‘大和丸なす’は、肉質が緻密で、しっかりとした食感が特徴で、首都圏を中心に出荷されています。光沢のある紫黒色の果皮は、市場でも高く評価される‘大和丸なす’の特徴の一つですが、高温により果皮のつやが失われる「つやなし果」の発生が問題になっています。当センターでは、ハウスに遮光資材を張ることによる「つやなし果」の発生状況を調査しましたが、遮光が強すぎると光合成量が低下するため「つやなし果」の発生は減少しませんでした。このことから、遮光資材の適切な開閉のタイミングについて検討しています。

‘大和丸なす’の正常果(左)とつやなし果(右)