風しんの届出について

 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)の一部改正及び風しんに関する特定感染症予防指針が改正され、風しんの届出に関して変更がありました。
 平成30年1月1日から適用されています。

 風しんと診断した医師は、直ちに 患者の氏名、住所等を届出していただくことになりました。
(従前は7日以内でしたが、本改正から直ちに届出が必要となります。)

 届出基準の「(2)臨床的特徴」及び「(4) 届出のために必要な要件」の表現が一部変更されています。

 風しんに関する特定感染症予防指針の改正により、全例に遺伝子検査が必要となりましたので、臨床診断をした時点でまず臨床診断例として届出を行うとともに、血清IgM抗体検査等の血清抗体価の測定の実施と、地方衛生研究所でのウイルス遺伝子検査等の実施のための検体の提出をお願いします。
*遺伝子検査等の実施のための検体:咽頭ぬぐい液、血液(抗凝固剤入り)、尿の3点

 臨床症状とこれらの検査結果を総合的に勘案した結果、風しんと判断された場合は、風しん(検査診断例)への届出の変更を求めることとし、風しんでないと診断された場合は、届出を取り下げることを求めることとされています。


◆厚生労働省 届出基準 《風しん》
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-14-02.html


◆風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000186690.pdf


◆感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第12 条第1項及び第14 条第2項に基づく届出の基準等について(一部改正)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000189984.pdf


◆感染症法における感染症の分類(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000190206.pdf




《参考》
・直ちに届出が必要
 1類感染症~4類感染症の全て
 5類感染症のうち、侵襲性髄膜炎菌感染症、麻しん、風しん

・7日以内に届出が必要
 5類感染症のうち、上記3疾患を除く、全数把握対象疾患

・次の月曜
 インフルエンザ
 小児科定点医療機関対象疾患
 眼科定点医療機関対象疾患
 基幹定点医療機関対象疾患のうち、感染性胃腸炎(ロタウイルス)、クラミジア肺炎、細菌性髄膜炎、マイコプラズマ肺炎、無菌性髄膜炎


・翌月初日
 性感染症定点医療機関
 基幹定点医療機関対象疾患のうち、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性緑膿菌感染症

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html


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❖定点把握感染症報告状況(定点当たりの患者報告数の上位5疾患)❖
◆平成30年 第24週◆

順位 疾患名 奈良県
定点当たり (前週)
1 感染性胃腸炎 7.56 (7.47)
2 A群溶連菌咽頭炎 2.56 (2.82)
3 咽頭結膜熱 0.74 (0.88)
3 ヘルパンギーナ 0.74 (0.21)
5 水痘 0.71 (0.26)

発生状況

:

大流行

流行

やや流行

少し流行

散発

(疾患毎に、基準値を定めています。)

❖県内概況❖

ヘルパンギーナの報告が増加しています。特に中和保健所管内東部地域からの報告が多い状況です。1、2歳の報告が多くなっています。高熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の潰瘍を特徴とした急性ウイルス性感染症です。乳幼児は口腔内の痛みから、水も飲めなくなり脱水症状を呈することもあるので注意が必要です。

感染性胃腸炎の報告が、中和保健所管内西部地域で大きく増えています。調理を行う前、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換等を行った後はしっかりと手を洗いましょう。

すべての感染症に有効な予防方法は「手洗い」です。こまめに正しい手洗いを心がけましょう。

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