出会う 奈良県歴史文化資源データベース

黒田大塚古墳 くろだおおつかこふん

記入年月日 2017/03/22

所在地
奈良県磯城郡田原本町黒田348番地
区分
遺跡 | 古墳
指定内容
県指定史跡

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
本古墳は奈良盆地のほぼ中央、寺川と飛鳥川にはさまれた沖積地に立地しています。6世紀前半に築造された全長約86mの前方後円墳です。この古墳の北方には、小形の前方後円墳などで構成される三宅古墳群が存在しています。これらの古墳や低地の古墳の多くが原形を著しく損なわれている中で、黒田大塚古墳は良好に墳丘を残していることから、県史跡に指定されました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
黒田大塚古墳の西隣接地には、聖徳太子が創建したと伝わる法楽寺があり、孝霊天皇の「黒田廬戸宮」の跡に建立されたといわれています。また、孝霊天皇を祀る孝霊神社もあり、これらは地元の文化財として大切にされています。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
「古事記」「日本書紀」孝霊天皇の「黒田廬戸宮」の宮跡があったと伝わっています。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
孝霊天皇、吉備津彦命(桃太郎のモデル)
当資源と関連する文献史料
古事記、日本書紀
当資源と関連する伝承
おとぎ話桃太郎のモデルとされる吉備津彦命の出身地として、地元商工会がキャラクターなどを作ってPRをおこなっています。
問い合わせ先
田原本町 教育委員会事務局 文化財保存課
電話番号
0744-32-4404

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。