第233号 H26/11/1

「E-夢 はっしん!」


しか 奈良県教育委員会メールマガジン しか

奈良県教育の日E-夢 はっしん!家族イラスト

平成26年11月1日(土)
≪ 第 233 号 ≫


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発行:奈良県教育委員会事務局企画管理室

 子どもに自信をつけさせること 

                           
                           奈良県くらし創造部     
                            スポーツ振興課長 塩見 浩之 

 
 私自身の個人的なことを言えば、比較的教育との関わりの濃い環境のなかで育ったと感じています。私の父や親戚の多くが教員で、正月など顔を合わせるたびに学校のことや生徒のことなどを話題にし、教育に関することをよく耳にする環境でした。
 教員のわりには「勉強をしなさい」と父に言われた記憶はありませんが、父には考えがあったらしく子どもの頃の私にいろいろなことをさせました。
  そのなかでも特に思い出すのは、スポーツへの取組に関することです。私が小学生の中・高学年の頃、マラソンシーズンに向け、秋口になると毎朝早く起きて近所を連日3キロほど走ったことです。場合によっては夜、父が帰宅後に走ることもありました。校内マラソンに備えての練習ということで父が提案した特訓でした。毎朝、通勤・通学前に父が走る自転車の後に付いて走ったこともあり、校内マラソンではいつも1、2位と好成績をあげることが出来ました。何かに一生懸命取り組んで結果が出ることでとても自信がついたことと、父がとても喜んでくれたことを思い出します。
 子どもを教育する上では、褒めることはもちろん大切ですが、それ以上に子どもに自信をつけさせることが重要であると私は思います。子どもに自信をつけさせるにはどんなことでもよいので人よりも優れた点を見いだすことです。何が得意であるかは、しばしば競争の中で見えてきます。それは勉強でも良いですし、運動が良くできることや歌や料理が上手であるということでも良いと思います。競争は自分の実力を測るものさしで、生きていく上で必ずつきまとうものです。
 私の子どもも高校生と大学生になりましたが、最近の運動会は、我々親世代の運動会と違って徒競走で順位をつけないなど様変わりしており驚きました。好むと好まざるとにかかわらず社会に出ると競争が待っています。組織内での競争、組織間での競争、グローバル化する中で世界との熾烈な競争があり、教育の果たす役割はますます重要であると感じます。
 蛇足ですが、マラソンシーズンの前には、私も父と同じようにストップウォッチ片手に自転車に乗って子どもの前を走りました。私の場合、夜でしたが・・・。   

 

【 教育委員会の動き 】 目次に戻る

【1】平成26年度地方教育行政功労者表彰について

 
<教職員課>
  

 地方教育行政功労者表彰は、地方教育行政においてその功労が特に顕著な教育委員会の委員または教育長が文部科学大臣によって表彰されるものです。今年度、県内からは次の3名の方々が表彰されました。
        (年齢と主要職歴は平成26年9月30日現在のものです)

                               
 生駒市教育委員会教育長     早川 英雄(はやかわ ひでお)さん
                (69歳 奈良県奈良市在住)     
 教育に対する熱意と教員としての豊富な経験、高い識見を生かしながら、生駒市の教育環境の充実と健やかな子どもの育成に努めてこられました。平成16年には文部科学大臣より教育者表彰を受けておられます。

 
 吉野町教育委員会委員長    熊谷 貞雄(くまたに さだお)さん
                (79歳 奈良県吉野郡吉野町在住)  
 平成14年の委員就任から今日に至るまで、町内小学校・幼稚園の合併等の事業に真摯に取り組み、吉野町の学校教育並びに社会教育の充実と発展に取り組んでこられました。

                                
 元 大淀町教育委員会委員   井  道子(いのもと みちこ)さん
                (67歳 奈良県吉野郡大淀町在住)  
 教育環境の充実に対する功績はもちろん、伝統文化や文化財に対する深い造詣を生かし、能楽(桧垣本猿楽)に関する古文書の解読に携わるなど、文化活動及び生涯学習の発展に尽力されました。


          ※ お問い合わせ先
        
    教職員課 定数管理係 
            TEL 0742-27-9805
 

 

【2】平成26年度奈良県公立学校優秀教職員表彰について

 
<教職員課>

 平成26年10月28日(火)、奈良県庁において、平成26年度奈良県公立学校優秀教職員の表彰を行いました。
 県内の市町村教育委員会教育長及び県立学校長から推薦のあった「奈良県公立学校優秀教職員表彰候補者」について、外部委員7名で構成する「奈良県公立学校優秀教職員表彰選考委員会」での選考を経て、11名(小学校5名、中学校1名、県立学校5名)の教職員を県教育委員会教育長が表彰しました。

          ※ お問い合わせ先
        
    教職員課 小中人事係・県立人事係 
            TEL 0742-27-9846
 

 

【3】平成26年度「高校生社会参加推進活動啓発ポスター原画及び標語」表彰式について 

 
<生徒指導支援室>
 
 県教育委員会では、高校生に自らの在り方や生き方を考えさせるとともに、思いやりのある豊かな心を育てるため、県高等学校長協会、県高等学校生徒指導研究協議会と連携し、奉仕活動等の自主的・積極的な社会参加の推進活動を展開しています。
 この活動の啓発のため、県内高校生から募集すしたポスター原画と標語の中から、優秀賞・優良賞を選び、平成26年10月24日(金)、奈良県庁において、県教育委員会教育長が表彰を行いました。

<ポスター原画の部>
○優秀賞 1名 県立平城高等学校
○優良賞 2名 県立高田高等学校、県立平城高等学校

<標語の部>
○優秀賞 1名 西大和学園高等学校
○優良賞 2名 県立青翔高等学校、県立大和広陵高等学校
 
           ※ お問い合わせ先
        
     生徒指導支援室 生徒指導第一係 
             TEL 0742-27-5435


【4】奈良県中学校体育連盟及び全国中学校体育大会優勝選手・監督等の教育長表敬訪問について

 
<保健体育課>
 
 平成26年10月22日(水)、平成26年度全国中学校体育大会の結果報告及び優勝報告のために、奈良県中学校体育連盟会長・理事長と優勝校の選手・学校関係者の方(香芝市立香芝東中学校・葛城市立白鳳中学校・奈良市立平城東中学校)が来庁されました。

          ※ お問い合わせ先
        
    保健体育課 学校体育係 
            TEL 0742-27-9861


【5】「みんなあつまれ! いのち かがやき フェスティバル」の開催について

 
<企画管理室>

 平成26年10月25日(土)・26日(日)、うだ・アニマルパークにおいて「みんなあつまれ! いのち かがやき フェスティバル」を開催し、両日で6,600人の方々が来場されました。
 このイベントは、世代を超え、子どもたちや保護者・地域の方々、県内の学校・教育関係者が、うだ・アニマルパークに結集し、いのちの大切さをテーマにした様々な体験や心の交流を通して、「いのち」「絆」「ぬくもり」の大切さが実感できる機会を提供し、子どもたちをはじめとする県民の思いやりの心を育み、規範意識、社会性を高めることを目的としたものです。

          ※ お問い合わせ先
        
    企画管理室 企画法令係 
            TEL 0742-27-9830


【6】長谷寺本坊の重要文化財(国)指定について

 
<文化財保存課>

 平成26年10月17日(金)に開催された国の文化審議会において、長谷寺本坊を重要文化財として指定する答申が行われました。
 奈良県においては、平成20~23年度に、県下近代和風建築の総合調査を実施しました。長谷寺本坊の重文指定はこの成果を受けたものであり、調査対象から初めての重要文化財指定となります。なお、本坊は「長谷寺大講堂、護摩堂及び本坊」として、平成24年3月に奈良県の有形文化財に指定されています。
 
          ※ お問い合わせ先
        
    文化財保存課 建造物係 
            TEL 0742-27-9865

 

【 スクープ 奈良TIME! 】 目次に戻る   

奈良朱雀高校「奈良TIME」の取組 
                   ~奈良朱雀
高等学校「奈良TIME」の取組~ 

                                   
                                奈良県立奈良朱雀高等学校
                                   校長  松本 喬

 

 本校では、「奈良TIME」を各教科・科目の内容や学科の取組に位置付けて展開しています。それでは、本年度のこれまでの主な取組を紹介します。
 まず、建築工学科では、5月1日に「世界遺産スケッチコンテスト」を実施しました。このコンテストは、奈良市内にある世界遺産「古都奈良の文化財」に指定されている建築物や歴史的建築物のスケッチ(鉛筆仕上)を行うことにより、建築構造の歴史的発達と構造的特徴を理解するとともに、建築を学ぶ生徒としての感性や知識を身に付けることを目的としています。建築工学科の全学年の生徒が参加し、1年生は第一次大極殿(平城宮跡)、2年生は朱雀門(平城宮跡)、3年生は興福寺とそれぞれの会場に分かれて行いました。    
 スケッチした作品は科目「建築製図」の作品として評価し、優秀作品を表彰するとともに、文化祭において建築工学科の作品として展示し、全校生徒に紹介します。

スケッチ風景写真
        朱雀門でのスケッチ風景 
   生徒作品
         生徒の作品 

 次に、1年生の科目「現代社会」では、「日本の伝統文化とそれを育んだ地域社会」の学習で、学校近隣の西の京周辺について、フィールドワークを行いながら学習を深めました。フィールドワークは、6月上旬、本校から秋篠川を巡る約1.6kmのコースを各クラスごとに行いました。教員2名が引率し、現地説明も行いました。
 秋篠川が平城京遷都の際に人工的に整備された河川であることや、周辺の水田に水を供給している東西に走る用水路が、南北に走る秋篠川の下をくぐるように造られていることなど、生徒は古代の人々の知恵や技術に驚いた様子で、現地での教員の説明に聞き入っていました。また、今回のコースの一部は、近鉄西ノ京駅から学校までの通学路でもあることから、生徒たちもより強く興味・関心をもったようでした。

秋篠川見学の様子写真
        秋篠川周辺の見学 
用水路見学の様子写真
     秋篠川と用水路の交差部分の見学 

 2学期も各教科で計画し、取り組んでいるところですが、「国語総合」(1年)では「文学作品を通して見た”奈良”」、「コミュニケーション英語Ⅱ」(2年)では「奈良県の世界遺産を英語で紹介する」、「家庭総合」(3年)では「地域の正月料理と風習 奈良県の雑煮」、そして、専門科目でも「課題研究」などで講義、実習、フィールドワークなどによる学習と発表会を計画しています。
 これらの学習を通じて生徒が「郷土の伝統、文化、自然等」について、より一層、理解を深めることができるように取り組んでいきたいと思っています。

 

 

【 今、学校では・・・ 】 目次に戻る 

                 

         郷土学習「心のふるさと」~観光ボランティアガイド~

                                明日香村立明日香小学校 
                                 教頭 角田 哲典

 
 近年の社会のグローバル化の中で、異なる文化や歴史をもつ方々と共生することが課題となっています。自国の文化や伝統について理解し尊重する態度や意識があってはじめて、他国の文化や伝統に敬意をはらうことができます。そこで明日香村では、世界に通用するグローバル人材の育成を目指した英語教育を推進するとともに、日本人の「心のふるさと」明日香村をよく知り、地域を愛する心を育てる『郷土学習』を幼稚園から中学校までの12年間で系統立てて取り組んでいます。そこで、小学校6年生の取組の一例を紹介します。
 6年生は郷土学習の一環として「観光ボランティアガイド」を毎年実施しています。明日香村の歴史を探り、明日香村を訪れた観光客に自分たちの生まれ育った村を紹介するという取組です。まずは、資料を集めたり、研究機関や専門家に聞き取りをしたりして明日香村を研究しました。次に、グループに分かれ、ボランティアガイドのための台本作りに取り組みます。一人一人が作った台本の読み合わせをし、意見や考えを出し合います。観光客のみなさんに、自分たちの心がより伝わるよう、「飛鳥京観光協会観光ボランティア」の方々に幾度となくアドバイスいただきました。おかげでいいものに仕上がりました。観光ガイドする場所も自分たちで考え、「飛鳥寺」・「橘寺」・「石舞台」・「亀石」・「高松塚古墳」・「伝板蓋の宮」の6か所に決定しました。いよいよ、観光ガイド本番です…。(写真1・2)
 後日、観光客から多くのお礼の手紙が届き、子どもたちは「緊張したけど、もう一度したい」という気持ちになれたようです。10月末、修学旅行で広島に行き、広島平和記念公園に訪れた方々に得意の英語と観光ボランティアガイドの経験を生かして外国人に明日香村を紹介する予定です。

飛鳥寺グループの写真
      飛鳥寺グループ(写真1) 
石舞台グループの写真 
       石舞台グループ(写真2)



【 高校入試インフォメーション 】-第3回- 目次に戻る

平成27年度の高校入試に関する情報について 

 

<学校教育課>                                     

                高校入試Q&A(その2)
 
 今回は、帰国生徒等特例措置及び定時制課程成人特例措置の2つの特例措置についてお答えします。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

○ 帰国生徒等特例措置

 

【Q1】帰国生徒等特例措置の制度について教えてください。
 →A 
 この特例措置は、保護者の海外勤務に伴い海外から帰国した生徒、中国等の引揚者等や外国人の生徒等を対象とした制度です。
 検査は特色選抜と同時期の平成27年2月19日(木)に実施します。
 実施校と実施学科は次のとおりです。

<実施校・学科>
※法隆寺国際高等学校・総合英語科
※高取国際高等学校・国際コミュニケーション科
 
【Q2】検査について教えてください。
    また、この特例措置の過去の検査問題は、Webページで見ることができますか?
 →A 
 入学者の選抜は、数学と英語の学力検査、日本語による作文及び面接を実施し、総合的に合否を判定します。なお、数学と英語の学力検査は、特色選抜の学力検査問題を用いて実施していますが、一部の漢字にルビをふるなど、受検者の日本語能力に配慮した形で表記しています。また、各教科及び作文の検査時間は各30分です。
 学校教育課のWebページに平成26年度入試の特色選抜の検査問題と帰国生徒等特例措置の作文の問題を掲載していますので、参考にしてください。
 
【Q3】出願に際して必要となる書類について教えてください。
 →A 
 現在奈良県内の中学校に在籍している志願者の場合、出願に必要な書類は次の書類になります。

ア 入学願書(特色選抜の願書と同じもの)
イ 入学考査料 2,200円(奈良県収入証紙により納付)
ウ 帰国生徒等特例措置適用申請書
 
 なお、ウについては、小学校から現在までの国内・国外で在籍していた全ての学校について、学校名、所在地、在学期間を記入するようになっていますので、早めに作成し、中学校で点検していただくようにしてください。また、応募資格についても、中学校とよく相談するようにしてください。
 

○ 定時制課程成人特例措置


【Q4】成人特例措置はどのような制度ですか。
    また、検査の実施時期はいつですか。
 →A 
 この特例措置は、中学校を卒業し、平成27年3月末に20歳以上である方を対象に、高校教育を受ける機会を提供するための制度です。
 県立高校定時制課程(五條高校賀名生分校、山辺高校山添分校を含みます。)における一般選抜、二次募集及び大和中央高校(A選抜・B選抜)において、実施します。
 なお、夜間の定時制課程に出願できるのは、原則として勤務に従事する人又は勤務に従事する予定の人に限ります。

 <選抜の種類>              <検査日>
※大和中央高校A選抜・・・・・・・・・平成27年2月19日(木)
※一般選抜・・・・・・・・・・・・・・平成27年3月13日(金)
※二次募集及び大和中央高校B選抜・・・平成27年3月25日(水)
   
◆ 二次募集については、合格者数が募集人員を満たせば実施しません。
◆大和中央高校B選抜について、Ⅲ部は必ずB選抜を実施しますが、Ⅰ部及びⅡ部については、A選抜で募集人員を満たした場合、B選抜は実施しません。
 
【Q5】どのような検査を行うのですか。

 →A 
 検査は、作文(50点満点)と面接を実施し、総合的に合否を判定します。
    
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

* 高校入試に関する様々な情報は、次のWebページからご覧いただけます。
  http://www.pref.nara.jp/17266.htm
* 担当:学校教育課学事係(0742-27-9851)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ 本文中(Q2のA)のリンクは次のとおりです。
    平成26年度公立高校入学者選抜学力検査問題
    http://www.pref.nara.jp/35682.htm



 

【 奈良県の先生になろう 】 目次に戻る


 奈良県ディア・ティーチャー・プログラムのワークショップが県立教育研究所で行われました。
 第2回、第3回の様子を、リクルーターの桶田和美先生と竹内泰斗先生が報告します。

********************************************

               
               第2回ワークショップを振り返って
                                 
 9月20日(土)に行われた、奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第2回ワークショップのテーマは、「モデル授業から学ぶ」というものでした。小学校、中学校の班に分かれ、現場で活躍されている先生や指導主事の先生から、受講生のお手本となる授業を見せていただきました。
 私が参加した小学校の班では、算数科と外国語活動の授業を見せていただきました。最初の算数の授業は、4年生の「広さを調べよう」という単元で、ペアで陣取りゲームをし、陣地の面積の比べ方を考え合うものでした。児童がいろいろな比べ方ができるように、先生はたくさんの仕掛けを工夫されていました。
 外国語活動の授業は、5年生の教材「Hi friends!1」から、「I like ~」を使って好きなものを伝える表現を、楽しいゲームをしながら学びとるものでした。先生は、様々な英語の表現を使って発問し、子ども役の受講生とコミュニケーションをとられていました。
 どちらの授業も体験活動を多く取り入れられていて、私たちリクルーターも、明日から学校現場ですぐに実践してみたいと思うような工夫がたくさんあり、大変勉強させていただきました。
 その後、各班でグループに分かれ、モデル授業から授業づくりについて学んだことをディスカッションしました。私のグループでは、教材研究の大切さについての意見が多く出され、受講生は教師自身がしっかりと教材研究をして学んでおかなければ授業をつくることができないということに気付くことができました。また、「鉛筆を置いたら背筋を伸ばすよ。」など、学習ルールの指示や声かけの仕方が大変勉強になったなど、授業者の視点で意見を出し合いながら、授業づくりについて学びを深めることができました。
 次回のワークショップはいよいよ模擬授業です。各班3つのグループに分かれて授業づくりをします。今回学んだことを生かし、それぞれのグループで協力し、授業づくりに取り組んで欲しいと思います。次回の模擬授業がとても楽しみです。

                              リクルーター 橿原市立真菅北小学校 教諭 桶田 和美
                                                                   
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・               

               第3回ワークショップを振り返って

 
 10月11日(土)に、第3回ワークショップが行われ、受講生は初めての模擬授業にチャレンジしました。
 小学校教員志望班の授業テーマは、2年生の算数科「たし算の筆算」でした。各班、3~4名の三つのグループに分かれ、同じ課題に対してどのように授業を組み立てていくかをグループで考え、模擬授業に臨みました。
 受講生は、朝から緊張した表情で指導案を読み返したり授業の準備をしたりしていました。模擬授業はわずか15分でしたが、一生懸命取り組む姿が見られ、準備の段階で何度も集まって相談し、協力して教具を作り、授業を作り上げてきたことが感じられました。
 授業後の指導では、
  ○ 指示が曖昧で、児童が何をしてよいのか分からない。指示の仕方を端的に、明確にする必要がある。
  ○ 授業者自身が授業の流れをつかみきれていない。もっと自分の中で授業を組み立て、想像することが大切である。
  ○ 板書計画をしっかりと立て、一目見ただけでこの一時間でどんな学習を行ったのかがわかるような板書をしなければならない。
  ○ 算数は、1年生から積み重ねることにより力を付けていくものである。前の学年までにどのような学習をしてきたのかを、しっかり把握する必要がある。
 など、リクルーターやアドバイザーの先生方からの助言一つ一つを、受講生はメモを取りながら熱心に聞いていました。厳しい言葉も、「教師になった際、授業を受ける子どもたちのためだ」としっかりと受け止めているようでした。受講生が前向きに模擬授業に取り組み、学ぶ姿に、私たちリクルーターも刺激をもらい、日々の授業をさらにがんばっていこうと感じることができました。
 今回、リクルーターやアドバイザーの先生方から指導していただいたことや自分自身で気付いた課題を少しでも改善し成長できるように努力し、次回の模擬授業につなげていってほしいと思います。
           
                  リクルーター 大淀町立大淀桜ヶ丘小学校 教諭 竹内 泰斗



ディアティーチャー写真
      【第2回 モデル授業に学ぶ】 
ディアティーチャー写真
      【第3回 模擬授業に挑戦】 


 

【 すくすく給食!おすすめレシピ 】-その8- 目次に戻る

 
 奈良県内の各地域の産物や旬の食材を取り入れるなどの工夫を凝らした学校給食を紹介します。献立画像をクリックしていただくと、レシピを見ることができます。ご家庭でも、是非お試しください。


  <今月の献立>

 ・秋味ごはん
 ・さんまのすだち
    しょうゆかけ
 ・大和まなの煮びたし
 ・きのこ汁
 ・牛乳


 <レシピはこちら>
   画像をクリック→
給食写真 



 
〔献立紹介〕

 秋の香りがただよう献立です。学年の農園で栽培した、さつまいもを使ったごはんは、子どもの人気メニューです。また、すだちの香りたっぷりの甘辛いたれのかかったさんまは、食欲をそそります。みそ汁には、旬のきのこや野菜が入り、とてもおいしいです。

 

【 お知らせ 】 目次に戻る 

【1】「なら教育リポート ~まなびだより~」今後の放送予定 

 
<県立教育研究所>   

 
 奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」(午後6時~午後7時)の中で、午後6時40分~45分頃に放送します。

         ○11月12日(水) 「大古事記展」
                 ならの魅力創造課・県立美術館

   
         
○11月19日(水) 「みんなあつまれ! いのち かがやき フェスティバル」
                「みんなあつまれ! いのち かがやき フェスティバル」実行委員会

     ○11月26日(水) 「初任者研修講座」
                 県立教育研究所


   ■過去の放送分は
こちらの Webページでご覧いただけます。

         ※ お問い合わせ先

                県立教育研究所 教科教育部 調査情報係  
              TEL 0744-33-8907  FAX 0744-33-8909


【2】平成26年度「奈良県教育の日」及び「奈良県教育週間」について 

 

<企画管理室>                                     

 県教育委員会では、教育に対する県民の意識や関心を高めるとともに、家庭、地域社会及び学校が一層連携を深め、奈良県教育の充実と発展を図ることを目的とし、毎年11月1日を「奈良県教育の日」と定め、11月1日を含む1週間を「奈良県教育週間」としています。
 平成26年度の奈良県教育週間は、10月26日(日)~11月1日(土)です。
 この期間中、県教育委員会、各市町村教育委員会、各学校及び教育関連団体が「奈良県教育の日」の趣旨を踏まえて、関連行事や授業公開等の取組を行います。
 取組の詳細は、こちらのWebページでご覧いただけます。

          ※ お問い合わせ先
        
    企画管理室 企画法令係 
            TEL 0742-27-9830

【3】「奈良県文化財の日」及び「文化財保護強調週間」について 

 

 

<文化財保存課>                                     

 多くの文化財を有する奈良県では、平成21年度より11月3日を「奈良県文化財の日」と定め、文化財を保存して次世代に継承することはもとより、積極的に公開・活用を行うように努め、県民の方々に、より文化財を身近に知っていただく機会としています。
 また、毎年11月1日~7日は、全国的に「文化財保護強調週間」(文化庁、今年で61回目)として、広く国民の文化財に関する理解と関心を深め、文化財保護の一層の協力を得ることを目的に、様々な取組が展開されています。
 

          ※ お問い合わせ先
        
    文化財保存課 総務企画係 
            TEL 0742-27-9864

【報道発表資料 】 9月30日~10月31日  目次に戻る

  
 2014年10月27日 家庭教育(11月の月間目標)
 2014年10月23日 平成26年度「高校生社会参加推進活動啓発ポスター原画及びポスター原画及び標語」表彰式について
 2014年10月22日 奈良県産業教育フェア
 2014年10月15日 平成27年度高等養護学校及び奈良東養護学校高等養護部入学者選抜出願状況
 2014年10月15日 平成25年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果について

 2014年10月15日 県教育委員会平成26年度「いじめに関するアンケート調査」結果について

 2014年10月14日 JOBAMBI 仕事フェアの御案内
 2014年10月10日 家庭教育啓発チーム「きらら」第4回研修会を開催しました
 2014年10月09日 平成26年度識字合同学習会(第13回ふれあい広場)を開催します。〔入場無料、申込み不要〕

 2014年10月07日 第102回産業教育審議会のまとめ
 2014年10月06日 平成26年度学校保健及び学校安全表彰(文部科学大臣表彰)について 
 2014年10月01日 奈良県高等学校等奨学金(育成奨学金)の中学予約について

 2014年09月30日 「地域と共にある学校づくり」の研修資料を掲載しました。

【 お願い 】 目次に戻る

 
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橿原考古学研究所  
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