平成27年度子どもの読書活動優秀実践図書館・団体への文部科学大臣表彰

平成27年度 子どもの読書活動優秀実践図書館・団体(個人) 文部科学大臣表彰

 「子どもの読書活動優秀実践図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」は、子どもの読書活動推進の中核となり、特色あるすぐれた実践を行っている地域の図書館や団体等に対して、文部科学大臣より表彰を行うものです。
 本年度の表彰図書館・団体として、奈良県からは以下の2つが選ばれました。

子どもの読書活動優秀実践図書館

奈良市立西部図書館 

 昭和59年8月に大規模団地に隣接して開館。当初からおはなし会の実施や児童専用フロア設置など、児童サービスに力を注いでおられ、児童書の貸出冊数や回転率は、県内でも常に上位をしめています。平成18年の学校図書館支援センター推進事業では、地域文庫・家庭文庫・保育園等への貸出文庫に加え、学校への団体貸出も新たに開始するとともに近隣の小学校との共通貸出券の利用にも力を注いでおられます。また、園・学校との連携の一環として、職員とボランティアが訪問してのおはなし会も実施しておられます。奈良市子ども読書活動推進計画を平成18年に策定。同23年に5か年計画の成果と課題を取りまとめ、3か年計画をもとに活動を継続的に進められています。

子どもの読書活動優秀実践団体

河合町おはなし会
 昭和57年10月に子どもの感性を養うことを目的として発足し、32年間という長きにわたり図書室、図書館活動に貢献されています。ふれあいを大切にした地域密着型のおはなし会であり、おはなし配達便として、幼稚園・保育所・学校、保健センターへ出向き活動の場を広げておられます。また、毎週土曜日に図書館で定例おはなし会を実施され、その数、年間40回以上に及びます。更には、春休み・夏休み・クリスマスの拡大おはなし会や、毎年1月に、古き良き遊びを子どもたちに伝えるため百人一首・かるた大会を実施し、世代間交流を進めておられます。一方保健センターでも、乳幼児をお持ちの方を対象に離乳食教室・マタニティー教室であかちゃん絵本の読み聞かせを行うなど多方面に力を注いでおられる団体です。


表彰式について

 表彰式は、平成27年4月23日(木)国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)にて実施される「平成27年度子どもの読書活動推進フォーラム」の中で行われます。