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聖徳太子画像及び達磨大師画像(所在:達磨寺) しょうとくたいしがぞう、だるまだいしがぞう

記入年月日 2016/07/13

聖徳太子画像及び達磨大師画像
聖徳太子画像及び達磨大師画像
所在地
奈良県北葛城郡王寺町本町2丁目1番40号
区分
絵画 | 日本画・油彩画・水彩画など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
 達磨寺本尊の木造聖徳太子坐像と木造達磨坐像を模した画像です。軸装され法会の際に懸幅されたと考えられています。各画像の上方に「永享三年三月五日征夷大将軍源朝臣書之」の賛があり、足利義教のものとされています。また、画像の表背には永享3年(1431年)に僧・周文が描いたとされる銘がありますが、賛の書体・画風ともに近世的な予兆が感じられます。軸を納める箱には寛文7年(1667年)に補修したことを示す銘があることから、方丈建立に合わせて新造されたか大規模に補修されたと考えられます。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
 国指定重要文化財であり、達磨寺本尊の木造聖徳太子坐像及び木造達磨坐像を模して描かれているのが特徴です。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
 達磨寺は、『日本書紀』推古天皇21年(613年)12月条に記される聖徳太子と飢人による飢人伝説がもとになり、飢人が達磨大師の化身であると考えられるようになって開基されました。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
 足利義教。室町幕府6代将軍で達磨寺復興に関与しています。賛には聖徳太子と達磨大師が出会い、読み交わしたとされる歌がそれぞれ記されています。
問い合わせ先
王寺町 地域整備部 地域交流課 文化資源活用係
電話番号
0745-72-6565

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