引き続き、ノロウイルスにご注意ください


 感染性胃腸炎が流行しています。例年、11月頃からノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒が増加します。
 

平成28年は第46週(11月14日~20日)に、感染性胃腸炎の全県での定点当たり報告数が23.74となり、警報開始基準値の20を超え、全県で警報が発令となり、第51週で警報終息基準値の12を下回り警報解除となりました。しかし、5週間にわたり警報が継続したのは、平成16年の調査開始以降初めての事で、今シーズンのノロウイルスには、引き続き注意が必要です。

 これまでにすでに、 集団感染事例も多く発生しており、また1事例当たりの患者数50人を超えるなど、大きな規模での集団感染事例も複数発生しています。

ノロウイルス流行期間中は、症状のある人だけではなく、健康な人も、手洗いをしっかりすることが必要です。トイレの後、調理の前、食べる前には、しっかり手を洗いましょう。

 今シーズンのノロウイルス検出状況(速報) 保健研究センターだより11月


感染性胃腸炎の流行状況を踏まえたノロウイルスの一層の感染予防対策の啓発について(平成28年12月21日付け事務連絡)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/dl/161222-01.pdf

厚生労働省からの事務連絡によると、
「なお、現在、流行が確認されているノロウイルスGII.2 変異株については、現在市中で使用されているノロウイルス迅速診断検査キット(イムノクロマト法を用いたキット)では、他の株より更に感度が低い可能性があることが、国立感染症研究所より指摘されています。ノロウイルスによる感染の疑いがある場合は、検査結果に関わらず感染防止対策等に努めていただくことをご留意願います。」
とされている事から、引き続き、感染防止対策に努めていただきますよう、お願いいたします。

ノロウイルスについて

ノロウイルスの流行シーズン中は、いつにも増して手洗い等の基本的な標準予防策の徹底を図ることが重要です。


ノロウイルスは、非常に感染力が強く、10~100個が体内にはいるだけで、胃腸炎を発症します。
患者さんの便や嘔吐物の中には、はるかに大量(便:1億個/g 以上、嘔吐物:100万個/g 以上)が排出されており、目に見えない量で感染してしまいます。

 しかも、症状が治まった後でも、便中にはウイルス排出が続きます。
免疫が弱いような子どもでは、22日後でも約3割の子どもからノロウイルスが検出されることや半年以上も排出が続く事例に関する調査結果もあります。
大人でも2週間程度、人によっては1ヶ月以上経っても検出された調査結果もあります。
 症状が消失しても長期間にわたり排出されているウイルスは、新たな感染源となり得る可能性が高いわけです。

 また、ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することもあります。
(12日以上前にノロウイルスに汚染されたカーペットを通じて、感染が起きた事例も知られています。)
便や嘔吐物を処理する人は、使い捨てのマスク・手袋を着用し、乾燥させないうちに、封じ込めることが必要です。

ノロウイルスに関する情報リンク集

  ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

 ノロウイルス感染症とその対応・予防(家庭等一般の方々へ)(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-a.html

 ノロウイルス感染症とその対応・予防(医療従事者・施設スタッフ用) (国立感染症研究所)
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-b.html

 感染性胃腸炎リーフレット (奈良県郡山保健所)←次亜塩素酸ナトリウムの薄め方が載っています。
http://www.pref.nara.jp/secure/58347/ityouen22.pdf

 事例紹介
 従事者衣服からノロウイルスを検出した集団食中毒事例について(国立感染症研究所)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/norovirus-m/norovirus-iasrd.html

・ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット
     ご自由に印刷してご活用下さい



・手洗いの手順リーフレット
     ご自由に印刷してご活用下さい 

感染性胃腸炎定点当たり報告数

*定点当たり報告数が5.0未満となったのが3週続きましたので、2017年5週をもって更新を停止します。ご了承ください。

平成28年~29年定点当たり報告数 保健所別

保健所別報告状況

感染性胃腸炎 過去10年報告状況
過去10年報告状況
  

お問い合わせ

奈良県感染症情報センター  (奈良県保健研究センター内)

〒633-0062 桜井市粟殿1000
電話番号 0744-47-3183