出会う 奈良県歴史文化資源データベース

月瀬嵩尾山長引梅渓真景之図 (所在:奈良県立図書情報館) つきせだけおやまながひきうめぎょうしんけいのず

記入年月日 2018/07/10

月瀬嵩尾山長引梅渓真景之図
所在地
奈良県奈良市月ヶ瀬尾山
区分
歴史資料 | 文書・書籍・絵図・地図など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
柳原喜兵衛・鹿田清七・鍛冶屋兵蔵が、安政5年(1858年)に出版した松川半山画、暁晴翁述、井上治兵衛彫刻による月ケ瀬梅渓図です。本図は、名張川南岸から梅渓を眺め、月瀬を中央下に配置し、右手に嵩村、名張川の北岸右手には尾山村・長引村集落が見えます。両岸には満開の梅を描き、「梅はやし」「此辺尤多し」「一日千本」「見かへり千本」「万本梅」などの見所を記しています。「安政五年初冬改正」とあるので再版であると思われます。半山は浮世絵師で、関西各地の名所絵図や風俗絵本を残し、晴翁は読本作者で、百十余種の著作物があります(『日本古典文学大辞典』)。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
梅の名所月ヶ瀬の当時の姿を知ることができる貴重な資料です。
問い合わせ先
奈良県立図書情報館 図書・公文書課 公文書・地域研究係
電話番号
0742-34-2111

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。