インフルエンザ流行注意報発令中  
インフルエンザの定点当たり報告数が、注意報基準値の「10」を超えました。
今後、ますます増加すると思われます。今後の流行状況に注意してください。


 予防には1)ワクチン接種、2)飛沫感染対策としての咳エチケット、3)外出後の手洗い等、4)適度な湿度の保持、5)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、6)人混みや繁華街への外出を控えるを心がけてください。

ダニ媒介感染症に係る注意喚起について(ダニ媒介脳炎)UPDATE

 ダニ媒介脳炎は日本ではあまり知られていませんが、日本国内では、北海道でこれまで4例(平成5年(1993年)に1例、平成28年(2016年)に1例、平成29年(2017年)に2例)の発生が報告されています。(北海道の一部地域ににおいてダニ媒介脳炎ウイルスが分布していることが明らかにされています。)
 
 ウイルスを保有するマダニに刺咬されることによって感染します。(逆に言えば、ウイルスを保有したマダニがいない地域では感染がおきません。)また、感染した山羊や羊等の未殺菌の乳を飲んで感染することもあるとされています。
 通常、人から人に直接感染することはありません。
 なお、一般的に、マダニは、沢に沿った斜面や森林の笹原、牧草地などに生息し、家の中や人の管理の行き届いた場所にはほとんど生息していません。
 
 潜伏期間は、通常7~14日。「中央ヨーロッパ型脳炎」「ロシア春夏脳炎」などいくつかの種類があります。
 ロシア春夏脳炎では、高度の頭痛、発熱、悪心などの後、髄膜脳炎に進行し、発症した場合、致死率は20%といわれており、回復しても数割の方で神経学的後遺症が残るとされています。

 予防としては、病原体を保有するマダニに咬まれないようにすることが最も重要です。
 草の茂ったようなマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用すること。(サンダルのような肌を露出するようなものは履かない。)
 忌避剤(虫除けスプレー等)を長袖、長ズボンの上から吹きかけるのも、予防効果が上がります。

 さらに、野外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認すること、マダニの咬着が認められた場合は、皮膚科などでマダニの頭部が残らないように丁寧に除去してもらうことも重要です。
 
 また、世界では、ダニ媒介脳炎の患者は、毎年、6,000人以上発生し、多い年には1万人前後発生しています。中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパの多くの国々で流行しています。なお、平成13年(2001年)に、オーストリアに滞在した日本人が滞在中に田舎で感染してお亡くなりになった事例も報告されています。
 ダニ媒介脳炎の流行国では、マダニが生息する森林地帯に入るなど、感染する危険性のある方に対して、不活化ワクチン(我が国では未承認)の接種が行われることもあります。日本から流行地に行って野外活動を予定されている場合は、全国の検疫所で渡航前の健康相談を行っておりますので、ご利用ください。また、帰国時に発熱などの症状がある場合は、検疫所の検疫官にご相談ください。


 ダニ媒介脳炎について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000133077.html


 ダニ媒介脳炎に関するQ&A (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/mite_encephalitis.html



 ダニ媒介感染症に係る注意喚起について(2017年08月08日事務連絡)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000174219.pdf
(患者情報が掲載された札幌市のプレス記事も含んでいます。)

最新週報(pdf版)は「感染症情報センター週報」ページからダウンロードできます。

最新の奈良県感染症情報(感染症情報センター)

 詳しくは週報をご覧下さい

❖定点把握感染症報告状況(定点当たりの患者報告数の上位5疾患)❖
◆平成30年 第2週◆

順位

疾患名

奈良県

定点当たり

(前週)

1

インフルエンザ

22.46

(12.57)

2

感染性胃腸炎

4.32

(3.62)

3

A群溶連菌咽頭炎

0.82

(1.00)

4

RSウイルス感染症

0.76

(1.47)

5

水痘

0.50

(0.44)

 

発生状況

:

大流行

 

流行

 

やや流行

 

少し流行

 

散発

(疾患毎に、基準値を定めています。)

❖県内概況❖
 インフルエンザが更に増加しています。全ての年齢層から報告がありますが、小児では4~6歳、成人では40~59歳の報告が多い状況です。小児科外来情報にもあるように、A型とB型のウイルスが混合して流行しているようですので、一度感染しても違う型のウイルスに再度感染することがあります。B型は、A型より軽症であることが多く、インフルエンザと気づかず周りと接触し、感染を広げ、流行が続くことが多いです。体調不良を感じたら、無理せず、早めに医療機関に受診し、医師の指示を守りましょう。
 例年、ノロウイルスが流行する年末に患者が増加する感染性胃腸炎については、昨年末は例年ほど患者の増加はありませんでしたが、これから春に向けては、乳幼児のロタウイルスによる感染性胃腸炎が流行し始めます。すべての感染症に有効な予防方法は「手洗い」です。こまめに、正しい手洗いを心がけましょう。

警報・注意報等について

  

インフルエンザ速報値(第2週)

インフルエンザ速報値

 学級閉鎖等施設数については、厚生労働省ホームページ《インフルエンザに関する報道発表資料》をご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html 

2016年から2017年のインフルエンザ

インフルエンザ1.0以上

  

お問い合わせ

奈良県感染症情報センター  (奈良県保健研究センター内)

〒633-0062 桜井市粟殿1000
電話番号 0744-47-3183