樋野権現堂古墳 ひのごんげんどうこふん
記入年月日 2017/03/22
- 所在地
- 御所市大字樋野地内
- 区分
- 遺跡 | 古墳
- 指定内容
- 県指定史跡
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- 歴史文化資源の概要
- 直径30mほどの円墳と推定されます。東南方向に開口する狭長な右片袖式横穴式石室を内部主体とし、奥から二上山白石製刳抜式家形石棺、二上山白石製刳抜式家形石棺、緑泥片岩製箱形石棺の順に埋葬されたと推定されています。中央の石棺身に造付石枕があるのは珍しく、羨道側小口にあるので頭位は南東であることが知られます。石室保護のための鉄枠が設置された際に多くの遺物が出土しており、挂甲、馬具、鉄鏃、須恵器各種の存在が知られています。須恵器型式はMT15とTK10で6世紀前葉の築造です。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 古式の横穴式石室を奥壁側から見ることができる状況は珍しいものです。造付石枕は珍しく、羨道側にあることも頭位を知る上で貴重です。
- 「記紀・万葉集」との関連とその概要
- 被葬者は巨勢氏の盟主。被葬者の候補として複数の人物が知られるので特定はできません。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 巨勢氏
- 当資源と関連する文献史料
- 古事記、日本書紀
- 他地域の関連する歴史文化資源
- 新宮山古墳、水泥北古墳、水泥南古墳、條ウル神古墳、條池南古墳(巨勢山640号墳)、市尾墓山古墳、市尾宮塚古墳
- 問い合わせ先
- 御所市教育委員会文化財課
- 電話番号
- 0745-60-1608
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