斑鳩神社 いかるがじんじゃ
記入年月日 2017/03/22
- 所在地
- 奈良県生駒郡斑鳩町大字法隆寺
- 区分
- 民俗 | 無形民俗文化財
- 指定内容
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 『古今一陽集』(江戸時代)によると、平安時代の天慶年間(938~947年)に法隆寺別当の湛照僧都が、自身が菅原氏の子孫であるとして菅原道真を祀ったといわれ、明治7年(1874年)の『大和国郷村社取調帳』には天満宮と記されています。当初は法隆寺が祭祀や管理を行っていましたが、明治時代の神仏分離令で法隆寺村の管理となり、法隆寺の境内にあった白山社などが合祀されました。そして、現在に至るまで、旧法隆寺村の産土神として信仰されています。当社の秋祭りでは、10月9日の宵宮に法隆寺境内の御旅所まで神輿が渡御し、翌10日の本宮では神輿の前で僧侶の読経が行われた後、神輿が神社へ還御します。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 法隆寺の別当である湛照僧都が、自身が菅原氏の子孫であるとして菅原道真を祀ったことに始まり、また、秋祭りでは法隆寺境内の御旅所まで神輿が渡御するなど、現在でも法隆寺と深い関係があるためです。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 湛照
興福寺の僧で、平安時代の天慶年間(938~947年)に法隆寺別当に補任されました。別当在任中に、法隆寺の鎮守として天満宮(現斑鳩神社)を建立し、天満御霊会を始めたとされます。
- 当資源と関連する文献史料
- 『古今一陽集』
- 問い合わせ先
- 斑鳩文化財センター
- 電話番号
- 0745-70-1200
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