牛海綿状脳症(BSE)とは

飼料規制、と畜検査等のBSE対策により、食肉の安全性は確保されています。

○牛海綿状脳症(BSE:Bovine Spongiform Encephalopathy)とは
・BSEは牛の病気の一つです。異常な「BSEプリオン」と呼ばれる病原タンパク質が主に脳に蓄積して脳の組織がスポンジ状になり、異常行動、運動失調などを示し、最終的に死亡すると考えられています。
・これまでに世界で19万頭を超えるBSE感染牛が見つかっています。国内では、平成13年9月に初めてBSE感染牛が発見され、以降、合計36頭の発生が確認されています。

○感染経路
・この病気が牛の間で広まったのは、BSE感染牛を原料とした肉骨粉を飼料として牛に与えたことが原因と考えられています。
※国内では、平成13年10月以降、肉骨粉飼料の輸入・製造・使用等が禁止されています。海外のBSE発生国においても、ほぼ同様に規制されています。

○人への影響(vCJD)
・1995年に英国で変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者が初めて確認されました。vCJDはBSEとの関連性が示唆されており、平成24年12月までに世界で227名の患者が発生しています。
・国内では、英国滞在時に感染したものとみられるvCJD患者1名が平成17年に確認されているほかは、vCJDの発生はありません。

○特定危険部位(SRM:Specified Risk Material)
・「BSEプリオン」が蓄積しやすい部位を特定危険部位(SRM)と呼びます。
・SRMとは、
   全月齢:扁桃、回腸遠位部
   30か月齢超:頭部(舌・頬肉及び皮を除く)、脊髄、脊柱
※牛のSRMは、BSE検査の結果に関わらず、と畜場等で除去・廃棄されており、食用等に流通することはありません。

○と畜場のBSE検査
・平成13年10月から全国的にBSE検査を開始しており、検査に合格した食肉だけが食用として流通しています。
・国が定める検査対象は、科学的知見に基づき、平成17年8月から20か月齢超に、平成25年4月からは30か月齢超に、平成25年7月からは48か月齢超に緩和され、平成29年4月からは症状を呈するものに緩和されています。

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