別所城山第1・2号墳 べっしょしろやま だいいち・にごうふん
記入年月日 2021/04/16
- 所在地
- 香芝市真美ケ丘4-5
- 区分
- 遺跡 | 古墳
- 指定内容
- 市指定有形文化財
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- 歴史文化資源の概要
- 馬見丘陵の南西端に位置する古墳時代前期末ごろに築造されたと考えられる古墳で、標高約70mの小丘陵の先端部と脊陵部に立地します。脊陵部の第1号墳は、帆立貝式古墳で、全長約44m、後円部直径約24m、前方部幅約18mを測ります。発掘調査では、墳丘頂部の攪乱土内から硬玉製と碧玉製の小形管玉がそれぞれ1点ずつ出土しています。第2号墳は、丘陵先端部に位置しており、約20mの円墳で、墳丘高約4.5mを測ります。発掘調査から、埋葬施設は盗掘を受けていたものの、割竹形木棺を被覆した粘土槨のなかから、札甲や短剣形鉄製品、鉄鏃など武器・武具を中心とした副葬品が出土しています。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 別所城山第2号墳は香芝市内最古の古墳で、発掘調査でみつかった札甲や墳丘付近で表採された斜縁二神二獣鏡は、中国製の文物と推測されるなど、古墳時代の甲冑の系譜やその実態などを解明するうえで極めて貴重で、当地域の歴史的な重要性が高かったことを表す古墳と考えられます。
- 問い合わせ先
- 香芝市二上山博物館
- 電話番号
- 0745-77-1700
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