「県産材活用 家づくりセミナー」開催報告
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県産材の振興を図るため、(財)日本住宅・木材技術センターとの共催により、住宅分野への地域材の利用拡大を目的とした研修会を開催しました。
当日は、林業・木材産業関係者、建築設計者、住宅産業関係者など多くの皆様にご参加いただきました。
開催概要

日 時 平成20年11月23日(日) 13時30分~17時

場 所 かしはら万葉ホール 研修室2 (橿原市小房町11番5号)

主 催 (財)日本住宅・木材技術センター、奈良県

後 援 (社)奈良県建築士会、奈良県木材協同組合連合会
奈良県森林組合連合会、奈良県木材青壮年団体連合会

参加人数 86名
セミナープログラム
1.開会
2.主催者挨拶 奈良県農林部理事 菊政 美登志
3.オリエンテーション (財)日本住宅・木材技術センター 大澤 朋子
4.課題1 「構造材への地域材の利用 -都市と山をつなぐ家づくり-」
講師 一級建築士事務所 木住研 代表 宮越 喜彦
5.課題2 「高品質木造住宅における乾燥材の重要性」
講師 奈良県森林技術センター 主任研究員 寺西 康浩
6.閉会
講演の概要

課題1 「構造材への地域材の利用 -都市と山をつなぐ家づくり-」
構造材において地域材の利用比率を上げることは、地域材の利用促進を考える上で
不可欠であり、構造材に地域材を用いる際の留意点や利点等を、活用事例を交えなが
ら説明。
住宅に地域材を利用するにあたっては、大工棟梁に受け継がれてきた木の技術を知
り、その技術の本質を今に生かす工夫が大切である。そして、都市と山をつなぐ家づくり
のためには、山側との連携、顔の見える木材流通により、ネットワークを構築することが
必要である。

課題2 「高品質木造住宅における乾燥材の重要性」
住宅の高品質化に伴い、木材に対しても高品質が求められている。特に乾燥は、木材
の品質を確保する上で重要であり、建築用製材品の現状や木材乾燥についての知識等
について説明。
木材流通システムのスピード化、建築工法の多様化、プレカット材の普及など木造住宅
をめぐる環境は変化しており、今後ますます強度性能が明確で寸法安定性に優れた部材
が求められる。各種乾燥法の特長や乾燥コスト等を理解した上で、それぞれの目的にあっ
た乾燥を行っていく必要がある。
セミナーの様子
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▲主催者挨拶
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▲課題1の様子(宮越講師)
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▲課題2の様子(寺西講師)
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▲参加者の様子
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