出会う 奈良県歴史文化資源データベース

極楽寺 ごくらくじ

記入年月日 2017/03/22

所在地
奈良県生駒郡安堵町東安堵1453
区分
複合型 | 複数の歴史文化資源を包含する歴史文化資源
指定内容
国指定重要文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
用明天皇2年(587年)に聖徳太子によって開創されたと伝わっています。一説には、推古天皇12年(604年)に聖徳太子の命によって山背大兄王と由義王が建立した、太子建立四十六ヶ寺の1つであるとも言われています。当時は常楽寺と呼ばれ、金堂・太子堂・護摩堂・経堂・放生池・鏡之井・稲荷社・薬師堂・講堂・観音堂・春日社などの諸堂があったといいます。聖徳太子の死後、次第に衰退し、寛弘3年(1006年)に夢のお告げに従って恵心僧都が諸堂を再建し、寺号を極楽寺としたと伝わっています。江戸時代は真言宗御室派、仁和寺の末寺でしたが、現在は同宗国分寺派となっています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
聖徳太子によって開創されたと伝わっており、国指定の阿弥陀如来坐像も伝わっていることから、この地にとって重要な場所であり、今後も守り伝えていく必要があります。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
聖徳太子
当資源と関連する文献史料
「明細帳」(明治24年(1891年)・『安堵町史』資料編下巻に掲載)、「常楽寺縁記」(慶長18年(1613年)・『安堵町史』資料編上巻に掲載)、『安堵村史』『安堵町史』
当資源と関連する伝承
聖徳太子はこの寺を中心に5つの井戸を掘ったという伝承があります(『安堵村史』)。本尊の阿弥陀如来坐像は重要文化財に指定されています。
問い合わせ先
極楽寺
電話番号
0743-57-2231

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