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万葉日本画1 青山亘幹「刻」 まんようにほんが1 あおやまのぶよし「とき」

記入年月日 2018/09/01

万葉日本画1 青山亘幹「刻」(奈良県立万葉文化館所蔵)
所在地
奈良県高市郡明日香村飛鳥10
区分
絵画 | 日本画・油彩画・水彩画など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
寸法:171.3×290.8㎝(四曲屏風一隻) 種別:日本画 制作年:平成8年(1996年) 作者:青山亘幹 当代一流の画家によって万葉歌をモチーフに描かれた奈良県立万葉文化館の所蔵品「万葉日本画」の1作品目。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
『万葉集』の歌を視覚的に楽しむことのできるよう、画家の解釈によって万葉歌を日本画として表現した作品であり、『万葉集』の中で最も多く歌のよまれた土地である「万葉のふるさと奈良」にふさわしい作品です。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
(モチーフとなった万葉歌) 世間の 術なきものは 年月は 流るる如し 取り続き 追ひ来るものは 百種に 迫め寄り来る 少女らが 少女さびすと 唐玉を 手本に纏かし 同輩児らと 手携りて 遊びけむ 時の盛りを 留みかね 過し遣りつれ 蜷の腸 か黒き髪に 何時の間か 霜の降りけむ 紅の 面の上に 何処ゆか 皺が来りし 大夫の 男子さびすと 剣太刀 腰に取り佩き 猟弓を 手握り持ちて 赤駒に 倭文鞍うち置き はひ乗りて 遊びあるきし 世間や 常にありける 少女らが さ寝す板戸を 押し開き い辿りよりて 真玉手の 玉手さし交へ さ寝し夜の 幾許もあらねば 手束杖 腰にたがねて か行けば 人に厭はえ かく行けば 人に憎まえ 老男は かくのみならし たまきはる 命惜しけど せむ術も無し(山上憶良『万葉集』巻5―804)
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
山上憶良
当資源と関連する文献史料
『万葉集』
問い合わせ先
奈良県立万葉文化館 企画普及係
電話番号
0744-54-1850

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