廣瀬神社 ひろせじんじゃ
記入年月日 2016/11/29
- 所在地
- 奈良県北葛城郡河合町川合
- 区分
- 複合型 | 複数の歴史文化資源を包含する歴史文化資源
- 指定内容
- 県指定有形文化財
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 『日本書紀』天武天皇4年(675年)に、廣瀬の河曲に大忌神を祭らせたとあるのが廣瀬神社(廣瀬大社とも呼ばれています)のことです。以来、戦国時代に途絶えるまで、毎年4月と7月に朝廷より勅使が遣わされ、龍田の風神と共に祭祀が執り行われていました。社伝では崇神天皇の時代に龍神が現れ、その龍神を祭ったのが起源とされています。廣瀬神社は奈良盆地の多くの河川が合流して大和川となる位置にあり、古代からの交通の要衝にあったことから、天武朝以前から祭祀が行われていた蓋然性は高いといえます。
主祭神は大忌神の異名を持つ若宇加能売命であり、水の神、五穀豊穣の神として厚く信仰されています。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 境内の砂を雨に見立てて参拝者も交えて砂をかけあう「砂かけ祭」には、雨水に苦労した地域の切実な願いが込められています。
- 「記紀・万葉集」との関連とその概要
- 『日本書紀』天武天皇4年条 天武天皇が間人連大蓋、曾禰連韓犬を遣わし、廣瀬の河曲に大忌神を祭らせました。
同 13年条 天武天皇が廣瀬に行幸し。廣瀬・龍田の神を祭りました。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 天武天皇
- 当資源と関連する文献史料
- 日本書紀
- 当資源と関連する伝承
- 崇神朝の時、龍神が現れ一晩のうちに沼地が陸化し、一面に橘が生えてきました。そこに龍神を祭りました。
- 他地域の関連する歴史文化資源
- 龍田大社
- 問い合わせ先
- 河合町 教育委員会事務局 教育部 生涯学習課
- 電話番号
- 0745-57-2271
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