光客の滞在期間は?
・観光客の訪問理由は?
など
この機会に、是非『奈良県観光データポータルサイト「みるなら」』をご活用ください!
▼詳細はこちらから
▼『奈良県観光データポータルサイト「みるなら」』はこちら
