犬を飼い始めたら


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犬を飼い始めたら

 犬を飼い始めたら、登録・狂犬病予防注射・避妊去勢が合言葉。そのほかにも犬を守るために忘れてはいけないことがあります。
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登録  狂犬病予防注射  避妊・去勢手術
犬の健康を守ろう  しつけ・手入れ

登録

 あなたの犬が生後90日を過ぎたら、市町村の担当窓口で登録してください。登録をすると、その場で鑑札をもらうことができます。登録料金は一生に一回3000円です(印鑑不要。犬を連れて行く必要はありません。)。登録の鑑札を首輪などにつけてはじめて、犬はあなたの「飼い犬」として認められるのです。
 また鑑札は全国共通の迷子札にもなるため、あなたの犬が万が一迷子になってしまった場合でも、保護されたらすぐにあなたのところに連絡が入ります。

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狂犬病予防注射

 あなたの犬が生後90日を過ぎたら、狂犬病の予防注射を受けてください。狂犬病の予防注射は、市町村が実施する集合注射会場または、お近くの動物病院で受けることができます。注射を受けたら「狂犬病予防注射済」と書いたプレートと証明書をもらえます(注1)。(このプレートも、登録の鑑札と同じように、首輪などにつけてください。)一回目の注射がすんだら、次からは毎年一回、4月から6月の間に注射を受けます。(注1:病院によってはプレートをもらえない場合がありますが、そのときは病院でもらった証明書をもって市町村の犬の登録担当窓口へ行くと、プレートをもらうことができます。)

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避妊・去勢手術

 避妊(メス)去勢(オス)手術は、望まれない子犬を生ませないだけでなく、飼いやすくなったり、手術することで予防できる病気もあります。あなたの犬が生後6ヶ月を過ぎたら動物病院に相談しましょう。

イメージ:動物病院
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犬の健康を守ろう

1 健康診断
 新しい飼い主のところにやってきた犬は、環境の変化や食べ物の変化で健康をこわす場合があります。また、前の飼い主の飼育状況によっては、伝染病や寄生虫を持っているかもしれません。健康そうに見える犬でも、必ず一回は動物病院で健康診断を受けさせましょう。獣医さんは健康面だけでなく、その後の飼い方の助言もしてくれる、心強い味方です。

2 混合ワクチンとフィラリアの予防
 混合ワクチンは、犬がかかると死んでしまう可能性の高い危険な伝染病を予防します。(犬ジステンパー、犬パルボウイルス病など。)
 フィラリアは蚊によってうつる寄生虫で、心臓に白くて細長い虫がからまりあって住みつきます。日本では予防しない限り、ほとんどの犬がフィラリアにかかってしまいます。
 予防の計画について、かかりつけの動物病院で相談しましょう。

イメージ:ワクチン
イメージ:ブラッシング

3 毛の手入れ
 季節の変わり目には特に抜け毛が目立ちます。日頃からまめに手入れすることで皮膚の健康を保つだけでなく、全身の健康チェックにもなり、さまざまな病気の早期発見・治療につながります。また、毛の手入れはスキンシップの役割もあり、犬との絆をさらに深めることができます。

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 ※受動喫煙に注意
 犬猫などペットに対するタバコの影響に注意しましょう。タバコの副流煙は人だけでなく一緒に暮らす犬や猫の健康にも悪影響を与える可能性があります。動物たちへの配慮もよろしくお願いします。 

しつけと手入れ

 犬が嫌い!という人は「鳴き声がうるさい」「くさくて汚い」「こわい」という理由で犬を嫌いになることが多いようです。あなたの犬を「嫌われ犬」「めいわく犬」にしないためには、どうすればよいでしょう?ポイントは「むだぼえをさせない」「清潔をたもつ」「人にとびかからせない」です。
 このほかにも、しつけで困っていることがあったら保健所や、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。

1 むだぼえをさせない
 犬が吠えるのは不安か不満があるときです。あなたが犬を甘やかしすぎて犬がわがままを言っているのでなければ、なにか原因があるはずです。例えば、犬のいる場所が通りに面していて外が気になるとか、運動が足りないなどが考えられます。原因を突き止めて、それを解決してあげましょう。また、むだぼえは脳腫瘍などの病気の症状である場合もありますから、犬が吠えるのを「気にならないから」といって放置しないようにしましょう。

2 清潔をたもつ
 犬を清潔に保つためにはウンチ・おしっこのしまつと、毛の手入れがポイントです。(ウンチ・おしっこのしまつ毛の手入れ

3 人にとびかからせない
 犬が人に飛び掛るとき、犬はあきらかに人間より自分のほうがエライと思っています。やがて、家族の間でも犬がリーダーシップを取ろうとしはじめて、かみつき事故が発生する可能性が高いといえます。普段の生活の中でも、決して人間に飛び掛らせてはいけません。
 興奮してじゃれ付く場合は、冷静に無視して犬が落ち着くのを待ちましょう。大きな声でしかりつけると、犬は遊んでもらっていると思ってしまうので逆効果です。

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イメージ:飛びつく犬
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