1.目的
奈良県は、他都道府県と比べてこれまで比較的大規模災害の発生が少なく、昭和57年の台風第10号による水害以降、県災害対策本部を設置したことがないなど、職員の災害対応経験が少ない。
一方、近い将来、東南海・南海地震や内陸型地震による甚大な被害が発生することが予想されている。
このため、内陸直下型の大規模地震が発生したことを想定し、地震発生直後の初動対応の習熟を目的として、図上訓練を実施する。
なお、災害対応図上訓練は、平成17年度より毎年実施。今年度で6回目。
2.主要訓練項目
・災害対策本部の運営
・情報共有の徹底
3.日時
平成22年12月21日(火)
13時00分~16時20分 図上訓練
16時20分頃~ 講 評
4.場所
県庁舎内
災害対策本部会議:東棟2F 災害対策本部室(防災統括室南隣)
・第1回本部会議 13時30分頃
・第2回本部会議 16時00分頃
災害対策本部事務局:災害対策本部スタッフ室(防災統括室西隣)
防災統括室 等
5.被害想定
訓練当日13時に奈良県中西部(五條市内)を震源地とするマグニチュード8.0の内陸直下型地震(中央構造線断層帯)が発生。県内で震度7、震度6強の強い揺れを観測。
地震発生と同時に建物の倒壊、火災の発生、ガス・水道・電気等のライフライン、鉄道、道路、堤防の破損等の被害が、奈良県中西部を中心に県内の広い範囲で発生する。
6.訓練方式
大地震発生直後の約3時間を想定した図上シミュレーション訓練
7.参加者
県、警察、消防、市町村、陸上自衛隊 合計 226人