◆阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)
~天の原 ふりさけみれば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも~

 阿倍仲麻呂は、698年に安倍山(桜井市阿倍)で生まれたと言われています。19歳の時に遣唐留学生として唐に渡り、日本人でありながら超難関の官僚登用試験「科挙(かきょ)」に合格し、その後、唐の高官として昇進していきます。その優秀ぶりは唐の第6代皇帝玄宗の目にもとまりました。
 唐朝にとって、なくてはならない存在となった仲麻呂は、玄宗皇帝から帰国を許されませんでしたが、753年に36年ぶりの一時帰国を許されます。その際、故郷の奈良を偲(しの)んで詠んだ和歌が、有名な冒頭の歌です。見送りに来た唐の人々は、この歌を聞いて涙を流したと言われています。
 しかし、仲麻呂を乗せた船は難破して安南(あんなん)(現在のベトナム)に漂着してしまいます。その後、ついに帰国することなく、唐で72歳の生涯を終えます。
 玄宗皇帝が執務を行っていた「興慶宮(こうけいきゅう)」は、陝西(せんせい)省西安(せい あん)市にあり、現在は公園として整備され、西安市の人々に親しまれています。公園内には、西安市と奈良市の友好提携を記念し、仲麻呂の記念碑が建てられており、そこには冒頭の歌が、刻まれています。

安倍文殊院の仲麻呂堂

西安市興慶宮公園にある阿倍仲麻呂の記念碑

問 県国際観光課 
☎ 0742-27-8553  FAX 0742-27-1065

<  前回(2013.9月号 vol.8)へ      次回(2014.1月号 vol.10)へ  >

※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設、コンビニエンスストアにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
 広告の申込・お問い合わせは、株式会社ホープ(TEL:092-716-1404)まで

お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報紙係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
放送制作係 TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327
相談ならダイヤル TEL : 0742-27-1100

ナラプラスバナー
   ↑
スマホアプリ「ナラプラス」でも電子書籍版がご覧になれます。
詳しくはこちら

マチイロロゴ画像
   ↑
スマホアプリ「マチイロ」でも電子書籍版がご覧になれます。
詳しくはこちら