土壌・農薬の安全使用に関する研究

土壌肥料に関する技術開発と農薬の安全使用に関する試験研究に取り組んでいます。

輸出イチゴのための農薬使用時期の検討

県産イチゴの台湾向け輸出が増加していますが、日本と台湾では農薬の残留基準値が異なるため、国内で適正に使用されていても台湾で基準を超える場合があります。生産者が安心して輸出できるよう、台湾向けに使用可能な農薬とその残留動態を調査しています。実用的な防除体系の確立のため、現地の輸入基準に適合する農薬と使用時期の組み合わせを検討しています。

   残留農薬の分析

農地土壌中の炭素蓄積量の調査

地球温暖化防止に向け、農地土壌に貯留される炭素量の正確な把握が求められています。本調査では、県内各地の農地で土壌サンプルを採取し、炭素蓄積量や窒素量などを分析しています。さらに、農業者へのアンケート調査を実施し、施肥や耕耘などの農地管理状況を聞き取っています。これらのデータをもとに、炭素貯留の実態と農地管理の影響を総合的に検討しています。

  

  土壌採取の様子    農地土壌中の炭素蓄積量の調査

未利用資源の農業利用

みどりの食料システム戦略に基づき、持続可能な農業の実現のため、未利用の国内産有機質資源の農業利用が注目されています。県内の食品残渣など未利用資源について、成分(含水率、CN比、全リン、交換性塩基など)を分析し、利用方法を検討しています。また、未利用資源の一つとして果樹剪定枝についてバイオ炭の試作や植物生育への影響評価等を行っています。

 

      未利用資源(左:おから、右:柿剪定枝のバイオ炭)

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