出会う 奈良県歴史文化資源データベース

大神神社摂社 率川坐大神御子神社本殿 おおみわじんじゃせっしゃ いさがわにいますおおみわみこじんじゃほんでん

記入年月日 2019/04/26

所在地
奈良市本子守町18
区分
建造物 | 宗教建築
指定内容
奈良県指定有形文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
大神神社摂社率川坐大神御子神社は、ならまち地域に所在する神社です。
本殿は、江戸前期頃の建築とみられ、奈良県指定有形文化財に指定されています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
率川神社は、奈良市中における最も古い由緒をもち、その創立は平城京遷都以前にさかのぼると伝えられています。本殿は三殿からなり、整った形式で、細部手法もすぐれた伝統形式を保持しています(奈良県教育委員会文化財保存課『奈良県指定文化財 第三集』)。
また、毎年6月17日に行われる三枝祭は、奈良では最も古い由緒のある祭のひとつで、一般にゆり祭りの名で呼ばれ、初夏の祭礼として親しまれています。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
境内には、「はね蘰 今する妹を うら若み いざ率川の 音の清けさ」(万葉集 巻7 1112 作者未詳)の万葉歌碑があります。
当資源と関連する文献史料
『大宝令』・『延喜式』に三枝祭の規定が記されています。
『大乗院寺社雑事記』には、中世に行われた遷宮の記録等が記されています。
『延喜式』神名帳には、添上郡の「率川坐大神御子神社三座」と記されています。
また、境内に祭られている率川阿波神社も、『延喜式』神名帳に記されています。
他地域の関連する歴史文化資源
大神神社(桜井市)
問い合わせ先
率川神社社務所
電話番号
0742-22-0832

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見解・学説等の相違については、ご了承ください。