環境に留意し産地の持続的な生産を期するため、エンバクとダイコンの輪作による耕種的なキスジノミハムシの防除方法を発見しました。

1.ダイコンの前作にエンバク‘ニューオーツ’(カネコ種苗)を作付けします。5月播きダイコンの前作としては前年10~11月、8~9月播きダイコンの前作として4~5月に10kg/10aを播種します。種子代は約5,000円/10aとなります。エンバクはダイコン播種1カ月前に青刈りしすき込みます。青刈りは刈払い機でも良いですが、ハンマーナイフモアを利用した方が鋤き込みが楽です。

2.本技術は5月、9月播きダイコンでは効果があるが、8月播きダイコンでは十分な効果が得られないことがあります。

3.エンバクの腐熟期間が短いとダイコンに岐根を生じる恐れがあるので、播種1カ月前にはエンバクの鋤き込みを行ってください。

4.エンバクにはキスジノミハムシに忌避的効果を持つ1-ヘキサコサノールが含まれています。

5.前作にエンバクを栽培するとダイコンのネグサレセンチュウに対する防除効果が認められます。その他、有機物の供給、傾斜畑における土壌流亡の抑止、景観形成等の多面的な効果が期待できます。



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