出会う 奈良県歴史文化資源データベース

大峯奥駈道(十津川村) おおみねおくがけみち(とつかわむら)

記入年月日 2016/12/12

釈迦如来像(山頂)
花折塚
玉置神社
所在地
奈良県吉野郡十津川村
区分
古道・古街道 | 古道・古街道など
指定内容
国指定史跡

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
大峯奥駈道は、「修験道の開祖」役行者によってひらかれた1300年の伝統をもつ山岳信仰の聖なる道として、吉野と熊野の聖地を結ぶ約170kmに及ぶ標高1200m~1900mの急峻な山岳が連なる大峯山脈の尾根を沿うようにして続く極めて過酷な精神修行の場です。大峯奥駈道には、大峯七十五靡(なびき)と呼ばれる神仏が宿るとされた拝所・行場が遺跡として残り、祠(ほこら)や仏像などは良好な状態で保存・管理されています。十津川村にはこのうち35の靡(なびき)があり、熊野から入り吉野へ向かう方法を「順峯」、吉野から入り熊野に向かう方法を「逆峯」といわれています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
大峯奥駈道は、道自体の価値は当然のことながら、長らく十津川村の郷社であった玉置神社をはじめとして、釈迦ヶ岳、花折塚など住民が大切に守り伝えてきたものが多数あるため。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
 ○役小角(修験道の開祖)
 ○西行(歌人)
 ○大塔宮護良親王(第96代天皇後醍醐天皇の皇子)
当資源と関連する文献史料
「山家集」(西行)
当資源と関連する伝承
 ○役小角:大峯奥駈道を開いたといわれています。
 ○大塔宮護良親王:熊野別当定遍の軍勢に追われました。
他地域の関連する歴史文化資源
 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
 ・霊場【吉野大峯、高野山、熊野三山】
 ・参詣道(修験道)【熊野参詣道小辺路、中辺路、大辺路、伊勢路、高野山町石道】
問い合わせ先
十津川村 教育委員会事務局 教育課
電話番号
0746-62-0003

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