「E-夢 はっしん!」
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発行:奈良県教育委員会事務局企画管理室
学校と仕事
奈良県教育委員会教育委員 森本 哲次
通勤途上で真新しい制服の学生達に会う機会が増えました。笑顔の子どもたち、真剣な眼差しの子どもたち、それぞれが期待に胸を膨らませている姿を見るにつけ、「頑張れよ。」と思うと同時に、今の時期になるといつも考える事があります。
7年程前に、労働組合の仕事でイギリス・スウェーデン・ドイツの三カ国を訪問し研修を受ける機会を得ました。いずれの国も義務教育で必要な基礎学習教育と規範意識の教育はわが国と変わらないようでしたが、共通して感じた事は、職業に対するカリキュラムが教育体系に組み込まれている事でした。教育を通じて職業の大切さと社会貢献の必要性を醸成する職業教育が同時に進められ、学校制度と職業教育をリンクして教育制度を構築していると感じました。その中には政治的な背景で、失業率の高い国もありますが、義務教育終了後も色々な手立てで職業訓練制度をつくって若者の就業支援をしていました。
特に、就業と社会人の責務に重きを置いた教育の考えは、就職の前工程で個人の職業観育成と、資格取得の教育を行い就業に結び付けている事でした。逆にわが国は、どちらかと言えば無職の人達や就職はしたものの失業をした人の教育に力点を置いている後追い型の就業体系と感じています。就職後のミスマッチを少なくするためにも、学校教育の中で仕事についての教えの充実を願っています。
スウェーデンでは、教育予算がOECDの中でも日本に比べて倍程度高く、そして職業訓練を行政だけに任せるのではなく、企業・スポーツ団体・退職者団体・手工団体・労働団体等も資金を出し合って学校を作り、職業観を重視した政策展開で就業をサポートし「経済成長・雇用・社会的公正」の3つが同時に達成されていると聞きました。
少子高齢化が進むわが国で、生涯教育の一環として職業教育制度の確立と、今まで社会を支えてきた多くの団塊世代の皆様の知恵も拝借して、大人も一緒に学び続けて行く教育を願っている昨今です。
【1】リーフレット「平成25年度まなびの支援 」を作成しました
企画管理室
奈良県教育の現状や課題、子どもたちのまなびを支援する取組などを県民の皆さんに分かりやすくお知らせするためのリーフレットを作成しました。県内の子どもたちの状況等のデータを掲載し、数値から読み取れる県の教育課題について簡潔に示し、その解決に向けた県教育委員会の取組を「地域の教育力の充実」「学習意欲の向上」「規範意識、社会性の向上」「体力の向上」「学校教育環境の充実」「家庭における子どもの生活習慣づくり」「文化遺産の保存と活用」の7つのカテゴリーに分けて掲載しています。
このリーフレットは12,000部を作成し、県内全ての学校(園)、市町村教育委員会等に配布するとともに、奈良県教育委員会企画管理室のWebページにも掲載しています。
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※ お問い合わせ先
企画管理室企画法令係
TEL 0742-27-9830 FAX 0742-27-2985
【2】新しい学年で外遊びにチャレンジしよう!
~『外遊び、みんなでチャレンジ・スプリング!』に登録しよう~
保健体育課
さあ、新学期が始まりました。元気な子どもたちの声が、校庭のあちらこちらから聞こえてきます。
「外遊びみんなでチャレンジ・スプリング!」をホームページで公開しました。
種目は、ペアで行う種目(ペアドッジパス、ペアドリブル、ペアソフトバレーパス)と、グループで行う種目(グループドッジパス、グループドリブル、グループソフトバレーパス、8の字大なわとび)に加えて、個人で行う種目(3分間なわとび、チャレンジ2重とび)があります。
いろいろな種目にチャレンジしていっぱい汗をかきましょう!
県教育委員会保健体育課のホームページに、チャレンジの仕方や登録の仕方を紹介しています。友だちやグループで楽しみながらチャレンジしてください。
県内の子どもたちが、学校を超えてチャレンジの交流をすることもできます。 会ったことも話したこともない県内の小学生と、ホームページを通じて記録の競い合いをする楽しさも味わってください。
*詳しくは、
「外遊び、みんなでチャレンジ!」のホームページをご覧ください。
「外遊び、みんなでチャレンジ!」登録数 |
平成22年 |
4,800件 |
平成23年 |
6,406件 |
平成24年 |
8,052件 |
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※ お問い合わせ先
保健体育課 学校体育係
TEL 0742-27-9861 FAX 0742-22-3995
県立榛生昇陽高等学校 自転車競技部 山本 大喜 さんは、第20回アジア・ジュニア自転車競技選手権大会で準優勝しました。
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県立榛生昇陽高等学校 自転車競技部 山本 大喜(まさき)
僕は、第20回アジア・ジュニア自転車競技選手権大会でタイムトライアルとロードレー
スに出場しました。タイムトライアルは日本代表として僕一人が選ばれました。僕は、タイムトライアルに自信があったので優勝を狙っていました。しかし、結果は僅差で二位でした。とても悔しかったのですが、一位の選手は去年の世界選手権のタイムトライアルでも良い結果をだしている人だったので、僕も頑張れば世界で戦えるという自信につながりました。
ロードレースはタイムトライアルの二日後に行われました。しかし、タイムトライアルの後に体調を崩してしまい、万全の体調で挑むことができませんでした。結果は日本チームの選手が三位になりましたが、僕はまったくチームの役に立てませんでした。僕が万全の体調で挑んでいれば、日本チームが優勝できたかもしれなかったので、とても悔しく、本当にチームの皆に申し訳なかったです。多くの人は外国人に日本人は勝てないと言います。しかし僕はそう思いませんでした。確かに強かったですが、練習をすれば戦えないことはないと感じました。僕の今年の目標は、世界選手権大会でメダルを取ることなので、もっともっと練習をしていこうと思います。
奈良県ディア・ティーチャー・プログラム 第7回ワークショップ
教職員課
4月20日(土)に、奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第5期第7回のワークショップが、県立教育研究所で行われました。
今回のテーマは、「学級づくりと授業づくり」です。リクルーターの相宗万葉先生が、第7回ワークショップについて報告します。
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リクルーター 奈良市立登美ヶ丘小学校 相宗 万葉
いよいよ、奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第5期も残すところあと4回となりました。
4月20日(土)の第7回ワークショップでは、初めに県立教育研究所研究指導主事の森由香先生が特別支援教育についてお話をしてくださいました。先生は、受講生のレポートの中から、疑問や課題を取り上げ、「特別支援学級」と「通級指導教室」との違いや、障害や課題をもつ児童の保護者との連携の仕方などを話してくださいました。受講生は、学校現場実習で特別な支援を必要とする児童と接し、支援した経験があったので、森先生のお話を実感をもって聞いていたように思います。学校現場で、特別支援教育について日々学んでいる私にとっても、非常に意味のあるお話でした。
次に、それぞれの班別ワークショップに分かれ、受講生が春休みの課題で作成した「学級通信」をもとに、どのような学級経営をしたいのかについて発表し合いました。受講生は、工夫して学級通信を作成していましたが、自分の学級経営方針を、子どもたちや保護者に分かり易く伝える書き方に難しさを感じていたようです。また、言葉一つ一つについてもよく吟味し、選んで作成しなくてはいけないということを学べたのではないかと思います。私は、どのような配布物であっても必ず同僚や学年主任、管理職の先生方に見ていただき、添削を仰ぐ必要のあることを話しました。また、学級通信のレイアウトは見やすく分かりやすくすることや文章の長いものはNGだということを話しました。
後半は、初めての班別授業対抗戦に挑戦しました。3つの班が順番に同じ単元の授業をします。小学校班は、3年生の理科「身近な自然の観察」でした。初めて理科を学習する3年生に、理科の楽しさを感じさせたり、理科とはどういう学習をするのかを伝えたりするという難しい単元なので、受講生はかなり苦労して指導案や授業を考えてきたようです。しかし、各班とも植物の実物を持って来たり、写真を活用したりと、工夫した授業でした。同じ単元で違う班の授業を「見合う」ということに、この授業対

抗戦の意義があるのではないかと思います。それぞれの班に反省点や改善点がありましたが、さまざまな授業の仕方や在り方を皆で共有し、良いところをたくさん取り入れながら、今後の教材研究や授業づくりにつなげてほしいと思います。
受講生はこれから、忙しい時期に入りますが、もう一度、「どのような先生になりたいのか」という教師像を明確に描き、残りの奈良県ディア・ティーチャー・プログラムに取り組んでほしいと思います。受講生のみなさんが、大学では学べない実践的な内容を数多く学び、成長されることを願っています。
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※ お問い合わせ先
教職員課 人事企画係
TEL 0742-27-9844 FAX 0742-24-7256
子どもたちが郷土を理解し食文化を伝承していくための資料「奈良県の郷土料理集」(県教育委員会作成)の中から、料理レシピをピックアップしてお届けしています。
★ 今月号のレシピは
(右の画像をクリック!→)
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〔ちょっと一言〕
胡麻豆腐と聞いて、「お豆腐の中に胡麻粒が入っている。」と思っていませんか?実は、吉野葛と胡麻を使ってじっくり練り上げて作られる、精進料理の一品です。
練り胡麻を使うと家庭でも簡単に作ることができます。これからの季節にぴったりの、郷土の味をぜひ味わってみてください。
[1] “教育セミナー2013”を開催します!
テーマ:いじめ、体罰、授業改善について考える!
~子どもを守り、育てる学校教育の創造~
県立教育研究所
「がっこう だいすき!」「がっこう たのしい!」そんな声が、教室に響いていますか。
子どもたちは、お互いの気持ちを伝え合えるなかまとともに、安心して学

校で学ぶことができているでしょうか。
教育研究所では、6月3日(月)に“教育セミナー2013”を開催します。
本年度の教育セミナーでは、全体会においていじめや体罰についての奈良県の現状や取組等を報告します。また研究発表では、学習意欲、規範意識、体力など、奈良県の教育課題の解決を目指して取り組んだ研究の成果や調査結果の発表を行います。
よりよい教育の姿や日々の実践について、共に学び、考えていきましょう。
【報告】
いじめや体罰について、奈良県の現状や取組等を報告します。
【プロジェクト研究発表・分野別研究発表・調査研究等報告】
学習意欲、規範意識、体力など、本県の教育課題の解決を目指して平成24年度に取り組んだ研究成果の発表・報告を行います。
事前に申込みいただければ、どなたでも参加いただけます(参加費無料)。
詳しくは、
次のホームページを御覧ください。
※ お問い合わせ先
教育研究所 教科教育部
TEL 0744-33-8903 FAX 0744-33-0744-33-8903
[2] 「少年の主張」奈良県大会 作品募集!
くらし創造部 青少年・生涯学習課
毎年、東京都で開催される「少年の主張 全国大会」(独立行政法人国立青少年教育振興機構主催)に向けて、「少年の主張」奈良県大会を開催します。
○ 作品の募集
対象:奈良県内の中学生(相応する学籍又は年齢にある人を含みます。)
内容:次の①~③のいずれかの内容で、思いや考えたこと、感銘を受けたことなどをまとめたもの
(400字詰原稿用紙4枚程度)
① 社会や世界に向けての意見、未来への希望や提案など
② 家庭、学校生活、社会(地域活動)及び身の回りや友だちとの関わりなど
③ テレビや新聞などで報道されている少年の問題行動、大人や社会の様々な出来事に対する意見や感想、
提言など
期間:6月3日(月)~7月22日(月)〔必着〕
審査:入賞(13点)、努力賞(60点)を選考
○ 「少年の主張」奈良県大会
日時:平成25年9月8日(日)13:30~16:20
場所:王寺町やわらぎ会館 イベントホール
発表者:入賞者13名
* 最優秀賞作品を「少年の主張 全国大会」の発表候補作品として推薦します。
○ 詳細については、
こちらをご覧ください。
※ お問い合わせ先
県青少年・生涯学習課
TEL 0742-27-8615 FAX 0742-27-9574
【3】「なら教育リポート ~まなびだより~」今後の放送予定
県立教育研究所
奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」(午後6時~午後7時)の中で、午後6時45分~50分頃に放送します。
○5月15日(水) ハイキングで身近な国際交流
奈良県JETNet(青年連絡協議会)
○5月29日(水) 四季とのふれあい ~春~
県立野外活動センター
■過去の放送分は こちらの Webページでご覧いただけます。
※ お問い合わせ先
県立教育研究所 教科教育部 調査情報係
TEL 0744-33-8907 FAX 0744-33-8909
- 2013年04月25日

- 2013年04月19日
- 2013年04月03日
奈良公園では桜の季節も終わり、新緑が鮮やかで、爽やかな季節となってきました。学校では、新入生が学校になじんで、生き生きと活躍をはじめている頃でしょうか。新しく社会人になられた方々のご活躍も期待しています。
さて、今月の「巻頭言」は森井教育委員の「学校と仕事」です。就労に向けての学校の役割は、ますます重要になってきています。
昨年より実施しております愛読者アンケートに、ご協力をいただきありがとうございます。スマートフォンでご覧の方もおられるようですので、その対応もさせていただく予定です。また、Webページの新サーバーへの移行に伴い、メールマガジンのデザインを大きく変更することになりましたが、見え方や動作はいかがでしょうか。今後も、ご意見をお寄せください。あわせて、こんな記事が読みたいというリクエストや、取材希望もお待ちしています。
橿原考古学研究所附属博物館のWebページは、
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