神岳神社・三室山 かみおかじんじゃ・みむろやま
記入年月日 2017/03/22
- 所在地
- 奈良県生駒郡斑鳩町神南4丁目
- 区分
- 歴史的景観 | 棚田・里山など
- 指定内容
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 神岳神社は、竜田川西岸の三室山に鎮座しています。『延喜式』(平安時代)の神名帳に記載のある神社ですが、由緒はよくわかっていません。
三室山は、神の鎮座する山や森である「神奈備(かんなび)」として古くから信仰の対象になっており、『古今和歌集』などに「神なびのみむろの山」として詠まれています。特に、能因法師の和歌「嵐ふく みむろの山の もみぢ葉は たつ田の川の 錦なりけり」は『小倉百人一首』に取り上げられるなど、よく知られています。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 桜の名所として、また、地域住民の憩いの場となっているためです。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 能因法師
平安時代中期の歌人で、三十六歌仙の一人に数えられています。『後拾遺和歌集』や『小倉百人一首』などに和歌が収録されています。
- 当資源と関連する文献史料
- 『大和志』
『和州巡覧記』(貝原信篤)
『竜田考』(六人部是香)
- 当資源と関連する伝承
- 現在、能因法師の供養塔とされる五輪塔が、三室山の頂上にあります。
- 問い合わせ先
- 斑鳩文化財センター
- 電話番号
- 0745-70-1200
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