薬用作物の新品種育成や品種選定を行っています。また、高品質・省力・生産安定技術を開発しています。

優良品種の育成


 奈良県の主要薬用作物であるヤマトトウキの栽培においては、根の商品価値を消失させ、収量低下に直結する収穫前の開花が問題となることから、ヤマトトウキの開花に関わる遺伝子情報に基づいて、花が咲きにくい優良品種の育成を行っています。
ヤマトトウキの花 生薬“当帰”

 ヤマトトウキの花       

 生薬“当帰”

省力・安定生産技術の開発

 ヤマトトウキを始めとする薬用植物について、除草・施肥・収穫・調製等の作業の省力化技術や、種子や苗の安定生産・保存技術の開発に取り組んでいます。

マルチの利用

機械収穫

短期育苗

 マルチの利用      ヤマトトウキの機械収穫      育苗ベッドを利用した短期育苗
 技術

生薬以外への利用に向けた生産技術の開発

 近年、ヤマトトウキの葉の食品としての利用に注目が集まっており、県内ではトウキ葉の生産が広がりつつあります。そこで、根と葉の両方を安定的に生産する手法や、植物工場でのトウキ葉の大量生産技術の開発などに取り組んでいます。

ヤマトトウキの葉

ヤマトトウキの葉


地域ブランド漢方薬による高収益モデルの開発

 奈良県産原料100%の地域ブランド漢方薬の創出を通じた高収益経営モデルの構築を目指し、漢方薬「四物湯」を構成する奈良にゆかりの深い4つの生薬、トウキ、シャクヤク、ジオウ、センキュウの栽培技術について研究しています。
ヤマトトウキ シャクヤク ジオウ センキュウ
 左からヤマトトウキ、シャクヤク、ジオウ、センキュウ