出会う 奈良県歴史文化資源データベース

十二社神社の鋳鉄燈籠、鋳鉄鳥居 じゅうにしゃじんじゃのちゅうてつとうろう、ちゅうてつとりい

記入年月日 2017/03/22

十二社神社 鋳鉄鳥居
所在地
香芝市五位堂4丁目248
区分
民俗 | 有形民俗文化財
指定内容
市指定有形民俗文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
香芝市五位堂は、江戸時代に鋳物産業が栄えた地として知られています。小原・杉田・津田の三家が代々鋳物業を営み、県内を基盤として活躍し、梵鐘などの遺品が各地に残されています。鋳鉄燈籠4基のうち、かつて2基は本殿前に、もう2基は拝殿前に設置されていました。4基とも銘文が残っていますが、うち2基には、文政2年(1819年)、天保10年(1839年)の紀年銘があります。鋳鉄鳥居は、14個に分鋳して柱部に木芯を入れて組み上げています。正面右側柱部に天保10年の銘がありますが、昭和初期頃から旧鳥居より型取りし、随時補修されていたことが確認されています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
五位堂鋳物師の遺品は戦時中の供出などで残り少なく、現存する遺品はかつてこの地域で栄えた産業史を研究し、地域の来歴を知るための貴重な文化財です。
当資源と関連する文献史料
「小原家文書」、「津田家文書」(共、市指定文化財)
問い合わせ先
教育部生涯学習課文化財係(香芝市二上山博物館内)
電話番号
0745-77-1700

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。