奈良県過疎地域自立促進方針の構成

<1>基本的事項
集落実態調査で明らかになった過疎地域の課題や、自立促進のための視点を踏まえ、以下の基本方向に整理。

(1)医療・介護等高齢者福祉への支援
奈良県立医科大学・自治体などと協働し、過疎地域の医療を支えていくシステムとその取り組みを推進する枠組みを構築するとともに、地域ぐるみの健康づくりを推進。

(2)若者の雇用の場の創出
地域内企業の育成・支援及び産業資源の積極的活用、利便性の高いインターチェンジ付近など良好な産業用地などへの企業の立地の促進及び地域の特色を活かした商店街づくりなどの支援により、通勤圏内での雇用機会を創出。

(3)林業等の地域産業の振興
農林業の振興、特に林業の振興を重点的に図るとともに、地域特産品の開発・育成などによる地場産業の振興や観光交流の推進による観光レクリエーション産業の振興、地域の特性や資源を活かした産業の創出・育成、起業の促進など、地域産業の振興を図る。

(4)集落の維持・活性化
住民の日常的な移動のための交通手段の確保を図るとともに、集落の維持・活性化を図るため、「集落支援員」や「地域おこし協力隊」制度を活用するなど、地域社会の担い手の育成や誘致を図る。

<2>産業の振興
安定した就業の確保、交流を軸とした産業振興

<3>交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進
道路整備、安心・安全な交通機能の確保、ドライバー向け周遊観光促進、情報通信機能の強化、都市部住民などとの交流による地域に活性化

<4>生活環境の整備
地域住民が安全・快適に暮らせるような生活環境、清流吉野川の保全、総合的な減災対策

<5>高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進
必要な介護サービス基盤の確保、高齢者が安心して元気に日常生活を送ることができる暮らしやすい街づくり、地域の中で子どもが健やかに育ち障害のある人が安心して生活できる社会作り

<6>医療の確保
医師、看護師などの確保、特定診療科の医療確保

<7>教育の振興
過疎地域における良好な教育環境の確保、教育諸条件の整備、集会施設などの地域の実情に応じた整備と有効活用

<8>地域文化の振興等
すぐれた地域文化資源の活用、魅力的な地域づくりの実現

<9>集落の整備
地域社会の担い手の育成、基礎的な公共サービスが著しく困難な集落についての再編等の検討、UJIターン者の受け入れや若年者の定住を促進