未登録の国際規制物資の酢酸ウラニルの発見について

平成28年5月20日(金曜日)、未登録の国際規制物資である酢酸ウラニルを当センターで保有していたことが判明しました。
 職員が食品薬品庫Ⅰの未使用の金属製保管キャビネットを開けたところ、奥に二重のビニール袋に入れられた酢酸ウラニル(25g瓶、1本:開封済み)が保管されているのを確認したため、当該物資の保管について平成28年5月24日(火曜日)原子力規制庁に報告しました。

1.保有物質の詳細
(1)試薬名:酢酸ウラニル
(2)数量 :25g瓶入り粉末、1本
(3)開封の有無:開封済み(二重のビニール袋に入れられていた)
(4)製造元:片山化学工業株式会社
(5)製造年:不明 (No.620519から昭和50年から60年の製造と推測される)
(6)用途    : ①過去の衛生試験法・注解(ナトリウムの検出)及び日本薬局方の試験法(アスコルビン酸の確
                     認に検査用試薬として利用    
                ②電子顕微鏡観察における検体染色用で使用される。なお、許可施設に対しては販売されている。
 
2.発見日時及び場所
・平成28年5月20日(金曜日)16時頃
  ・奈良県保健研究センター3階
   食品担当食品薬品庫Ⅰ内-金属製保管キャビネット(施錠あり)
   (桜井市粟殿1000)  

3.保有が判明した物質による影響
  (放射線量)                                    [単位 µSv/h;マイクロシーベルト/時]
・試薬容器前                   0.08µSv/h
・食品薬品庫Ⅰ内の保管キャビネット内   0.06µSv/h
・食品薬品庫Ⅰ内の保管キャビネット前   0.06µSv/h
・食品薬品庫Ⅰ扉外                0.06µSv/h
・奈良県の放射線モニタリング情報(空間線量測定結果) 5月23日 12時30分結果
 奈良市    0.061µSv/h
 大和高田市  0.047µSv/h
 宇陀市    0.053µSv/h
 下市町      0.058µSv/h
 以上の測定結果から自然界の空間線量と同等であり、健康に影響を与えるレベルではなく、人体への放射線影
 響は無視できると考えられます。
 
4.現在の保管状況
・二重のビニール袋に密封し、食品薬品庫Ⅰにある金属製キャビネット(施錠あり)に保管中。
・センター内の全薬品類について調査を実施。他に国際規制物資は発見されませんでした。

5.今後の対応
・国際規制物資として酢酸ウラニルの保管に係る許可手続き等を速やかに行います。
・法律に基づき、国際規制物資を厳正に管理し、職員への周知徹底を図ります。
・保管管理については、盗難・紛失・漏洩の防止対策として、引き続き食品薬品庫内の金属製保管キャビネット(施錠あり)に鉛製容器等により念のため遮蔽し、保管します。
・センター内に管理されている薬品類について、試薬・標準品管理簿による適正管理について改めて周知徹底を 
 図ると共に、検査区分責任者(管理責任者)による確認の徹底を図ります。
 
(参考)○酢酸ウラニルの用途
     ・理化学試験の検査用試薬
     ・電子顕微鏡観察における検体染色に使用
    
      発見された酢酸ウラニル   

      酢酸ウラニル
      
      
      
   
  

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