「E-夢 はっしん!」 
            
            
            
            
             
            平成28年10月1日(土曜日) 
            ≪第 256 号≫ 
             
            
             
            
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            発行:奈良県教育委員会事務局 教育政策推進室  
             
             
            
            
            アンテナを高く掲げよう!
             
                                                  奈良県教育委員会事務局  
                                                   教職員課長 塩見 浩之  
             
             個人的な話になりますが、昨年、私の従兄弟が結婚し、その披露宴に参加した際の叔父(従兄弟の父)のスピーチが印象に残りました。スピーチの要旨は、教員は子どもの人生に関わり、その可能性を引き出し、国の将来を支える人財を育成する誇りをもてる仕事であるということ。そして自分の子どもが教員になったことで4代続けて教員となったことをとても喜ぶものでした。その話を聞き、私の場合は父の代までが教員であったので羨ましいと感じる部分もありますが、私も本職に就いてから「先生と呼ばれることもあるんだよ」と冗談を言ったことを思い出します。 
               
             さて、今年も教員採用候補者選考試験の時期がやってきました。(掲載時点では採用試験の結果が出ていることと思います。) 
             団塊の世代の退職以降、まだまだ大量退職の状況であり、よって来年度も多くの新人を採用することとなっています。講師経験のある方や学生から新卒で採用される方が飛び込む社会は今までの経験が通用しないことも多々あると思います。 
               
             現代社会は、変化が激しくしかもスピーディーであり、多様な嗜好や価値観への対応が求められる時代です。人口減少などによる国内市場の停滞やグローバル化による世界市場の一体化の中、企業は国内だけでなく海外とも激しい競争を繰り広げています。また、そこで働く者も社内での厳しい競争の中にいます。 
               
             同様に学校現場も様々なことを求められており、教員には、教科指導、生徒指導、部活動指導、保護者対応、特別支援教育、地域連携、ICT活用、アクティブラーニングなど取り組むべき課題が山積しています。 
               
             多様な課題に対応するには多様な価値観をもっていることが重要です。 
               そのためには、学校現場はもちろんですが、外部に対してもアンテナを張り、社会の動きにも目を配る必要があると思います。 
             多くの教員は、小学校、中学校、高等学校、大学と教えられる立場で過ごし、教員採用試験をパスし、そのまま学校現場で教える立場になります。立場は違えど、学校現場での経験が主となって価値観が形成されがちです。学校現場だけに閉じこもっていては茹でガエルになってしまいます。(カエルは熱湯に放り込むと驚いて飛び出しますが、常温の水に入れ、徐々に熱すると水温の変化に気づかず、茹で上がって死んでしまいます。) 
                 
               これからの教育を支える若い教員の方々には、是非学校だけに閉じこもらず、別の業界で働いている友人やプライベートでの活動を通じて知り合った人などネットワークを広げ、多様な価値観をもった人たちとお付き合いいただき、学校現場の課題に対応するとともにストレスの発散にもつなげて、今後の素晴らしい教員人生を歩んでいただきたいと思います。 
             
              
            
            
            
            <人権・地域教育課>  
                  
             学校や市町村が実施した「地域と共にある学校づくり」の研修会や取組等の様子を、人権・地域教育課ホームページで紹介しています。また、「地域と共にある学校づくり」を推進する各市町村や学校のホームページへのリンクも掲載しています。今回は、主に平成28年度7月までの取組について、更新しましたのでご覧ください。  
               今後も各地域・学校の取組の取材や、取組を掲載しているホームページのリンク先等を募集し、情報交流をしていきたいと考えています。掲載を希望される市町村教育委員会、学校・園はご連絡ください。 
                
                                         ※ お問い合わせ先 
                                           人権・地域教育課 地域教育係 
                                           TEL 0742-27-9837  
              
            
              
              県立添上高等学校は、明治39年に前身の「添上農林学校」が創立され、本年度創立110周年を迎えました。普通科とスポーツサイエンス科が設置されており、今回はスポーツサイエンス科の夏期の実習について紹介します。 
             
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                                「日本一」を目指して 
                             ~水泳実習・野外活動実習~                                                                  
                                                 県立添上高等学校 
                                                  校長 木村 孝之 
             
               添上高校には、クラブ活動での競技力向上とともに、将来の体育指導者の育成を目指す、スポーツサイエンス科が設置されています。スポーツサイエンス科の授業においては、体育に関する専門的な知識の習得と、多くの種目にわたっての体育実技の実践に取り組んでいます。 
             その中で、スポーツサイエンス科の三大実習と呼ばれるのが、水泳実習・野外活動実習・スキー実習です。これらの実習は、日頃の学校生活から離れて、クラス全員が大自然の中で寝食を共にして仲間との協調心を養い、泳力の向上・野外活動のスキル習得・スキー技術の習得を目的としています。 
             本年度も、7月に京都府京丹後市において1年生が水泳実習を、9月には吉野郡天川村において2年生が野外活動実習を実施しました。 
                
             水泳実習では、隊列を組んでの泳法習得や、砂浜を利用しての体力トレーニング、地元消防署からの救急法講習などがおこなわれました。最終日にはクラス全員が一丸となっての遠泳が実施されます。約1時間半にわたっての遠泳を、お互いに声を掛け合い、自己の限界と戦い、心を一つにして取り組み、見事全員が完泳することができました。生徒も教員も涙を流してお互いを讃え合いました。1年生はこれから3年間、クラスの強い絆のもとで、自己の夢に向かって邁進してくれることでしょう。 
                
             野外活動実習では、旧天川西小学校跡地を利用し、テントでの生活や野外炊飯で生活し、弥山登山や野迫川村と十津川村へのサイクリング、地元小学校と中学校との交流授業をおこないました。残念ながら、台風による気象条件の悪化により、全てのプログラムを実施することはできませんでしたが、大自然の中での活動により、「自立」と「自律」の必要性を感じてくれたことでしょう。また、小学生や中学生と共にスポーツ活動を実践することにより、運動の楽しさや教えることへの喜びを感じてくれたことでしょう。最終日のサイクリングでは、道中で地元沿道の方からも声援もいただき、無事に谷瀬の吊り橋に到着しました。「日本一」の吊り橋の真ん中で、全員から来年の南東北インターハイへの目標が大声で発せられました。最後のインターハイにむけて、クラスが一丸となって臨んでくれることでしょう。 
               
             リオデジャネイロオリンピックを終え、4年後には東京オリンピックが開幕するなど、日本のスポーツ環境はさらに盛り上がってくるでしょう。 
             スポーツサイエンス科での活動や経験をもとに、添上高校から多くのオリンピアンが生まれ、また多くの指導者として活躍して、奈良県や日本のスポーツを支えてくれることを願っております。 
             
            
                
                    
                           
                                <水泳実習の様子> | 
                            
                               <野外活動実習の様子> | 
                     
                
             
             
             
              
            
              
            
                
                    
                         平成28年度の全国高等学校総合体育大会ボクシング種目において、県立王寺工業高等学校2年生の今永虎雅さんはバンタム級で、荒本一成さんはライトウェルター級で優勝されました。 
                         平成27年度のアジア・ジュニア選手権大会銀メダルをはじめ、すでに世界の舞台で活躍されている二人に、これからの「夢」を語ってもらいました。 
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                                                                        ボクシングと自分 
                                               県立王寺工業高等学校 
                                                    2年 今永 虎雅 
               
            
                
                    
                           | 
                         僕は、5歳の頃から空手をしていました。ある日、僕が中学1年生の時に両親からパンチを強くするためにボクシングジムに行かないかと言われました。その頃は自分もまだまだ強くなりたかったので、次の日にジムへ体験に行きました。今までとは違う練習場所、ジムの雰囲気、それらがとても新鮮に感じました。そして練習が始まると、空手とは違う打ち方、距離感、とても楽しかったのを今でも覚えています。 
                         次の日から毎日ジムに通いました。まだ始めて間もない頃、各ジムが集まり行うスパーリング大会に出場させてもらいました。しかし、負けてしまいました。それがとても悔しくて、また次の日からすぐに練習を始めました。それからしばらくして、公式戦に出場するための実技試験のようなものを受け、合格し、勝てば近畿大会、全国大会につながる県予選にすぐに出場しました。1回戦の相手は、前回の全国大会で優勝した選手でした。少し不安はありましたが、僕は練習してきたことを信じて全力で戦いました。結果、無事に勝つ事ができ、その後の試合も順調に勝ち進み、初めて出場した大会で1つ目の全国大会優勝をすることができました。その時はすごく嬉しかったです。そして、2つ目の全国大会をかけた近畿大会に出場しました。しかし、そこで負けてしまいました。その負けた相手が今は一緒に練習をしている荒本一成君です。 
                         中学3年生の時に、一成君がふだん練習している王寺工業高校のボクシング部に、僕も練習に行かせていただきました。そして、中学校最後の全国大会は優勝でき、王寺工業高校へ入学しました。高校へ入学すると、朝練習に走り込みがあるなど、中学時の練習とは全然違いました。初めはとてもキツく、慣れない電車通学もあり、家に帰ったらすぐに寝てしまうこともありました。しかし、電車通学にも慣れ、学校の練習が終わるとジムにも練習に行きました。 
                         毎日の練習の中で、一番キツイのは走り込みです。今でも慣れません。監督の高見先生は走り込みにすごく力を入れておられ、特に厳しいです。しかし、その走り込みのおかげで1年生からインターハイで優勝できました。国体や全国選抜大会などでも勝てているのも、そのおかげだと思います。全国大会三冠の実績で海外の試合に出場させていただき、他の高校生では経験できないような素晴らしい高校生活を送ることができています。この青春は大人になっても、きっと自分にとって大きな財産になると思います。 
                         僕が目指しているのは、東京オリンピックで金メダルを取ることです。そのために今の実力や結果に決して満足することなく、まだまだ上を目指し、練習に打ち込み、ボクシングだけでなく、人間力も高め、自分の夢を達成したいです。 | 
                     
                
             
             
                    
                                ボクシングと私の夢  
                                               県立王寺工業高等学校 
                                                    2年 荒本 一成   
            
                
                    
                         僕がボクシングを始めたのは小学1年生の頃です。はじめは、幼い頃から習っていた空手のパンチの強化の一環として、ボクシングを始めました。空手にはない多彩なパンチがだんだん面白くなっていきました。 
                         ボクシングを始めて4年、空手をやめてボクシング一筋で頑張ることを決意しました。その頃に掲げた夢は世界チャンピオンでした。日々その目標に向けて頑張りました。 
                         小学4年生の時、父が新聞で自宅から近くの王寺工業高校でボクシング教室をやっている記事を見つけ、練習に参加させてもらうことになりました。練習しているお兄さんがとても大きく感じ、怖かったのが印象的でした。でも、高校生と練習しているうちにだんだん自信がついてきました。 
                         初めて全国大会で優勝したのは小学5年生の時です。それから、より一層頑張ろうという気持ちが増し、日々練習に励みました。 
                         中学1年生の時、ロンドンオリンピックが開催されていました。ボクシング競技では、当時、王寺工業高校ボクシング部の監督を務めておられた樋山先生が日本代表コーチとして参加されていました。そのため、ロンドンオリンピックはとても身近なものに感じました。また、ボクシング競技では、日本は金メダルと銅メダルを獲得しました。その姿を見たその時から、僕の夢はオリンピックで金メダルを取ることに変わりました。 
                         中学2年生、3年生と全国大会で優勝し、いい感じで高校生活を迎えることができました。高校での目標は、1年生でのインターハイ優勝でした。初めてのインターハイは、とても緊張しましたが、なんとか優勝することができ、今までのボクシング競技生活で一番嬉しかったです。その後、国民体育大会、全国選抜大会を優勝し、1年生で最高の三冠を取りました。まさか自分ができると思っていなかったので、とても嬉しかったです。残りの高校タイトルもすべて優勝できるようにしたいです。 
                         僕は、4年後の東京オリンピックに向けて、しっかりとメンタル面、技術面など様々な面でレベルアップしていき、必ず金メダルを取れるように頑張りたいです。そのためには、海外の選手に勝たないといけません。国際大会で勝たないと意味がありません。なので、海外の選手の特徴などを研究して練習しないといけません。近々ロシアで世界ユース選手権があるので、しっかりと自分の練習してきた成果を出せたらいいと思います。またその大会が、4年後につながるような内容にしたいと思っています。その後は、指導者として、ボクシングの面白さをいろいろな人に伝えていけたらいいと思います。ただ拳で相手を殴るだけではなく、足を使ってリズムをとって、しっかりとしたパンチを打ち込む。このようなボクシングを教えることができたらいいと思います。  | 
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             高校入試Q&A(その1)
            
            <学校教育課> 
             
             高校入試インフォメーションのコーナーでは、中学生の皆さんや保護者の方々に、平成29年度入試についての情報を紹介しています。 
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             今回は、平成29年度高校入試に関する情報をQ&A形式でお届けします。 
             
            【Q1】 
             「調査書の特別な取扱い」というのは、どのような制度ですか。 
            →A 
             「調査書の特別な取扱い」は、募集人員の9割以上の合格者を決定した後に、残りの人員について、中学校等での活動実績等も評価して合否判定を行うというものです。 
             「調査書の特別な取扱い」は、平成29年度特色選抜では公立高校9校で、一般選抜では公立高校12校で実施します。実施校は、調査書の記載事項の中で重視する事項と合格人数枠を定め、その事項について点数化して調査書の成績に加算します。学校ごとの重視する事項、合格人数枠、この取扱いによる加点の上限(満点)は「平成29年度奈良県立高等学校入学者選抜概要」に示しています。 
                       
            【Q2】 
             高等学校によっては、順位をつけて2学科まで志願することができますが、第2志望はどのように扱われるのですか。 
            →A 
             順位をつけて2学科(コース)まで志願することができる学科(コース)及び第1志望を優先して合否を判定する割合については、「平成29年度奈良県立高等学校入学者選抜概要」に示しています。 
             基本的に第1志望を優先します。例えば、第1志望を優先する割合が「10割」と記載されている場合は、第1志望者で募集人員に満たなかった場合に限って、第2志望者も含めて合否判定をします。 
                       
             また、第1志望を優先する割合が「8割」である場合は、募集人員の8割までを第1志望者のみで合否判定し、その後、残りの2割の募集人員について、第2志望者も含めて合否判定をします。 
             平成29年度入学者選抜の日程及び入学者選抜概要は、学校教育課のWebページに掲載しています。そのほかに、高校進学に関して次のような情報も掲載していますので、活用してください。 
             
            ★公立高等学校・特別支援学校紹介★ 
             学校別に掲載してあります。学校の所在地や特色、行事、部活動、進路状況、制服など、写真入りで様々な情報が紹介されています。 
             
            ○高校入試に関する様々な情報は、こちらでご覧いただけます。 
             
                                         ※ 担当 
                                           学校教育課 学事係  
                                           TEL 0742-27-9851   
             
             
            
            
            <学校教育課> 
             
             
             県立青翔中学校では、平成29年1月28日(土曜日)に入学者選抜の検査を実施します。これに先だって出願をしていただきます。今回は、その方法を確認します。 
             
            1 出願方法 
              出願方法は、2通りあります。いずれの場合も出願先は県立青翔中学校です。 
            (1)郵送による出願 
             1月16日(月曜日)から1月20日(金曜日)までが受付期間となります。1月20日の消印有効です。受検票は、出願の際に提出いただきます「受検票送付用封筒」により返送します。 
             
            (2)持参による出願 
             1月23日(月曜日)と1月24日(火曜日)が受付期間となります。この場合、午前9時から午後3時までに提出書類等を持参してください。受付時に受検票を交付します。 
             
            2 出願手続に必要な書類の作成 
            (1)入学願書 
             入学願書は、「平成29年度奈良県立青翔中学校入学者選抜実施要項」に綴じ込みとなっています。 
             「実施要項」は、奈良県教育委員会事務局学校教育課(奈良県庁内)又は県立青翔中学校で配布しています。郵送を希望される場合は、送付先の郵便番号、住所、氏名を記載したメモと140円分の切手を同封し、「県立青翔中学校入学者選抜実施要項送付希望」と封筒に明記の上、奈良県教育委員会事務局学校教育課学事係(〒630-8502 奈良市登大路町30)まで郵送ください。 
             
            (2)入学考査料 
             2,200円分の奈良県収入証紙を購入し、入学願書に貼ってください。 
             奈良県収入証紙の販売場所については、こちらをご覧ください。 
             
            (3)調査書 
             調査書は、小学校で作成いただきます。開封すると、無効になりますのご注意ください。 
             
            (4)受検票送付用封筒 
             郵送で出願された場合に必要になります。定型郵便物用長形3号に392円分の切手を貼り、自宅等の宛先を記入してください。 
             
            (5)結果通知用封筒 
             入学者選抜の結果を通知するための封筒です。定型郵便物用長形3号に682円分の切手を貼り、自宅等の宛先を記入してください。 
             
            ○青翔中学校に関する様々な情報は、次のWebページからもご覧いただけます。 
             *青翔中学校Webページ  
             *学校教育課県立中学校Webページ   
             
                                         ※ 担当 
                                           学校教育課 学事係  
                                           TEL 0742-27-9851   
              
            
            
            奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第9期のワークショップを開催しました
               
             奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第9期の第1回ワークショップ(開講式)が平成28年9月3日(土曜日)に、第2回ワークショップが9月17日(土曜日)に、県立教育研究所で行われました。 
             リクルーターの葛城市立新庄北小学校の堀川奈津子先生と、広陵町立真美ヶ丘第一小学校の井上明日穂先生が、各ワークショップの活動を報告します。 
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                               第1回ワークショップを振り返って 
                                                 
             9月3日土曜日、奈良県ディア・ティーチャー・プログラムの第9期の開講式が行われました。今期は117名の受講生が、「奈良県の教員を目指す」という強い志を胸に集まりました。 
             開講式では、塩見浩之教職員課長から、「たくさんの人の力があり、学ぶことのできる環境があることに感謝の気持ちを忘れず、励んでください。」と激励のお言葉をいただいた後、受講生代表による宣誓がありました。 
             全体会では、大淀町立緑ヶ丘小学校の辻井賢次校長先生が、「教員をめざすみなさんへ」という題で講演されました。「あえて厳しい話を」という前置きから始まったお話は、実際に現場で働いている私たちにとっても、教師という仕事の責任の重さを改めて考えさせられる内容でした。子どもの安全のために、近年特に気を付けなければならない問題の一つに、アレルギー対応があります。小学生から高校生の200人に1人の割合でアナフィラキシーショックを起こす可能性のある子どもがおり、アナフィラキシー症状の進行を抑えるための「エピペン」を処方されている子どもは全国に2万7000人います。詳細なデータをもとに、確かな知識が「命を預かる」上でいかに重要であるかということを、一言ずつかみしめるようにお話しされ、言葉が重く心に響きました。 
             そして、これから先、どれほど技術が進歩しても、教師という仕事は「ロボットにはできない仕事」だということもおっしゃいました。情熱、他人と意思疎通する力、確かな力量、協調性といった総合的人間力が求められる仕事です。困難も多く厳しいけれども、「子どもの思い出の中に残る」素晴らしい仕事だとお話しされました。 
             その後、10班に分かれてワークショップが行われました。A班では、はじめに受講生に「教員を目指すきっかけ」を交えながら自己紹介をしてもらいました。緊張しながらも、お世話になった担任の先生との思い出や、将来どのように自分の得意なことを生かしていきたいかなど、一生懸命に自分の思いを話してくれました。また、学校教育課のアドバイザーの先生から、奈良県の教育課題や今教員に求められる力についてお話しいただき、その内容から感じたことや考えたことを意見交換しました。 
             このプログラムにリクルーターとして参加させていただき、先生方や受講生の言葉から、自分自身のふだんの仕事を振り返る場面がたくさんありました。このような機会をいただいたことに心から感謝しております。少しでも受講生のサポートができるよう、アドバイザーや他のリクルーターの先生方、また受講生からも多くのことを学んでいきたいと思います。 
                                             第9期リクルーター 葛城市立新庄北小学校 教諭 堀川奈津子 
            
                
                    
                           
                               <開校式 受講生宣誓>  | 
                                   
                           <講演 大淀緑ヶ丘小学校 辻井賢次校長先生> | 
                     
                
             
                           
                               第2回ワークショップを振り返って 
                  
             9月17日土曜日、第2回のワークショップが開かれました。今回は、平城高等学校と高田高等学校から教育コースの生徒も参加し、前回とはまた違った緊張感がありました。 
             校種別ワークショップ「モデル授業から学ぶ」では、富田英明指導主事による小学校算数科のモデル授業「速さを表そう」を参観しました。導入で視覚資料を効果的に用い、既習内容の確認をされました。また、授業の展開の部分ではプレゼンテーションソフトを用い、実際に対象物を動かすことによって、頭の中では具体的に思い浮かべにくい「速さ」を視覚的に実感させるような工夫がありました。受講生は、興味深く聞きながら、自身の授業づくり、指導案づくりに生かそうとしているようでした。 
             次に、藤井仁指導主事による小学校外国語活動のモデル授業「When is your birthday?」を参観しました。全くと言っていいほど日本語を使わない授業だったため、どの受講生も集中し、聞き漏らすまいとしていました。歌やチャンツ、キーワードゲームなどで大変盛り上がり、私たちも楽しんで活動することができました。授業後に、「『リピート』ではなく、45分間にできるだけたくさん英語を『使う』ことが大切」とおっしゃっていたことが印象的でした。 
             班別ワークショップでは、まずモデル授業から学んだことを交流しました。受講生たちは、疑問に思った点や、「すごい!」と思った点など、それぞれが感じたことを言語化して整理し、共有することができました。平城・高田高等学校教育コースの生徒たちは、メモをとり、うなずきながらその様子を見学していました。その後、授業づくりのポイント、教材研究、指導案の作成等についての指導を受けました。私たちリクルーターも、身の引き締まる思いで拝聴しました。 
             最後に、模擬授業に向けての具体的な説明を受けて、受講生たちは、指定された学年、教科の授業を2~3人の3グループに分かれてつくり上げることになりました。題材と真摯に向き合い、受講生同士で悩み合っている様子が見てとれました。次回の模擬授業を楽しみにしています。 
                                         第9期リクルーター 広陵町立真美ヶ丘第一小学校 教諭 井上明日穂 
             
            
            
                
                    
                           
                            <小学校外国語活動 藤井仁指導主事> | 
                            
                             <小学校算数科 富田英明指導主事> | 
                     
                    
                          
                              <中学校理科 富倉勇指導主事> | 
                          
                               <班別ワークショップの様子> | 
                     
                
             
              
             
              
            
             
             今年度は、奈良県内の地域の産物や行事食、旬の食材を取り入れるなどの工夫をした学校給食の献立をご紹介します。献立画像をクリックしていただくと、分量や調理の方法を見ることができます。ご家庭でも、ぜひお試しください。 
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                          ★今月の献立★ 
                        *揚げ出し豆腐のきのこあんかけ   
                        *ほうれん草の 
                         カリカリさつまいものせ   
                        *大豆入りひじきごはん 
                        *根菜のみそ汁 
                        *牛乳  *柿 
                              ★レシピ★ 
                               画像をクリック→  
                          | 
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            〔献立紹介〕 
            
             秋の味覚である食材を意識して使っています。中でも、きのこと柿は奈良県産を使用しました。ほうれん草のかりかりさつまいものせは、ほうれん草とさつまいもの違った食感を味わっていただきます。
            
               
            
             「なら教育リポート ~まなびだより~」今後の放送予定 
            
            <県立教育研究所> 
               
             奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」(午後6時~午後7時)の中で、午後6時35分~40分頃に放送します。 
                
             ○10月12日(水曜日) 「『少年の主張』奈良県大会」 
                          奈良県くらし創造部 青少年・社会活動推進課 
             
             ○10月26日(水曜日) 「Challenge! スマホリデー(仮題)」 
                          県高等学校生徒会連絡会 
                 
             
               ■過去の放送分はこちらの Webページでご覧いただけます。 
             
                     ※お問い合わせ先  
                        県立教育研究所 研究開発部 ICT教育係   
                        TEL 0744-33-8907  FAX 0744-33-8909 
             
             
             
            
              
             2016年09月30日 地域の力を学校へ!  
             2016年09月30日 平成28年度全国学力・学習状況調査の結果について 
             2016年09月30日 平成29年度奈良県教育委員会事務局技術職員採用選考第2次試験の合格者 
             2016年09月27日 「地域と共にある学校づくり」の取組ニュースを更新しました 
             2016年09月27日 平成28年度学校保健及び学校安全表彰(文部科学大臣表彰)について 
            2016年09月26日  
             2016年09月26日 畝傍高校音楽部 教育長表敬訪問 
             2016年09月21日   
             2016年09月21日 育成奨学金の中学予約者を募集 
            2016年09月20日 平成29年度奈良県立高等学校入学者選抜実施要項  
             2016年09月16日平成29年度教員採用試験第2次試験の結果 
             2016年09月14日 高体連・インターハイ優勝校の表敬訪問 
             2016年09月07日 「地域と共にある学校づくり」の取組ニュースを更新しました 
             2016年09月02日 県高校総合体育大会総合開会式について  
             
            
              
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