出会う 奈良県歴史文化資源データベース

太子道(斑鳩町) たいしみち(いかるがちょう)

記入年月日 2017/03/22

太子道(筋違道)の名残りと伝わる道(安堵町飽波付近)
所在地
奈良県生駒郡斑鳩町
区分
古道・古街道 | 古道・古街道など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
太子道には、斑鳩と飛鳥を結ぶ「筋違道」と、斑鳩と河内国磯長(大阪府太子町)を結ぶ「太子葬送の道」があります。筋違道は斑鳩町高安付近から南東に伸びる道で、聖徳太子が飛鳥へ通うために利用したといわれています。太子葬送の道は法隆寺から王寺町を経て大阪府太子町へ至る道で、斑鳩宮で薨去した聖徳太子の遺体を御廟のある磯長へ運んだ道とされています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
 聖徳太子の伝承を現在に伝える道であるためです。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
『万葉集』巻13-3296(父母に 知らせぬ子ゆゑ 三宅道の 夏野の草を なづみ来るかも)
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
聖徳太子
当資源と関連する文献史料
『聖徳太子伝私記』
当資源と関連する伝承
一説では、聖徳太子が生前に造営した自分の墓を視察するために、「太子葬送の道」を通ったといわれています。
他地域の関連する歴史文化資源
飽波神社、油掛地蔵、白山神社(腰掛石・駒つなぎの柳)、屏風杵築神社(聖徳太子接待の絵馬)、小墾田宮跡伝承地(筋違道)
尼寺廃寺跡、叡福寺、聖徳太子磯長墓(太子葬送の道)
問い合わせ先
斑鳩町文化財活用センター
電話番号
0745-70-1200

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