-鳥インフルエンザ

平成28年度の高病原性鳥インフルエンザ

 鳥に感染するA型インフルエンザウイルスをまとめて鳥インフルエンザウイルスといいます。鳥インフルエンザの原因となるA型インフルエンザウイルスの自然宿主は野生の水きん(カモ)類です。
 鳥インフルエンザウイルスは、通常、ヒトに感染することはありません。しかしながら、感染したトリに触れる等 濃厚接触*をした場合など、きわめて稀に鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染することがあります。
(*鳥インフルエンザにかかった鳥の羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、その鳥のフンや内臓に触れてウイルスに汚染された手から鼻へウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれに感染することが海外では報告されています。)
 日本では、鳥インフルエンザを発症したヒトは確認されていません。


国内複数の地域で、高病原性鳥インフルエンザ(H5N6亜型)の検出が続いています。(野鳥・家きん)

 日本では、この病気にかかったニワトリの処分や施設等の消毒などを徹底的に行っているので、通常の生活では病気の鳥と接触したり、フンを吸い込んだりするようなことはほとんどありません。そのため、人が鳥インフルエンザにかかる可能性はきわめて低いと考えられます。またこれまで、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトに感染したという報告はありません。
 なお、鳥インフルエンザが発生した現場を見に行ったりするのはやめましょう。病気の鳥と接触したり、フンを吸い込んだりする機会をみずから作ることになります。さらに、知らず知らずのうちに鳥インフルエンザウイルスを発生現場から他の場所へ持ち運び、感染を広げてしまうおそれもあります。
 もしも鳥インフルエンザに感染している鳥、感染が疑われる鳥と接触した後に、突然の高熱や咳、全身のだるさ、筋肉痛などインフルエンザを疑う症状が現れたら、近くの保健所に相談し、前もって医師に連絡を入れてから診てもらいましょう。病院に行くときはマスクをつけるとよいでしょう。
 野鳥との接し方については、以下を参考に、正しい情報に基づいた冷静な行動をお願いいたします。
 「野鳥との接し方について」環境省 
 

 厚生労働省 鳥インフルエンザについて
 
  高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が疑われる事例の発生について (情報提供)
 高病原性鳥インフルエンザの発生に伴い、医療機関において鳥インフルエンザを疑う患者を診察した場合は、保健所にご連絡をお願いするものです。
  鳥インフルエンザに関するQ&A



 農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報

  平成28年度国内発生事例について

  鳥インフルエンザについて知りたい方へ
  鳥インフルエンザとは


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