出会う 奈良県歴史文化資源データベース

伊勢本街道 いせほんかいどう

記入年月日 2016/11/25

所在地
奈良県宇陀郡曽爾村大字山粕地内
区分
古道・古街道 | 古道・古街道など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
「伊勢本街道」は、神宮を伊勢に祀った倭姫命(やまとひめのみこ)が大和から伊勢に向かった際に通った道といわれており、北緯34度31分を貫くいわゆる「太陽の道」とも関連付けられることから“神意に叶う道”として西からの参宮者が多く利用した道でした。また、奈良から伊勢に至る道は複数ありますが、最短コースが本題の「伊勢本街道」と呼ばれています。奈良(猿沢池)から出発し、三輪・初瀬(ここまでは初瀬街道)・榛原・山粕・菅野・奥津・多気・津留・相可・田丸などを経て、山田(伊勢)に至る129kmの行程です。なお、文化庁選定(平成8年11月1日)『歴史の道100選』にも伊勢本街道が選定されており、山粕は御杖方面の分岐点でもあり交通の要所であるため、問屋をはじめ米屋、まつややまとやなどの旅籠屋がありました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
文化庁選定「歴史の道百選」に選ばれるなど、「伊勢本街道」の文化的・観光的価値は高く、この街道の活用は曽爾村及び地元山粕の活性化には必要不可欠なものとなっています。
当資源と関連する文献史料
曽爾村史・奈良県文化財調査報告第四十五集「伊勢本街道 奈良県歴史の道調査報告書(昭和60年3月)・伊勢道中案内(明治5年)
他地域の関連する歴史文化資源
桜井市・宇陀市・曽爾村・御杖村・津市・伊勢市など伊勢本街道が通っている市町村にとっては、共通の歴史的文化遺産です。
問い合わせ先
曽爾村 教育委員会事務局 文化財担当
電話番号
0745-94-2104

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。